野となれ山となれ...アホとなれ じょんのじょんなラン日記

1年近くお休みしましたが、100万PVを越えて自由気ままに書こうと思い、気の向くままに更新していきます

去年とは違う

2011-05-11 00:16:53 | トライアスロン
今週末のつるぎトレイルランニングレースだが、標高差+2700m超、距離40km、5つの山を超えていく
最低標高は1100m付近、最高標高は1700m付近、そしてレースがの終盤は膝下まで川に浸かりながらのレースになる!

ただでさえ非日常を体験出来る自然の中を満喫できるトレイルランニングレースなのにつるぎトレイルは更に非日常的なレースだ!
整備されてないトレイル、そして日本最長のスーパー林道、余りにも急斜面でロープが張られている箇所も数カ所、極め付けは沢登りときた!

これでワクワクしないと男じゃないでしょ

私にとってはたくさんの思い出や苦しみ、感動が蘇ってきます!
去年のレースではまだまだ自分の実力を過信していた経験不足のひよっ子でした

長々と回想録を語らせてもらいます

レース開始後から3位につけガンガン攻めて行き10km過ぎで藪漕ぎがきつ過ぎて転倒し右ふくらはぎを肉離れ・・・「なんとかあと6時間持ってくれ、順位はどうでもいい完走したい」そう思ったのを覚えています。

その後走り始めたものの前半のオーバーペースは取り返しがつかない、30km手前で痙攣が止まらなくなり、歩き続けました、立ち止まっては歩き、回復したら走るの繰り返し、そして始まった最後の登り標高1200mから1900mまで一気に登るのです!
「これさえ登ればあとは20kmの下りだけ!頼む脚よ持ちこたえてくれ」それを願うのみでした

ひたすら登って到達したジロウギュウは最高の青空で迎えてくれました!まるで「よくきたね」って言ってるみたいでしたよ

しかし本当の難関はこれからでした、20kmで標高差1500mを一気に駆け下りるのは、もう死にかけた脚では出来なかったのです

ラスト10kmで走ることが出来なくなりました、100回を超える痙攣ですでに脚の筋肉は数カ所肉離れを起こし、更に筋力は限界。

泣きながら歩いて「一歩一歩でいいから進もう」
たくさんのランナーに抜かれていきましたがもう迷いはない!目指すはフィニッシュライン!

ラスト5kmでついに歩けなくなりました。脹脛靭帯が炎症を起こし激痛で立っていられません、何度転んだことか分かりません、肉離れなんて比にならない痛みで・・・痛みによる吐き気で吐きながらの前進です
ルールにトレッキングポールは禁止でしたので木の枝を拾う訳にもいかずガードレールを使うなとは書いて無かったのでガードレールで体重を支えながら脚を進めました
いまだに襲ってくる痙攣に怯えながら、痛みにを食いしばりながら耐え、6時間の予定持ってきた水分はもう残り少し、もう時計は7時間を回っていました

追い抜いていくランナー達が「大丈夫ですか?」って声をかけてくれます
私は「ゴールで会いましょう」と答えて自らを奮い立たせます
気持ちの中では「待っててくれよゴールで」って思いながら

もうダメかなって思ったとき、待ちに待ったフィニッシュゲートが見えてラスト200m、走ってテープを切ろう!そう思い歩くようなスピードで走り始めました
泣きながらのフィニッシュ、そして崩れ落ち「ありがとう、ありがとうございます、苦しかった、でも楽しかった、でも帰ってこれた」地面に倒れこみ泣きながら呟いていたんですよね

極限状態の人間が最初に発した言葉が「ありがとうございます」

そんなスポーツどこにあるんんでしょう?

フルトライアスロン、トレイルランニング、ウルトラマラソン
そういった本当に過酷で、そこまでの練習も過酷で、さらには強い情熱を持ってきた人にこそくれるご褒美なのでしょうか?

その後私はトライアスロンの世界を志したのでした

ゴール後は歩くことすら出来ませんでした、移動のバスに乗り込むことも一人では出来ないくらいの状況ですが諦めるのを知らない男は何が起きても走るようです、辞めたら二度と出来なくなるのが怖くて・・・

距離60km、標高差+3700m-4500m
7時間53分 37位という成績でした

去年のレースの物語はここまでです

今年は去年忘れてきた順位を目指して走るというレースをやりたいですね!
そして歩かず走り切る!順位は10位以内それを目標に走ってきますね!

もう一度あの感動を!今年は達成感と共に!


さあリベンジだ!!去年の私とは違うんだからね!

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