out of curiosity #3

ブログを始めて14年目。
カメラを抱えて世界中の山に出没したい~!

蛭ヶ岳から丹沢山をつなぐ #1

2019-04-06 13:47:22 | 山登り in 神奈川県
2019年4月3日(水)
蛭ヶ岳山頂からの夕日
 
3月下旬から仕事は春休みに入りましたが、いろいろ重なりなかなか山に行けませんでした。 せっかくの長期休みですから普段やりにくいことをやっておきたいとき。 泊りがけで遠くに行くことも考えましたが、この時期やっておきたいことが丹沢主脈縦走でした。
とは言っても普段車で移動する私には丹沢主脈を北から南へ歩き抜けることは考えづらく、2回に分けたらどうか、ということ。2016年2月26日~27日、大倉~鍋割山~塔ノ岳~丹沢山を歩いているので、青根~蛭ヶ岳~丹沢山を歩けば丹沢主脈縦走になるな、という計画。 しかし、よくよく見ると丹沢主脈縦走とは「焼山~蛭ヶ岳~丹沢山~塔ノ岳」のルートになっている。 そうか~。 青根からでは主脈縦走にはならないのかぁ~。(;^ω^) まぁ、それでも、蛭ヶ岳~丹沢山は昨年1月にトライしましたが成しえることができなかったところを、今回は完遂することができました。 今回はこれで良しとしましょう。w 機会があれば焼山~姫次~袖平山の東海自然歩道を歩くのも良いかもしれません。 
 
青根バス停からの登山道途中、ゲート手前にある駐車場からのスタート。 ここは4台しか停められず、この下にも少し停められるスペースはあるのですが、せいぜい計8台程度なので、6時半着を予定していましたが、青根付近の国道が土砂崩れによる通行止め、また駐車場までの林道で迷ったりして到着が7時過ぎ。 ぎりぎり最後の一台で停められたのはラッキーでした。
 
歩き始めが7:20頃。 まずは林道歩き。
 
20分程歩いたところで 八丁坂コースへ。
 
ミヤマシキミ
今までヒルが怖かった丹沢界隈は真冬にしか登ったことが無かったのですが、今回まだ大丈夫だろうとこの時期に登ってみました。
 
春のお花を見ながらの丹沢は初めてです。
本当はもっとスミレなども見られるかと思っていましたが。。。
 
やはり登山道に雪が見え始めました。
 
モノレール地点に到達は 9:00頃。
今回登りの調子はいまいちだったのですが、時間的な感覚は2回目のせいかこんなものか、と言う感じ。
 
積雪は5センチくらいでしたが、八丁坂ノ頭まではずっと雪を踏んで歩いていました。
 
八丁坂ノ頭合流が 9:50ごろ。 だいたいCT通りで良かった。
今回は丹沢山まで行くことが目的なので、体力温存のため三脚や替えのレンズは持って行きませんでした。
写真奥の白い山々。 右端が蛭ヶ岳、左端が丹沢山かな?
 
東海自然歩道最高標高地点(1,433m)に到着。
この日は昼以降曇り予報だったのでどうかと思いましたが。。。
奥に富士山見えてますね~!
 
そして姫次へ! ここは日当たりが良いせいか雪が全くありません。
この景色を眺めたらここで帰っても良いくらい。w
駐車場からここまで3時間ほどですから、ほんとうにそう思ってしまうのです。
 
10:20 姫次 
良いお天気で最高です! 富士山の左手前に高いのは檜洞丸。
 
そして、さらに左に目を向ければ目指す蛭ヶ岳。
ここからでも山荘が見えるので、本当に近く感じるのですがなかなか。
 
眺めの良い所でおやつ休憩。 本日のおやつは桜の最中。
餡がほんのり桜味で求肥入り。 おいしぃ~!
 
