ホームセンターの花売り場に行くと、様々な花の色のダリアが売られています。ダリアの花は比較的大きく、見ごたえがあります。ダリアは約３万種あるといわれていますので、見たことのない花柄が多いに違いありません。ダリアの花期は７月～１０月ですが、ホームセンターでは４月の下旬には売り出されていました。用途は切り花、花壇、鉢植えです。花言葉は「豊かな愛情」と紹介されています。
今日は色とりどりのダリアとストロベリーキャンドルの花を紹介致します。
美しい「ダリア」
鉢植えの「ストロベリーキャンドル」
私たちは、多くの場合、自分のくすしい脳の造り付いて詳しく理解をしている訳ではありません。しかし、私たちの脳は「畏怖の念をおこさせるまでにくすしく創造されている」ことを３回にわたってお伝えさせて頂きました（詩編１３９：１４）。さらに、どのような分野で私たちの脳はくすしいのでしょうか。それは、私たちは言葉を話したり書いたりして意思を伝達する能力が備えられている、ということです。聖書の創世記１：２７節とヨハネ１：１～２節には、私たち人間は「神の像（かたち）」に創造され、その創造の業には、「言葉」というみ使いで、天にいた時にイエスが携わったことが記されています（箴言８：２２～３１も参照）。私たちの脳について理解を深めると、神エホバの比類のない愛や公正（義）や知恵や力が調和よく、用いられ、私たちが言葉を用いる能力が備えられていることに深く感謝し、神エホバに栄光と賛美を帰すことが出来るようになります（啓示４：１１）。そうした私たちが、「無比の意思伝達能力」を備えている脳について調べたいと思います。
脳の他の部位・運動野も、人間の持つくすしさ、に関与しています。前頭前皮質の後ろ側にあるのは、脳の上部を帯状に横切る運動野です。そこには、筋肉と連結する幾十億個ものニューロンがあり、ここにも、私たちは類人猿や他の動物とは大きく異ならせる特徴が秘められています。一次運動野はわたしたちに、「（１）手および親指や他の指を使って非常に器用な手作業をするためのずば抜けた能力、（２）口、唇、舌、顔の筋肉などを用いて話す能力」を得させています（Textbook of Medical Physiology).
脳の運動野があなたの言語能力にどのように作用しているかを少し考えてみましょう。運動野の半分以上は意思伝達の器官のために充てられています。この点は、人間の持つ無比の意思伝達能力を理解するのに役立ちます。手も私たちの意思を伝えるのにある程度の果たしますが（書くこと、手真似、手話など）、たいていの場合、この面でおもな役割を果たすのは口です。人間の言語力は、赤ちゃんの最初の言葉から老人の声に至るまで、議論の余地なく一つの驚異です。舌、唇、あご、のど、胸などにある合計１００ほどの筋肉が協同して、数限りない音声を作りだします。これらの私たちの造りは一見して複雑な構造には見えず、むしろシンプルな器官に見えます。次の点に注目してください。脳細胞一つで運動選手のふくらはぎにある２，０００の筋肉繊維を動かすことができます。これに対し、喉頭部のための脳細胞は、それぞれがわずか二つか三つの筋肉繊維をおもに担当しているようです。このことは、私たちの脳が、特に意思伝達のために整えられていることを暗示しています。
どんな短い言葉を発するときでも、筋肉には特殊化された一定の動きが求められます。同じ一つの言い回しでも、幾十もの別々の筋肉が瞬間的なタイミングでどの程度動くかによって意味合いが変わります。スピーチ研究の専門医であるウイリアム・Ｈ・パーキンズ氏はこう説明しています。「人間は１秒間におよそ１４の音声を発生することができる。これは、舌、唇、あご、その他の発話機構の各部を個別に動かす際にはそれをコントロールできる速さの２倍である。しかし、言葉を話すためにそのすべてを協同させると、熟練したタイピストや演奏会のピアニストの指のような動きが生じる。それら個々の動きが絶妙なタイミングで重なり合って、音の協和が織り成される」。
