東十条探偵団2

明日は何を撮りに行こうかな?

東京ディープ、あしたのジョーのふるさと

2019-10-21 | 散歩
  立て、立つんだ、ジョー!
  あしたのジョーの物語はこの地で生まれました。
  かつて江戸時代には処刑される罪人が渡った泪橋、
  その橋の下に「丹下拳闘クラブ」があったのです。


  

     前回来たときはアーケードに覆われていた「いろは会商店街」
     今回はアーケードは取り払われていて上を見ると青空が見られる。
     お客さんもすっかり減ってしまった現在、維持するのも大変だったのでしょうね。

     メンズウェアねえ、ものは言いよう確かにメンズではあるわなぁ。




  

     ディスカウントストア、きっと何でもある雑貨屋さんでしょう、
     ここで生きるには必要欠くべからざるお店と見ましたが。




  

     場違いと言ってはなんだけど山谷に化粧品店が、
     ま、この商店街にも女の人はたくさんいると思われるのであって当然ですか。




  

     他の商店街にないもの、ロッカーが備わっていました。
     以前はロッカールームというか建物全部がロッカーになっている家もあったような、
     狭い部屋に置くと邪魔なのでそこへ置いていて必要なときに出したり入れ替えたり。




  

     商店街からふと横を見るとこん光景が見られます、
     人がいるのかいないのか街の中の廃屋ですね。




          

          商店街の中にあるキリスト教伝道所センター、山谷労働者福祉会館の看板もある。
          こんな外見だけど今でも機能しているみたいで礼拝の曜日と時間が貼ってあった、
          キリストさまは偉いねぇいつでもどこでも救いの手を差し伸べられている。




  

     前回はどこにでもいた丹下段平、やっと一人見っけ。
     やっぱり酒屋の前にいるのが一番幸せなのかなぁ。
     原作ではちょっと歩いたところに丹下健闘クラブがありました。




  

     かつてはこの商店街の至るところに姿が見られた矢吹丈もここだけになってしまった、
     段平やジョーだけではないそのほかのいろいろなキャラも道にずらりと並んでいたけど
     その姿も今では見られない。
     ジョーをプリントしたTシャツもたくさん並んでいたけど・・・。




  

     現在の泪橋交差点。
     手前の道はかつて横方向に「思川」が流れていて今は明治通り、
     この交差点に向こうへ渡る「泪橋」が架かっていた、
     処刑場へ引かれる罪人は泪橋を渡って刑場へ、見送る家族知人は泪橋まで同道することが出来た。
     永遠の別れを思う思い川、涙・泪の泪橋。
     江戸時代の刑場はつい目と鼻の先、跨線橋などを超えて10分くらいのところにありました。




  

     そんな思川と泪橋が描かれた原作のワンシーン。
     ここであしたのジョーは育っていったのです。




  

     今も商店街を出たところに佇むあしたのジョー、
     商店街の方を向いて思うのは何か。

     苦しかったけど希望もあったかつてのあの頃か、
     自分を応援してくれた山谷の労働者のことか。

     戦後の混乱から高度成長へ
     そこには山谷の労働者たちの力があったことには間違いありません。
     そして山谷の住人は過去を引きずりながらでも
     あしたへむかって生き続けていくことでしょう

          data: EOS70D/EF17-40mm 1:4 。 撮影 9月17日 あしたのジョーのふるさと
          
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東京ディープ、玉姫公園

2019-10-20 | 散歩
  泣く子も黙る玉姫公園、、、
  それほどでもないかぁ。
  公園とは名ばかりその実態はホームレスのたまり場、
  怖いですよ~声を掛けられないように祈りながら。


  

     玉姫神社の鳥居の前には夜間出入り禁止の看板が。
     このあたりにはホームレスかそれに近い人ちがたくさんいます、
     それらの人たちを対象にした看板ですね。




  

     玉姫神社の隣は玉姫公園。
     ここは公園とは名ばかりで朝早くからアルミ缶を集めたり
     また街角のゴミ袋を漁ったりする人たちの本拠地と化しています。




  

     前にその手の友人がいたので話を聞いて朝早く見てきたことがあります。
     自分の集めて来たモノを並べ他の人と物々交換、あるいは買い取る、
     たくさんの人たちが集まってまるでドロボー市場でしたが、、、。
     でも今はやってないのかも、警察も行政も黙って見てはいないのでしょう。




  

     その友人は目が効くので書画骨董なども守備範囲、中国あたりの同業者とも取引している、
     街角で立ち話していたら外国からの人に道を聞かれちゃんと英語で道案内したので驚いた。
     もちろんちゃんとしたマンションに住んで電車で通勤?している、
     なのでここいらで見かける人たちも本当はまた違った顔を持っているのかもしれない。




