今日は雀の声がしきりにするので、窓から覗いてみました。今年初めて姿を見ました。冬の間何処へ行っているのでしょうか?山かな?
この辺も郊外になりつつあります。近年は雀だけでなく他の鳥を目にするようになりました。白鷺、セキレイ等。公園ではゴイ鷺、鴨、アオ鷺、ウソ等、特にウソは桜の花芽を食べてしまうので花の名所である公園では大問題になっていました。
冬、木に灰色で大きめな鳥が鈴のように並んでとまっていたら(所謂、すずなり状態、本当に灰色の巨大きなカカオの実が生っているように見えます)、それがウソです。嫌ですねぇ。
以前、桜の花が少なくてせっかくの花見が台無しになってしまった年がありました。ここら辺の人は皆、春の花芽に集るこのウソが嫌いです。当然ですね。
「冬の公園抒情」
冬の公園を散歩していると
濠が鴨で覆い尽くされていた
びっしりと鴨が蓋をしている水面
ひしめき合って身動きできない団欒の場になっていた
こんな町の中心で野鴨の群を目にするなんて
溢れかえる話題を聞いたあの頃
あれが人並みの移り変わり、都市の変遷を告げていたのだ
鴨の安住の地は去った、長いものも増えて町は昔色に翠美している
雪から昇る吐息のように静かにゆらいでいる