そして蛭ヶ岳に向けここからがまた大変。
姫次の後はいったん激下り。 それを過ぎると上のように割と平坦な所が続き、
さらにゆるゆると登り1時間半ほど。
 
そして最後の激登り開始です。
 
雲は多いながらも、幸い遠くの山々は良く見えています。
 
ひぃぃ~。 登れど登れど。w でもあそこが頂上だ!
 
おぉ~、あそこで切れるか!?
 
まだまだだぁ~。w でも山荘が見える!
 
そして、と~ちゃ~くっ!!(13:31)
脚が重く、痛くなり、歩き続けることができず何度も立ち止まりながらでしたが、
到着することができました~! まだ富士山も見えている~!
 
主脈縦走路の眺め! 明日は左奥丹沢山まで行くぞ~!
右の方の一番高いピークが塔ノ岳。
相模湾はぼんやりだけど、明日は見えるかな。
 
改めまして山頂です。
この後この広いベンチでザックを枕にグッタリお休みタイム。
気持ち良かった~。 そしてお昼ご飯を頂きました。
その間数人が行き来しましたが、蛭ヶ岳往復の人や、一日で縦走の人たち。
私はもう一歩も動きたくない。w
 
ゆっくり休憩して余裕ができてから山頂をぐるりと歩き回る。
都心方面は霞の中。 筑波山も見えない。
 
そしてもう一度ゆっくり富士山と流れる雲を眺める。
まだ14:15ですから、急ぐことはない。
 
14:30過ぎ、蛭ヶ岳山荘にチェックインしました。
前回は 1/6(土)に宿泊の為、超満員でお布団ひとつに2人で寝ましたが、この日はら~くらく。 事前に電話でも混み具合を確認していたので、安心の予約。 女性2人x2組とわたしが上のスペースに。 さらに私の後方におじいちゃんとお孫さん(小6男子)の7名のみ。 いやぁ~、春休みばんざ~い!
あとから管理人さんに伺いましたが、「布団ひとつに2人」はめったにない、とのこと。 また、予約時に混雑状況を聞いて「混んでいたら辞める、は全くOKですよ」と。 わたし結構気を使って聞きにくかったんですよね~。
 
前回夕飯はおでんでしたが、この日はカレーライス! やった~! 「蛭ヶ岳で昼カレー始めました」は知ってましたが、夜にいただけるとは! 美味しかった~!! また、夕飯は 18:00 予定でしたが、この日の日没も 18:00ごろ。 この日の管理人さん、樋詰さんは「夕日を見終わってから夕食にくればいいよ。」とおっしゃってくれましたが、結局のところ4時過ぎにはみんな山荘の中でゆっくりしていたので、「5時から食べちゃう?」ということになりました。 話の分かる良い管理人さんだ~! そしてこの二日間、樋詰さんはとても楽しく、一緒に宿泊した皆さんもとても良い人たちで、たくさんお話して、楽しく快適に過ごせました! いやぁ~、本当に良かった!
 
18:02
夕日は塩見岳に沈みました。
 
樋詰さんが「三脚使う?」と貸してくださったのです。
なんとありがたい!
 
なので、夜景も撮りました。(相模湾方面)
 
昨年ほどクリアではないけど、うれしいなぁ。(宮ケ瀬湖方面)
 
