皆様方もご自身の体及び脳がどのようにくすしく創造されているかについて得心してくださり、あらためて偉大な創造者エホバのみ業に感謝し、栄光と賛美を帰してくだされば幸いです（詩編１３９；１４～１６．啓示４：１１）。私たちの脳がくすしく創造されている証拠の中で、人間は偉大な創造者に引き寄せられる能力が備えられている、ことについて紹介させて頂きます。
しかし、次のような人たちもいらっしゃいます。つまり、美を楽しんだり、知的好奇心を満たしたり、人によいことを行なったり、将来について考え良い計画を立てたりするだけでは満足がもたらされないものを感じる人もいます。あなたは、如何でしょうか。「不思議なことに、最も幸福で、かけげのない愛情にひたる時にさえ、何かが心に欠けていると感じることがよくある。さらに何かを求めているのだが、何をさらに求めているのかが分からない自分に気付くのである」と、Ｃ・ステフェン・エバンズ教授は述べています。確かに、自己意識を持つ人間は、惑星である地球を共有している他の生き物とは異なり、何か別の必要を感じています。
「宗教心は人間の本質に深く根ざし、経済的地位や教育的背景を問わずどんな人も抱くものである」。これは、アリスター・ハーディー教授が、「人の精神的本質」（The Spirtual Nature of Man）という本に載せた研究の要約として述べた言葉です。これは様々な研究が立証して来たこと、すなわち、人間は偉大な創造者・神エホバを意識するものであるという点を裏付けています。個人的には無神論を標榜する人がいるとしても、国民がこぞってそうであるということはありません。皆様方は如何でしょうか。「神は唯一の存在か」（Is God the Only Reality?）と、いう本はこう書いています。「物事の意義の宗教的探求は・・・人類の出現以来、あらゆる文化、あらゆる年齢層に共通する経験である」。皆様方の中にも、特に宗教心が無くても、大病をされたり、極めて困難な問題や試練に直面したご経験のある方なら、ごく自然に神に助けを願い求めた経験をお持ちではないでしょうか。人間にはそのように神を求める心、つまり能力が備えられていることが分かります。
この生得的に見える、神についての意識性は、どこから来ているのしょうか。もし人間がただ核酸とタンパク質分子の偶発性の集合体にすぎないものであるなら、どうしてそれら分子の集まったものが、愛や公正や知恵や力を調和よく発揮したり、美や芸術への愛を発達させ、宗教心を抱き真の神を求め、永続性を思うようになるのでしょうか。
ジョン・エックルズ卿は、人間の存在に関する進化論的な説明には、「最も重要な点が欠けている。それは、自己意識を持つ特異な生き物としての我々個人個人の存在を説明することができない」と結論しました。特異な生き物、つまりくすしい人体をもつ人間について進化論では説明できないことを明らかにしています。偶発性の集合体が理知ある生物に変化する事実を人間は知りません。脳や思考力の働きについて学べば学ぶほど、意識ある者として、高度な道徳律を守り行う者としての人間の存在は、わたしたちのことを深く気遣う創造者エホバ神がおられる証拠である、と多くの人々が結論するようになった理由が理解しやすくなって来ます（啓示４：１１）。私たちは「神の像（かたち）」に創造されていることを、深く心に留められる方々はさいわいです（創世記１：２６，２７）。それゆえ、私たちは教えられなくても、お父さんエホバを呼び求める能力・良心が備えられているので、イエスは心をこめ、思いをこめ、力をこめ、魂をこめて神エホバを愛するように教えられました（マタイ２２：３７．ルカ１０：２７）。
「参考資料」：ものみの塔聖書冊子協会発行、「あなたのことを気づかう創造者がおられますか」の本。
夏物の 野菜少なし 道の駅 今日の一句
庭に咲いている「バラ」
