「寝坊助」
寝坊助坊や 今日は特別遅いぞ！
どうせ電車に乗れないなら ゆっくり食べていったら
お弁当の余りも食べちゃったら
これも食べていいよ
お母さんも何か食べてから支度しよう
朝のドライブは節分の西の空と同じくらい明るい
学校へと進路を取りながら 喃喃滔々と節目の話
のんびり揺られて学校へ着く 息子の耳は馬の耳
春風うけて 馬の耳 説法する母は 花祭り
まこと唯我独尊でありがたいぞ！
えい！鹿の耳もつけてやる
まこと機嫌よくのほほんと登校する生徒の群れに
節目の雨も上がって緩やか
ラッキーだよね ここの生徒は！
「文旦」
私が蜜柑ならあなたは文旦 ぼんたん ザボン ごんごろりんと水の中
私がみすず飴の蜜柑なら あなたはボンタン飴のぼんたん ザボンと口の中
蜜柑と文旦手をつなぎ ごんごろりんと何時も一緒 何処へ行くにも何時も一緒
ザボンと水に飛び込んで どんぶらこっこと 夢の島
私が蜜柑ならあなたは文旦 ぼんたん ザボン ごんごろりんと山の上
私が蜜柑シャーベットなら あなたは文旦ゼリー アイスザボンと口の中
蜜柑と文旦手をつなぎ ごんごろりんと何時も一緒 何処へ行くにも何時も一緒
ザボンと山道転がって ころころころりんと 夢の国
私が蜜柑ならあなたは文旦 ぼんたん ザボン ごんごろりんと町の中
私が箱入り蜜柑なら あなたは籠のせ分担殿様 二つ一緒にザボンと口の中
蜜柑と文旦手をつなぎ ごんごろりんと何時も一緒 何処へ行くにも何時も一緒
ザボンと町を通り過ぎ ふらふらりんと 夢の世界