そして星空も。
 早めに休んで翌日に備えるつもりでしたが、
みんなのおしゃべりは就寝時刻を過ぎても止まらず。w
本当に楽しいひとときでした。
 
 
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表丹沢県民の森から #2

2019-01-13 20:15:24 | 山登り in 神奈川県

2019年1月8日(火)
塔ノ岳山頂より富士山を望む



鍋割山を出発したのが 10:15。
鍋割山の向こうの富士山を振り返りながら進みます、が。

鍋割山⇔塔ノ岳のCTは往路85分。 復路75分。
休憩なしで歩いた場合、塔ノ岳に戻れるのは 12:55。


富士山の手前に鍋割山。

普段CTより速く歩けることは少ないし、この日はそれ程調子良いわけでもない。


途中でもどっても良いかな、と思いながら進みました。


景色も眺めながら。 それでもお花や霧氷など時間のかかる被写体もないので、
とりあえずなるべく止まらないよう、トレーニングのつもりで歩きました。


小丸山の先の分岐点でお腹も空いたので座って休憩。
あとでうどんを食べるかもしれないので、軽く食べて進む。


アセビの緑がきれいな斜面の向こうに蛭ヶ岳。
金冷しを越えると塔ノ岳山頂までは30分。 長く感じる。


最後の階段も止まりながら、振り返りながら。
でもやっぱり来ちゃいました。


そしてようやく塔ノ岳山頂にと~ちゃ~く!(11:50)
途中で休んだし、疲れも出てきたのでCTからは10分遅れです。


けど、せっかく塔ノ岳山頂まで来たのですから、
撮影して、ゆっくりして下山しますよ~。
こちら昨年10月に登った三ノ塔方面、表尾根。
奥に大山。 その向こうに江の島も見えます。


大山の左方、厚木の方の街でしょうか。


そして富士山。


塔ノ岳山頂は少し風があり、上着を着ないと寒い程でした。
尊仏山荘でトイレを借りて、鍋割山に戻りました。

復路も鍋焼きうどんを目指して、なるべく止まらないよう、13:30前には到着したいという気持ちで歩きました。
が、到着したのは 13:35くらい。 鍋焼きうどんは終了していました~。
なので、鍋割山ではコーヒーを入れておやつを食べ、下山しました。


 表丹沢県民の森駐車場に着いたのは 15:46。 16時前に到着できたことはまずまずですが、昨年大倉から周回した時と比べると、印象としては表丹沢県民の森から歩いても「ものすごく楽」ということは決してないと感じました。 表丹沢県民の森からは 距離 14.75km、蓄積標高上り 1,045m、大倉からは距離 17.78km、蓄積標高上り 1,208m ともちろん大倉からの方が大変そうなのですが、やはり前者は復路もアップダウンがあるからかなぁ。 どちらにせよ、私にとって塔ノ岳まで行くのは大変、ということなのでしょう。


帰りの日帰り入浴は「湯花楽」
こちら天然温泉ではないのですが、アクセスが良く駐車場にも入りやすいので行ってしまいます。
この日は何とレディースデーで500円でした!
夕飯には鍋焼きうどん、680円だったかな?w 海老サクサクで美味しかった~!



そしてこの日の収穫! 丹沢のスタンプラリーは「丹沢8座」「しっかり丹沢ハイク」の2種類。
両方ともスタンプゲットです!


さらに、「山グルメ」というラリーもあり、同じ鍋割山でもデザインが違います。
この日は鍋焼きうどんはいただいていませんが、スタンプはいただきました~!


 表丹沢県民の森駐車場の場所もわかったし、塔ノ岳にも行けたし、富士山も南アルプスも見え、スタンプもゲットできたので、充実した一日でした~!!

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表丹沢県民の森から #1

2019-01-13 08:51:13 | 山登り in 神奈川県

2018年1月8日(火)
鍋割山より望む富士山 右の方に赤石岳、悪沢岳も


 連日天気が良い中、9日からの仕事を前にもうひと山ふた山登りたいなぁ、と思っていました。 鍋割山の鍋焼きうどんも食べたいなぁ、と思っていましたが、せっかく行くなら塔ノ岳にも足を延ばしたい。 けど、この日の短い時期に塔ノ岳まで行くことは私には無理、と思ったのですが。
 大倉からでなく、表丹沢県民の森駐車場から行けば間に合うかな? まぁ、間に合わなければ鍋割山でゆっくり鍋焼きうどんを食べて下山すれば良いわけで。 せっかくお天気が良さげですから行きましょう~。
 

表丹沢県民の森駐車場は、土・日曜日では停められる感じではないし、
月曜日でも厳しいかも、と言う気がしていました。
この日はお正月明けの水曜日ですし、きっと大丈夫と思い到着すると3台目。 やったぁ~。(*^^)v