「お元気ですか」という簡単な質問をするのに必要な実際の情報は、脳の前頭葉の、ブローカ領域と呼ばれる部分に蓄えられています。そこが人の言語中枢であると一般に考えられています。ノーベル賞を受けた精神科学者ジョン・エックルズ卿は、「ブローカ言語領域に相当するような領域は類人猿には認められていない」と書いています。科学者は類人猿に、二、三の不十分な言語出させる以上のことは出来ない、というのが事実です。一方あなたは、複雑な言葉を操ることが出来ます。そうするためには、あなたは、幾つものその言語の文法に従って結び合わせています。ブローカ領域が言葉を話すときも書くときにも、あなたにそれが出来るようにしています。偉大な設計者がいなければ、このようなくすしい脳は出来ないのではないでしょうか。
もちろん、少なくても一つの言語を知って、その個々の単語の意味を理解していなければ、言葉を話すという偉業は行えません。これには、脳のもう一つの特別な部分、ウエルニッケ領域として知られるところが関係しています。そこでは幾十億個ものニューロンが、話されたり書かれたりした言葉の意味を識別しています。ウエルニッケ領域は、述べられていることの意味を理解し、耳で聞いたり目で読んだりしている事柄を把握できるようにしています。それによって、あなたは情報を得、分別のある受け答えが出来るのです。
あなたのよどみない話し方には、ほかにもいろいろな要素が関わっています。例えば、ただ、「こんにちは！」と言う語句にに、実に多くの事が含まれ得ることをご存知と思います。声の調子は、あなたが楽しい気分か、興奮しているか、退屈気味か、急いでいるか、いらいらしているか、悲しい気持ちか、怖がっているかを反映し、さらには、その感情の度合いをさえ示すことがあります。脳の別の領域が、言語の感情的な面を提供します。こうして、あなたが意思を伝える時には、くすしく造られた脳のいろいろの部位が瞬時に働いています。
チンパンジーに単純な意思伝達を教えようとしたデービッド・ブレマック博士は、次の結論を下しています。「人間の言葉は、普通に説明されるよりもはるかに強力なもので、進化論的な見方によっては困惑の種である」。
「考えや感情を伝達し、物事を尋ねたり返答したりする、この驚嘆すべき能力が人間に備わっているのは一体なぜなのだろうか」と思われることでしょう。「言語・言語学百科事典」（The Encyclopedia of Language and Linguistics)は、「（人間の）言葉は特別なものである」と述べ、「動物の意思伝達法の中に何か前段階的なものを探しても、言語や言葉と人間以外の生物の行動様式とを隔てる当方もないギャップを埋めるにはあまり役立たない」ことを認めています。ルートウィヒ・ケーラー教授は、この違いについて要約し、「人間の話し言葉は神秘である。それは神からの賜物、つまり一種の軌跡である」と述べています。み言葉・聖書は神エホバは天で仕えていた「言葉」という呼称のイエスを用いて人間を「神の像（かたち）」に創造されたのです（創世記１：２６，２７．ヨハネ１：１，２）。私たち人間が言葉を使うのは、人間同士の意思の伝達に、み言葉を学び、その神の王国の良いたよりの真理を伝える重要な意味が含まれています（マタイ２４：１４．ルカ４：４３；８：１）。
類人猿が用いる身振りと、人間の子供でさえ持つ複雑な言語能力には、何と大きな違いがあるのでしょうか。ジョン・エックルズ卿は、私たちの多くが目にするもの、つまり、「自分のいる世界を知ろうとしてあれこれと質問をする、わずか３歳の子供が示す」能力を引き合いに出しています。そして、「これとは対照的に、類人猿は質問しない」と付け加えています。そうです、人間のみが物事を尋ね、人生の意味について真剣に考えることができるのです。あなたも、そのようなくすしい脳が備えられていることに、感謝し、偉大な創造者命の源の神エホバに栄光と賛美を帰すことができるのです（詩編３６：９；１３９：１４．啓示４：１１）。
切り花に 白と紫 釣鐘草 今日の一句
ご近所の鉢植えの花
