詩編90編10節~17節には、人間の一生は短いゆえに、神エホバの愛ある親切をもって満ち足らせてくださるように祈る言葉が記されていました。また。また神エホバの快さが、わたしたちの上にあって、手の業を堅く立ててくださるようにも祈っていました。不完全な人間にとって神エホバの愛ある親切と祝福は絶対に必要なものであることを教えていました。今日紹介する詩編91編1節~9節の始めに、モーセは、神エホバは「わたしの避難所、わたしのとりで、わたしの依り頼む神です」と、全き信仰を表明しています(詩編91:2)。モーセは神エホバに依り頼む必要があることをどのように記しているでしょうか。詩編91編から教訓を学び、適用される方々は幸いです。
詩編91編1節~9節には次のように記されています。皆様方はみ言葉の中からどのような宝を見いだされるでしょうか。
「至高者(エホバ)の秘められた所に住む者は、
自ら全能者(エホバ)の陰に宿り場を
得ることになる。
2 わたしはエホバに申し上げよう、
「あなたはわたしの避難所、わたしのとりで、
わたしの依り頼む神です」と。
3 それは、神(エホバ)ご自身が、鳥を捕える者のわなから、
逆境を生じさせる疫病から、
あなた(モーセ)を救い出されるからだ。
4 神(エホバ)はあなた(モーセ)に近づく者を羽翼で阻み、
あなたは神(エホバ)の翼の下に避難する。
神の真実は大盾、また堡塁となる。
5 あなた(モーセ)は夜の恐るべきものも、
昼に飛んで来る矢も恐れない。
6 また、暗闇を歩む疫病も、
昼間に奪略を行う滅びおも。
7 千人がまさしくあなた(モーセ)の傍らに倒れ、
万人があなたの右手に倒れる。
あなたにそれが近づくことはない。
8 あなた(モーセ)は自分の目で見つめ、
邪悪な者たちの応報を見る。
9 それはあなた(モーセ)が、「エホバはわたしの避難所です」と
言ったからです。
あなたは至高者(エホバ)ご自身を
自分の住まいとした」(詩編91:1~9)。
上の聖句に記されている通り、至高者エホバ神と共に歩む者は、「至高者(エホバ)の陰に宿り場を得る」、つまり神エホバからの全き安全を得ることが記されています(詩編91:1)。それゆえ、モーセは神エホバが「わたしの避難所、わたしのとりで、わたしの依り頼む神」と、全き信仰を表明したのです(詩編91:2)。そのようにモーセが神エホバに全き信仰を表明を出来たのは、①「鳥を捕える者のわな」、つまり悪魔サタンの策略から救われ、加えて「逆境を生じさせる疫病」、つまり国家主義、金銭第一主義、利己主義、重税、偏見、不公正等々からも救い出されるからです(詩編91:3)。②エホバのご意志を行なわない敵対者が近づくのを「羽翼」、つまり神エホバの組織が守ってくださるからです。また神エホバの真実は大盾、また堡塁となって完全に保護されるのです(詩編91:4)。③「夜の恐るべきもの」、つまり霊的な暗闇から守られ、真理の光の道を歩ませてくださいます(詩編119:105)。さらに「昼間に飛んで来る矢」、つまり、神の王国の伝道活動などに対する言葉の攻撃、中傷、脅しなどからもエホバは保護してくださるのです(詩編91:5)。④「暗闇を歩む疫病」、とは悪魔サタンの配下にある道徳的また宗教的に病んだこの事物の体制の暗闇から、霊的な光の道に導かれます(詩編43:3)。加えて「昼間に奪略を行う滅び」、つまり、神エホバの考えではない、物質中心の生き方や「肉の業」から保護を受けます(詩編91:6.ガラテア5:19~21)。⑤邪悪な万人は倒れ、邪悪な者から保護される。そうした邪悪な者の受ける応報を見ることができる(詩編91:8)。それゆえ、堅い信仰に立つご自分の僕に対する神エホバの保証の言葉が記されていました(詩編91:9)。神エホバを避難所とし、神エホバに依り頼むことは、永続する平安と義の道になるのです(詩編91:2、箴言3:5,6.イザヤ48:17,18)。
寒波にも 友訪れし 午後のお茶 今日の一句
炬燵の上の「椿」