8.『恋愛遺伝子欠乏症 特効薬は御曹司!?』

坪井亜莉沙（つぼいありさ）、24歳。トレードマークは黒髪をひっつめたお団子ヘア、
流行遅れのメガネ、体のラインが出ない地味なパンツスーツ。
見た目は絵に描いたようなお局様だけど、無理難題にもノーとは言わない頼れる社員として、
敬愛の意をこめ、陰の愛称は〝局（つぼね）さん〟。

過去のトラウマから「大阪に遠恋の彼氏がいる」と嘘をついてきたので、誰にも恋愛対象にされることなく平穏無事に暮らしていた。

ある日、亜莉沙が一人でいるオフィスに、大阪から転勤してくる〝俺様御曹司〟斉藤航（さいとうわたる）が登場する。彼は亜莉沙が嘘をついていることを見抜いたものの、嘘をついているのはモテないからだ、「恋愛遺伝子欠乏症」だからだと決めつけ、彼の形だけの恋人になるよう迫る。そうすれば「遠距離恋愛中」も本当のことになるし、彼にも都合がいい。彼が形だけの恋人を求めるのには理由があって……？


久しぶりの商業配信にかなりの感動を覚えています。
前作『恋の雨、愛を奏で』を書いてから、もう１作書いているのですが、
そちらの方で行き詰まったり、なんやかんやとあったりで、前作からずいぶんと空いてしまいました。

過去のブログでも書いていますが、この作品はベリーズ・カフェさんで公開して
いましたが、官能ガイドラインに抵触して（いろいろな思いもあり）取り下げたものです。

ベリカさんで公開中に削除した箇所も含めて全体をブラッシュアップし、
さらに短い後日談も加えておりますので、
一度読んだけどもう一度読んでみてもいいかな、とか、読んだことないので読んでみようかな、と
思われましたら、ぜひお目を通していただけますと幸いです。

いつもはイラストを描いていただくときに「○○さんのイメージで」とお伝えするのですが、
今作は楽しんで勢いで書いたため、イメージ通りの方がいらっしゃらず、
だいたいの印象を伝えて描いていただいたものです。が、本当に作中の亜莉沙と航にぴったりの
イラストに仕上げていただき、眺めながらニヤニヤしている私です。

一人でも多くの方にお楽しみいただけると嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。

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