7時出発予定が 7:20ごろ。 以前大倉から鍋割山~塔ノ岳~大倉尾根下山の時は7時ちょっと前には出発していたので、
このくらいの遅れは大丈夫かなぁ~、と思いつつ、この場所についたのが 7:31。
おぉ~。すばらしく早い! 大倉から登ればここまで40分程はかかる。


二俣 7:39。
CTより早く歩けるわけはないのだが、塔ノ岳まで往復しようと思ったら、
せめてCT通りには歩かないと厳しい。


お天気は青空は広がっているけど、雲も随分見える。
あっという間に真っ白、になる感じもする。
一応予報では晴れ、時間帯によっては「晴天」も着いていたのだけど。


歩荷ポイント到着。
この日も小さなボトル1本を持ってみる。

この後、後沢乗越までだんだんと急登になってきます。
この日はあまり調子が良い感じではなく、
例年通りお正月の体重増加をひしひしと感じていました。


後沢乗越到着が 8:36。 そこからがまた更に急登続き。
箱根方面の空は白っぽく霞んでいたので、富士山は見えないかなぁ、と思っていましたが、


あら!? 見えるみたい!(*^_^*)


海は輝いていますが、広がる薄雲でやんわり。


アセビがたくさんのツボミを付けていました。


あれが山頂?、というピークを3回くらい越え、w
まだかなぁ~、と思っていると、


富士山がきれいに見えました! がんばるぞぉ~!


そして鍋割山さんちょう~! 9:55
山荘はまだ閉まっていますが、営業はするようです。


10時には開くかな、と思い先に撮影。
富士山背後は薄雲で白くなってしまいましたが、
富士山右方には赤石岳、悪沢岳、御正体山をはさんで更に右には間ノ岳~北岳が白く見えました。


奥に白く見えるのが北岳。


もう少し右には蛭ヶ岳。


更に右方。 右端が塔ノ岳だと思うのですが。



 写真下2枚は既に鍋割山山頂から塔ノ岳方面に向かったところから撮っています。 鍋割山で写真を撮っていると近くにいた方が「鍋焼きうどんは 10:30からだそうですよ。」と教えてくれたので、それを待つことなく塔ノ岳に向かったのです。 15分くらい待って食べても良かったのですが、この日はそれより塔ノ岳に向かいたかった。

 前回大倉から二俣経由で登り鍋焼きうどんを食べ、塔ノ岳にも登り、下山は大倉尾根をひたすら下るだけで、距離は長くても 16:30ごろには下山できていました。 今回は距離は短いものの、帰りに登り返しがあります。 それでどのくらいの時間で下山できるのか。 鍋焼きうどんを食べる時間はあるのか、を知りたかったのですが、とにかく登れるうちに登ろう。 うどんは帰りに時間があれば食べればいい、と思っていました。
 さて、塔ノ岳にはたどり着けるでしょうか。 日没前に下山できるでしょうか。
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秋の丹沢表尾根 #2

2018-11-03 21:37:13 | 山登り in 神奈川県

2018年10月29日(月)
塔ノ岳から望む富士山



順調に新大日まで登ってきました。 時間は11時ごろ。
登山計画書を作った時にはここで12時くらいの予定でしたが、1時間も早い!
いつものようにCTより少し多めに時間をとって、ちゃんと計算したのですが。
ここから塔ノ岳へのCTは40分ですから、これはもう行きます!


木ノ又小屋。 烏尾山荘もこちらも基本、通年週末営業だそうです。


それ程アップダウンの無い稜線を気持ちよく歩き、あとは最後の登りをがんばるだけ!


到着しました~! 塔ノ岳山頂。 1,491m。(12:56)
なんだかこの日は本当に気持ちよく、調子よく登ることができました!


初丹沢表尾根踏破記念!


