歌野晶午著『葉桜の季節に君を想うということ』
雨でどこにも行けないので、本ばっかり読んでいます(笑)。
どんでん返しがすごい本だと紹介されて読みました。
っていうか! どんでん返しってそこ!?という驚きの本。
まず出だしが達したときのシーン。それも男性目線で。
ほんとに男性はそんなふうに思ってるの? 女性向け恋愛小説書いてる身としては
ちょっと寂しい……的な出だしで。
まあ、それはおいといて。七歳年下の後輩くんが高校生で来年大学受験って
話をするもんだから、主人公は二十五歳か、意外と若いな、というミスリードを
誘われます。
んで、お金で女性を買いまくるし、『何でもやってやろう屋』といいつつ、
ガードマンやったりパソコン教室の講師をやったりする探偵で。
んー、二十五歳にしてはちょっと……という違和感は常にあったのです。
あ、なんか、主人公の年齢に関するどんでん返し(?)がインパクトありすぎて、
肝心の内容をぜんぜん書いてなかった。
ええと、後輩くんが片想いしている女性から、悪徳商法に騙されて大金を
注ぎ込んだおじいさんが、ようやく騙されていたと気づき、弁護士を雇うぞ!と
なったところでひき逃げにあって殺された。その真相を調べてほしいと依頼される。
その合間に、過去にあった出来事を回想しつつ、悪徳商法の事務所に忍び込み、
調べていって、まあ証拠を掴むという感じなのですが、実際に警察に突き出すところまでは
いかず、恋愛物語的に最後は終わります。
愛した人が実は……的などんでん返しはわりとあると思うけど、年齢の方の
どんでん返しのインパクトが大きいのなんのって。
最後の林語堂の「人生の黄金時代は老いて行く将来にあり、過ぎ去った若年無知の時代にあるにあらず」
という言葉が、この小説の神髄なのかなと思います。
ネタバレですけど、主人公、1951年で二十歳ですって。そう来るか!!!
雨でどこにも行けないので、本ばっかり読んでいます(笑)。
どんでん返しがすごい本だと紹介されて読みました。
っていうか! どんでん返しってそこ!?という驚きの本。
まず出だしが達したときのシーン。それも男性目線で。
ほんとに男性はそんなふうに思ってるの? 女性向け恋愛小説書いてる身としては
ちょっと寂しい……的な出だしで。
まあ、それはおいといて。七歳年下の後輩くんが高校生で来年大学受験って
話をするもんだから、主人公は二十五歳か、意外と若いな、というミスリードを
誘われます。
んで、お金で女性を買いまくるし、『何でもやってやろう屋』といいつつ、
ガードマンやったりパソコン教室の講師をやったりする探偵で。
んー、二十五歳にしてはちょっと……という違和感は常にあったのです。
あ、なんか、主人公の年齢に関するどんでん返し(?)がインパクトありすぎて、
肝心の内容をぜんぜん書いてなかった。
ええと、後輩くんが片想いしている女性から、悪徳商法に騙されて大金を
注ぎ込んだおじいさんが、ようやく騙されていたと気づき、弁護士を雇うぞ!と
なったところでひき逃げにあって殺された。その真相を調べてほしいと依頼される。
その合間に、過去にあった出来事を回想しつつ、悪徳商法の事務所に忍び込み、
調べていって、まあ証拠を掴むという感じなのですが、実際に警察に突き出すところまでは
いかず、恋愛物語的に最後は終わります。
愛した人が実は……的などんでん返しはわりとあると思うけど、年齢の方の
どんでん返しのインパクトが大きいのなんのって。
最後の林語堂の「人生の黄金時代は老いて行く将来にあり、過ぎ去った若年無知の時代にあるにあらず」
という言葉が、この小説の神髄なのかなと思います。
ネタバレですけど、主人公、1951年で二十歳ですって。そう来るか!!!