ロバート・ゴダード著、加地美知子訳『悠久の窓(上)(下)』
ロバート・ゴダードなら外れがない!と思って読んだのですが……。
年老いた父が一人で暮らしている家(トレナー)を買い取りたいと大富豪から
申し出があった。大富豪は、トレナーに大昔に隠された歴史上重要なステンドグラスを
探したいのだそうだ。破格の値段だったことから、息子や娘たちは大いに乗り気に。
けれど、肝心の父が断固拒否。挙げ句に階段から落ちて死亡。
葬儀のために集まった子どもたちは、父の最新の遺言状を発見。それによると、
トレナーは会ったこともないイタリアの親戚に譲られることになっていた。
長男は腹を立ててそれを焼き捨てた。んで、三男とともにお酒を飲もうとして行った
トレナーのワインセラーで、埋められていた死体を発見。
そんなものがあればトレナーが売れないというわけで、
長男と三男で死体を処分。処分するところを誰かがビデオに撮り、それを
三男の車に置いた。頭に来た長男、父の葬儀に来た老教授と元発掘担当者が犯人ではと疑い、
二人の家に脅しに行った。で、再度行こうとするのを止めようとした三男の目の前で交通事故死。
さらに、トレナーを買い取りたいという大富豪は架空の存在で、それを証明する
本を長男の息子が持ってくる……。
(上)はこれでもか!というくらい謎が登場し、わくわくして読み進めます。
が、(下)になると、なんだかこんがらがってきました。十字軍とか
最後の審判とか……キリスト教の歴史に詳しくないので、余計にそうかも
しれません。んで、読んでいくうちにどんどん人が死んで……謎を解き明かそうとした
次男と三男はどうにか助かります。そして、秘密は秘密のままにしておかなければ……
みたいな感じで終わりました。
む? セラーの死体は鍵となる女性の父だったはずだけど、
そもそもなんで殺されたの? 三男はけっこういい年齢のはずだけど、ときどき
口調が幼いんだけど、いったい何歳? 問題なのはステンドグラスではなく、
この世の終わりを予言したという数字なのか?
と「?」が頭を渦巻くまま、読み終わってしまいました。
『千尋の闇』の方が好き。
ロバート・ゴダードなら外れがない!と思って読んだのですが……。
年老いた父が一人で暮らしている家(トレナー)を買い取りたいと大富豪から
申し出があった。大富豪は、トレナーに大昔に隠された歴史上重要なステンドグラスを
探したいのだそうだ。破格の値段だったことから、息子や娘たちは大いに乗り気に。
けれど、肝心の父が断固拒否。挙げ句に階段から落ちて死亡。
葬儀のために集まった子どもたちは、父の最新の遺言状を発見。それによると、
トレナーは会ったこともないイタリアの親戚に譲られることになっていた。
長男は腹を立ててそれを焼き捨てた。んで、三男とともにお酒を飲もうとして行った
トレナーのワインセラーで、埋められていた死体を発見。
そんなものがあればトレナーが売れないというわけで、
長男と三男で死体を処分。処分するところを誰かがビデオに撮り、それを
三男の車に置いた。頭に来た長男、父の葬儀に来た老教授と元発掘担当者が犯人ではと疑い、
二人の家に脅しに行った。で、再度行こうとするのを止めようとした三男の目の前で交通事故死。
さらに、トレナーを買い取りたいという大富豪は架空の存在で、それを証明する
本を長男の息子が持ってくる……。
(上)はこれでもか!というくらい謎が登場し、わくわくして読み進めます。
が、(下)になると、なんだかこんがらがってきました。十字軍とか
最後の審判とか……キリスト教の歴史に詳しくないので、余計にそうかも
しれません。んで、読んでいくうちにどんどん人が死んで……謎を解き明かそうとした
次男と三男はどうにか助かります。そして、秘密は秘密のままにしておかなければ……
みたいな感じで終わりました。
む? セラーの死体は鍵となる女性の父だったはずだけど、
そもそもなんで殺されたの? 三男はけっこういい年齢のはずだけど、ときどき
口調が幼いんだけど、いったい何歳? 問題なのはステンドグラスではなく、
この世の終わりを予言したという数字なのか?
と「?」が頭を渦巻くまま、読み終わってしまいました。
『千尋の闇』の方が好き。