予報では10m以上の風が吹きそうでしたが、山頂でもそれ程風はありませんでした。
紅葉はそれ程豪華には見られませんでしたが、きれいな斜面も見られました


富士山右方には南アルプスの山々も。


蛭ヶ岳方面。
丹沢主脈(焼山登山口~蛭ヶ岳~丹沢山~大倉)を一日で歩く人もいるわけですけどね。


真鶴半島、伊豆半島方面。


そして歩いてきた表尾根。


早目に下山しようと思っていましたが、景色を眺め、撮影して、お昼ご飯を食べて、
やはり一時間くらい滞在してしまいました。
思った以上に暑かったため、お水が心配だったので尊仏山荘で500ml を一本購入しました。


下山します。 あちこちで色々な種類の赤い実を見ました。
これは何の実だろう。


どんどん下りますが、登り返しもあるので最後まで気が抜けません。
三ノ塔の上り返しで力尽きたらどうしよう、と少し心配です。


行者ヶ岳への下りです。
この先に岩場、鎖場の登り。


無事行者ヶ岳を越し、三ノ塔への上り返し。


途中で振り返る。 きれいな稜線だ。


三ノ塔山頂到着が 15:16。 一時間強で菩提峠に下山できるはずなので、おやつタイム。
虎屋さんの期間限定栗蒸羊羹はお高いですが本当に美味しい!!


近くなった海を眺め、無事に日没前に駐車場に到着できました。


ヤビツ峠から下る途中、日の入りには間に合いませんが空がとてもきれいな色だったので、
菜の花台展望台に寄ってみました。


右上のピークは塔ノ岳です。


空の色がどんどんと紅みを増してきましたが、風が強く寒くなってきたのでこの辺で終了。


とても良い一日でした。


 丹沢の菩提峠駐車場の偵察だけでも、登れるところまで、と言う気持ちでしたが、思いもよらず身体の調子が良く、こんなに軽やかに登れる日もあるのだな、と自分でも驚いた一日でした。 年に何度かはこんな日があるのかもしれません。 身体の周期や、温度や湿度や、そんなものがうまく調和していたのかもしれません。
 とにかく登っていても足や腰が痛くなることなく、息もあがらず、どんどん登りたい、と言う気持ち。 時折吹く風がさわやかで、両手を広げて風を受けるとそれだけで幸せな気持ちになるような、そんな一日でした。
 最近なかなかこんな風に調子の良いことがないのですが、日頃から健康に気を付け、なるべく長く山に登りたいなぁ、と感じた一日でした。

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秋の丹沢表尾根 #1

2018-11-03 00:25:29 | 山登り in 神奈川県

2018年10月29日(月)
三ノ塔より望む富士山と丹沢表尾根

 この週も月曜のみ出かけられることとなりました。 天気も良いし気力もあったので多めに歩ける山を選択。 せっかくの平日ですから休日では駐車場確保が難しい場所と考え、丹沢の菩提峠へ。 以前からヤビツ峠から登る丹沢表尾根に興味を持っていました。 登るなら塔ノ岳まで行きたい所ですが。。。このコース見るからにアップダウンが激しそう。 けれどダメなら引き返すキリの良いピークもたくさんあるということで、眺めも良さそう。
 あまり早く起きられそうもないので、本当に駐車場に停められるかどうかもわからず、ダメなら大山にでもという気持ちで向かいました。 暖かい時期はヒルが怖い丹沢なので、葉っぱがある時期のこちらは初めてです。 どうなることか。


トイレがない菩提峠の駐車場(765m)ですが、スマホの電波も届かず(正面には大山の鉄塔がたくさん見えるのにw)到着するや否やアタフタ。w
トイレはヤビツ峠の駐車場ですませてきました。
駐車場の先行車は2台程度で余裕で停められましたが、7時半ごろの歩き始めはそれ程早くありません。


