out of curiosity #3

ブログを始めて14年目。
カメラを抱えて世界中の山に出没したい~!

三俣山荘を訪ねる #6 ~鏡平山荘から新穂高温泉へ下山~

2024-08-23 14:57:15 | 山登り in 他エリア
2024年8月8日(木)
鏡池から槍ヶ岳~穂高連峰を望む (4:42)
 
 北アルプス最深部方面を歩いたこの山行もいよいよ最終日。 弓折乗越を越え鏡平山荘まで下って来ているので、もう北アルプス最深部という雰囲気はないのだが、家に戻るまで気を引き締めて。
 最終日は天気も良く、鏡池からはクリアな槍ヶ岳~穂高連峰を望むことができた。 ただ夜明け前に空が焼けることもなかった。
 
5:00  朝食
美味しく朝食を頂きながら窓から外を見ると、この時間に樅沢岳辺りにかかった雲がきれいな桃色に染まっていた。
ありゃりゃ。 こんなもんだ。
 
5:15
ご飯を食べ終えて山荘前から一枚。 もう桃色ではないけど。
右の方に一応槍ヶ岳が写っている。
 
 支度を整え、6:00ごろ山荘を出発。
最終日も鏡平山荘さんの強力乾燥室で、すっかり乾いた衣類で出かけられるのはありがたい。 
 
熊の踊り場ではサラシナショウマが見られた。
快調に下っていると団体さんを追い越してしまったりして、
その後立ち止まるのも申し訳ないのでどんどん下ってしまった。
 
シシウドヶ原辺りから (6:31)
この日も笠ヶ岳方面は雲の中
 
イタドリヶ原辺りからの眺め (6:46)
 
秩父沢に近づくと、焼岳が見えてきた (7:01)
 
そして秩父沢  (7:21)
下りもここで休憩。 手持ちのペットボトル全てに新鮮な水を汲んでお持ち帰り。
家に帰ってもしばらくは秩父沢のお水でコーヒーを飲む♪
 
きれいだったなぁ~。
 
また行きたいなぁ~、と何度も振り返りながら。
 
小池新道入口まで下山してきた。 林道の橋から一枚。(8:06)
一番奥、右のピークが弓折岳らしい。 ということはそこから右に下がった所が弓折乗越。
空も青く本当に名残惜しいが、家も恋しくなってきてどんどん進む。
 
オカトラノオがたくさん咲いていた。
左俣林道がやっぱり長い。
 
わさび平小屋到着。 帰りも特に何も買わず休憩のみ。 (8:32)
そうめんとか美味しそうだけど、まだお昼ご飯には早いし。
わさび平小屋の向かいにはこんな沢が流れていた。
 
「あ~、暑いな~、長いな~。」と歩いていると。。。
 
ヘリコプターが降りてきた!
朝から何度も山へ往復しているのを見ていたが、ここから物資を運んでいたのか。
ご苦労様です!!
 
ようやく新穂高温泉に到着。 (9:45)
駐車場へまっすぐ行かず、帰路は左岸、「新穂高ロープウェイ」の方へやって来た。
本当はコーヒーとかソフトクリームとかないかな、と思っての寄り道だったが、
建物の外はこんなにさっぱりしていてスタンドや出店などはない。
建物の中ならあったもよう。 お預けだ~。
 
という事で、ここからさらに歩き 10:02 無事マイカーに到着。 ホッとした~。
新穂高温泉(駐車場)⇔鏡平山荘
往路 6:42
復路 4:10
 
その後喜び勇んで温泉へ!
ロープウェイから戻る途中、駐車場に車がほぼいなかったので空いていると思い寄った。
食堂やお休みどころなどもありお湯もとても良かった!
私が入った時には2人くらいしか先客がおらず快適だったが、露天風呂から戻ると内湯の洗い場には
身体を洗いたい人が行列していた! ちょっとこじんまりした良い雰囲気のお風呂なので。
その時間には食堂にも人がいっぱいだった。
 
結局コーヒー、ソフトクリームは平湯のバスターミナルにある「アルプス街道平湯」まで我慢。
コンビニないし、車でサッと入れそうな所もなかったので。
ソフトクリームはパイナップルソフト。 外に出てきたらすぐに溶ける~。
 
お昼ご飯は往きにも寄った松本市の「風穴の里」
ここ、風穴が見れたり、お蕎麦も美味しいし、お勧め!
 
さらに松本市波田はスイカの産地なので、スイカ1玉をお土産に買ってきた!
スイカを丸々買うなんて、何年ぶり? お姉さんがポンポンッとして選んでくれた。w
燕岳の合戦小屋でも提供される波田のスイカ、本当に甘くて美味しかった~!!
 
 念願かなって訪れてきた北アルプス最深部方面。 水晶岳まで登りたかった、雲ノ平も行ってみたい、と思う所は色々あるが、何より無事行って戻ることができて良かった。
 計画をたて、最低3泊4日は必要となり、4日間ずっと晴れそうな期間を探っていたが、それより大変だったのは4日間希望通りの山荘を予約する事。 まずは三俣山荘を訪れたかったのでそこが基準となるのだが、前後の山荘をどう予約できるのか。 今回は1日目、3日目に鏡平山荘が予約出来、それはそれで良かったこともたくさんあるのだが、もし3日目に双六小屋が予約出来たら、2日目に水晶小屋が予約出来たら、などなど。。。
 天候も本当に直前まで雨の中を歩くこと覚悟で、もしくは予約をすべてキャンセルすることも考えていたが、偶然にも出発前日辺りから良い方向に転じ、結局のところ自分が歩いている間は一度も雨に当たらなかった。 最近よく出ているクマを見ることもなく、ライチョウには会えた。 前にも書いたが、少し歩き足りないこともあったが、おかげで充分休むことができ快調に過ごすことができた。 今回の山行中一度も鎮痛剤を飲まなかった。 実はこんなことは初めてだ。 YAMAPのお知らせなどを見ていると「疲労により行動不能」などの遭難事例をよく見かけるが、やっぱりそれは避けたい。
 
 行くには行ったが、そこが自分にとってどんなに遠い所かもよくわかった。 行けばそこから見えるあちらの山からこちらの山まで、皆行ってみたくなってしまう。 今回のように日にちをかければどこまででも行けそうだが、そこまで自由な時間があるわけではない。 体力も足りないだろう。 日頃家では当たり前にできる事ができない環境に居続ける気力を維持することも案外大変だと今回感じた。 けれど、その様なことを何とかして、また行きたいなぁ。 でも行けるのはまた来年だなぁ、などと性懲りもなく思っている。 おしまい。
 
コメント (2)
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