SNOW WIND blog

我が愛車“PEUGEOT307SW”を中心に、日々のくらしを綴った日記です。

NEW 308

2014-11-09 15:44:17 | peugeot
11/5に発売となった新しい308を見にディーラーへ行って来ました。プジョ-札幌南では、HBの試乗車が一台導入されていました。内覧会は今度の週末を予定しているとのことでそのときにはSWも展示車として導入されているとのこと。

早速、試乗させていただきました。


試乗車は上級車種のシエロでした。HBの全長は4,260mm、全幅は1,805mm、全高は1,470mmと旧308と比べると特に車高が低くなった印象。パッと見た感じのイメージはアウディA3のスポーツパックです。良く言えば上品。ワールドスタンダードを目指している表れとも言えます。悪く言うとプジョーらしさが無いというところでしょうか。

乗ってみて感じたのは、これまでよりもさらに上級化した雰囲気と乗り心地でしょうか。プジョーらしい足回りは試乗では体験出来ませんでしたが、いわゆる猫足という感じはしなかったです。とはいうもののガチガチに固い訳でもなく、その辺は上手く味付けされているように思いました。タイヤサイズが225/45/R17だったので、16インチを履くともう少し柔らかな印象になるかもしれません。

エンジンは1,200ccの3気筒ターボ。最高馬力は130psとのことで、動力スペックはまずますの感じです。3気筒のチープさは感じませんでした。ただ、スポーツモードになると排気音をスピーカーから増幅させて音を感じさせる機能が装備されていますが、これはかえってしらけるように感じましたね。マイナス部分を認識しているからこその演出だとは思いますが、ならば1,400ccとか4気筒にするとかそういった形にするべきじゃないかと思いました。


左側に250kmまで刻まれたスピードメーター。右側のトルクメーターは右から左へ針が回り、スピードメーターとあわせると外から内に針が動く形になっています。目が慣れるまで大変かも。

308は6速のトルコンATを採用しています。とてもしなやかで変速ショックは全く感じません。208のシングルクラッチセミATと比べるとやっぱりトルコンATのほうがいいですね。ツインクラッチを採用するかと思いましたがトルコンは意外でした。本音を言うと208や2008でもトルコンATを採用して欲しいですね。シングルクラッチも良い出来ですが、抜ける感じはやっぱり残念に思ってしまいます。

308はホイールが5穴になっています。これまで5穴というと605、607、407、508といったその当時の最上級機種にのみ採用されていました(407と607は被った時期があったかな?)。今回試乗してみて感じましたが、この308はこれまでの3シリーズよりも上級に位置する車になるようです。5穴という選択もおそらくはその辺を汲んでのことなのでしょう。ただ、これまでの3シリーズユーザーからみると、ホイールを流用できないのは非常に残念ですね。メーカー側としてはプジョーユーザーの乗換えは意識していないのかもしれません。新規顧客を捉えるための車なのでしょうね。パークアシストなどの新しい装備はまさにそれを感じさせます。

総じて良く出来た車だと思います。これで一番安価なグレードで2,790,000円。オプションは多少必要になると思いますが、価格的にはアウディA3あたりとは十分に勝負できると思います。

ただ、プジョーらしさという点では、やっぱり物足りない車かもしれません。アクが無い、よくできた優等生というのはドイツ系の車で十分ですし、どこかにフランス車の香りが欲しいところですね。SWも含めて、もう少しその辺を探ってみたいと思いました。