写真は夕方帰着時のものですが、道路から駐車場に入って来て右側に見える上のゲートが表尾根への登山口です。
国土地理院地図ではこの駐車場から二方向に登山道が伸びていますが、ひとつがこのゲートの先へ向かう物。
もう一つは電柱の左、ススキの中に白い棒が見えますが、この辺から登ってゆくもの。
私は帰りに後者を下山してきましたが、台風のせいかとても荒れており、ピストンでも両方前者を使うことをお勧めします。


ゲートの方から進む登山道は道標も各所に立てられ、<表尾根 No.2>と書かれた黄色の案内もあり安心です。
この黄色の案内板は鍋割山や大倉尾根にも見られる、丹沢共通の案内板です。


まずは二ノ塔を目指して登ります。 出だしから急登が続きます。
が、標高が上がると相模湾が陽の光で輝いていました。
快晴、放射冷却で寒く、空気が澄んでいるかと思いましたが、
既に陽射しは暑く、遠くの景色は霞み始めていました。


まだあちこちにリンドウが花盛りです。


この菊系の花もいっぱい。


暑さに汗をかきながら二ノ塔に到着。(1,144m)
もっと寒いかと思っていたのですが、見当違い。 ただ、予報に反して風が無いのは良かった。
それまであまり見晴らしがよくなかったので、二ノ塔では富士山方面の展望がパッと開けるかと思いきや、
木々の高さに遮られ、あまり見晴らしが良くない。
ここはあまり休まず、水分補給をして三ノ塔に向かいました。


三ノ塔への稜線は途中見晴らしも良くなり、期待をもって三ノ塔へ。(1,205m)
遮るものが何もない、広々とした三ノ塔の山頂は見晴らしも良く、とても気持ちが良いです!
上に見える建物は「休憩所」となっています。 トイレはありません。


一番上の写真が三ノ塔山頂から見える富士山と塔ノ岳でしたが、この写真では目の前に塔ノ岳から延びる大倉尾根が見えます。
以前そちらから見た、大きく飛び出した三ノ塔の風景を思い出し、とうとうこちら側に来たなぁ~、と感慨にふけっておりました。

が、ここに来て、計画していた時間より随分早く到着していることに気づきました。
体調がとても良いことは感じていましたが、それよりCTがじゃっかん甘いのかな?
気力も体力もまだまだあるので、新大日くらいまでは行ってみたいなぁ、
新大日までいったら塔ノ岳は目の前だから、撤退するのはもったいないなぁ、など考え始めていました。

それでも新大日までには三の塔の激下り、行者ヶ岳付近の岩場、鎖場もあります。
帰りの登り返しもあるので、ここは時間と体力との相談で、無理せず行こうと思いました。


三ノ塔激下り手前には可愛いお地蔵様。
転げ落ちませんように、と手を合わせる。


下った先には烏尾山。 右奥高いのが塔ノ岳。
近そうに見えますが、なかなか。。。


大きなフジアザミはほとんどが綿毛になっていましたが、
これは咲いているものがたくさん。





烏尾山に到着。 肉眼では真鶴半島、伊豆半島も見えますが、写真ではぼんやり。
ここにはバイオトイレ(100円)があるので助かります。
トイレにも入ったのでそこそこゆっくりしましたから、先に進みます。


展望は素晴らしいですが、この辺から塔ノ岳の山並みに富士山が隠れ始めます。


この後行者ヶ岳に向かい岩場が多くなってきます。


そして行者ヶ岳を越えるとこの鎖場。
高さはそれ程ありませんし、足場もありますが、ほぼ垂直に下りるような鎖場です。


崩落しているような場所も随分あります。 丹沢名物の階段も多いです。
これを登ったら新大日はすぐ?


なわけはないですね。w  まだあの右上まで登ります。


眺めの良い平坦な稜線や急登を繰り返し、振り返ると、
大山、三ノ塔、そして歩いてきた山並みがきれい。
大山と三ノ塔の間には江の島も見える。


新大日がだいぶ近づきました。 そして左上に見える尊仏山荘もそれ程遠くはない。
時間も気力も足りそうな雰囲気。 でもまずは新大日へ。

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