イエス・キリストは最後の晩餐の時に、十二人の弟子の内の一人がご自分を裏切ることを明かされました。その時、ユダ・イスカリオテが自ら、裏切るのは自分であることを明らかにしました(マタイ26:20~25)。次いでマタイの福音書は、イエスが最後の過ぎ越しの食事の時に、ご自分の死の記念式をパンと赤ぶどう酒を用い、制定された内容を記録しています。そのイエスの死の記念式はすべての人と関係すある「新しい契約」を意味するものです。
「彼ら(弟子たち)が食事を続けていると、イエスはパンを取り、祝とうを述べてからそれ(パン)を割き、弟子たちに与えて、こう言われた。「取って、食べなさい。これ(パン)はわたし(イエス)の体を表しています」。また、(赤ぶどう酒の入った)杯を取り、感謝をささげてからそれを彼ら(弟子たち)に与え、こう言われた。「あなた方はみな、それから飲みなさい。これ(赤いぶどう酒)はわたしの「契約の血」を表しており、それは、罪の許しのため、多くの人のために注ぎ出されることになっているのです。しかしあなた方に言いますが、わたしの父(エホバ)の王国であなた方と共にそれの新しいものを飲むその日まで、わたしは今後決してぶどうの木のこの産物を飲みません」。最後に、賛美を歌ってから、彼らはオリーブ山に出て行った」(マタイ26:26~30)。
上の聖句に示された、パンと赤いぶどう酒を用いた、イエスの死の記念式の制定の前に、ユダ・イスカリオテは最後の晩餐の席を去っています。イエスは11人の忠実な使徒たちと共に、全く新しい祝い、つまり死の記念式をお始めになりました。イエスはパンを取って感謝の祈りをささげ、それを割いて弟子たちに与え、「取って、食べなさい。これ(パン)はわたし(イエス)の体を表しています」と言われています。ルカの記録では、「これ(パン)は、あなた方のために与えられるわたしの体を表しています。わたしの記念としてこれを行いつづけなさい」と、書き記されています(ルカ22:19)。
11人の弟子たちがパンを食べ終えると、イエスは赤いぶどう酒の入った杯を取ります。イエスは同じく感謝の祈りを捧げられました。赤いぶどう酒の入った杯を弟子たちに回し、その杯から飲むように勧めてこう言われました。「これ(赤いぶどう酒)はわたしの「契約の血」を表しており、それは、罪の許しのため、多くの人のために注ぎ出されることになっているのです」。ルカの福音書では、「この(赤いぶどう酒の入った)杯は、わたし(イエス)の血による新しい契約を表しています。それ(贖いの死の血)はあなた方のために注ぎ出されることになっています」と、書き記されています(ルカ22:20)。
ですからこれは、実際にはイエスの贖いの死の記念式です。イエスが使徒たちに指示された通り、この式はイエスの死の記念式として、毎年二サン14日に行われるべきものです。現在イエスのご指示通りに、毎年春にイエスの死の記念式をパンとぶどう酒を用い、行っているのはエホバの証人のクリスチャンのみです。キリスト教世界は、イエスの教えから大きく離脱し、イエスの誕生日と偽ってクリスマスと称し、人々を誤導し続けています。
イエスの贖いによって流された血によって発行する新しい契約は、古い律法契約に取って代ります。新しい契約は、イエス・キリストを仲介者として当事者双方の間で結ばれます。一方の当事者は神エホバで、もう一方は霊によって生み出された、14万4,000人のクリスチャンです。この新しい契約により、罪の許しが得られるだけではなく、油注がれた14万4,000人のクリスチャンたちは、天の王なる祭司の国民を形作ることができるようになります。
池に映え 伸び伸び育つ 青すすき 今日の一句
愛媛県西予市明浜の「海水浴場」