  

     でまあ朝の商売が一段落したら後は趣味の時間らしく青空将棋があちこちで。
     近所の人たちが多いのでしょうね、自転車もいっぱいあったし。




  

     前に来たときはもっと荒れていたような記憶があるので
     だんだんと浄化されているのかもしれません、
     本来の公園の姿にに戻ってくれればいいけど。




  

     周りはまだまだかつての山谷です。
     ヤド(宿)をひっくり返したドヤ街と呼ばれる宿泊施設がいっぱいあって、
     カップ酒や缶ビールを手にした人たちが所在なさげに三々五々と集まってくる。
     西の西成、東の山谷、日本の高度成長に貢献してきた人たちが住む街です。




  

     三ノ輪もすぐ近くです、帰りは三ノ輪に寄りました。
     浄閑寺にある「ひまわり地蔵尊」はこの人たちのためのお地蔵様です、
     「新吉原総霊塔」の前にあってここへも手を合わせる人の姿が絶えません。




  

     台風19号襲来の折り台東区の避難所にホームレスの人たちは入れてもらえませんでした、
     「台東区に住民登録していない人はお断り」とまさしくお役所仕事。
     まあいろいろなことを考えれば気持ちは分からなくもないけど人命がかかっている、
     ここはやっぱり受け入れるべきではなかったのかなぁ。


     ここ浄閑寺に来る前に玉姫公園から「いろは会商店街」へ寄ってきました。
     山谷のド真ん中、南千住のすぐ近くで南千住の向こうはかつて江戸時代の刑場だったところ、
     東京ディープのおあつらえと言ってもいい場所でしょう。

     そしてそこは「あしたのジョー」の舞台となったところ、あしたのジョーのふるさととして有名です。
     前に行ったときはアーケードがあって通りにはあしたのジョーのポスターがいっぱい貼ってあったけど
     今回行ってみたらアーケードは無くなりポスターもほんの少しだけ、
     これも時代の流れなんでしょうか、ちょっと寂しい思いをしながら歩いてきました。

          data: EOS70D/EF17-40mm 1:4 。 撮影 9月17日 玉姫公園
          
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東京ディープ、玉姫神社

2019-10-19 | 散歩
  知らない人は知らなくていいけど
  ここはあの"有名な"山谷と言われた地域のド真ん中、
  かつて日雇い労働者の街として名を馳せたところです。
  今でもその跡は色濃く残り、シロートはうかつには歩けないところ
  吉原よりも怖そうなところなのでまず神さまに無事をお祈りして。


  

     玉姫稲荷神社。
     百花園へ行く途中、吉原を抜け2,3分玉姫稲荷神社通りです、
     敷地は広いけどガランとしていて混みあった街から来ると開放感が。

     鎌倉時代の末期、新田義貞が鎌倉の北条高時追討の折に戦勝祈願を行いました。
     その際に義貞が弘法大師の直筆だとされる稲荷の像を瑠璃の宝塔(玉塔)に収めて奉納したので
     「玉秘め」の社号の由来になったと言われています。




  

     鳥居をくぐって拝殿までの参道の真ん中は神さまの道、
     お詣りする人は端っこを歩きなさいとよく言われるけど
     こんな真っ直ぐな敷石道では真ん中を歩きたくなるね。




  

     大きなお口の元気な狛犬さん
     口を閉じて天を睨む狛犬さん、
     凛々しくていい狛犬さんです。




  

     拝殿は真っ赤っかで煌びやか、どこへ行ってもお稲荷さんは派手ですね。




  

     傍らには"口入稲荷"、口入れ屋とは今で言うハローワーク
     江戸のころはこの口入れ屋で就職を斡旋してもらっていた。

     元々は吉原の口入れ屋の敷地にあったこの神社、
     ある夜夢枕に口入稲荷大明神が現れ玉姫神社の境内に
     遷せば今よりもっとご利益を授けると告げられこの場所に。




  

     羽織狐と裃狐。
     願い事の祈願には、まず金色の羽織狐を頂いて神棚に祀り、
     願いが成就したら、銀色の羽織狐を頂いて一対にして拝殿に奉納します。




  

     境内の隅に八つの神社を合祀した八社殿がありました。
     白山神社、金刀比羅神社、八幡神社、松尾神社、八坂神社、
     天祖神社、春日神社、王子神社の八社が祀られています。
     こんな小さな祠に詰め込まれて大変だね。




  

     このあたりはあしたのジョーのふるさととして有名です、
     拝殿の脇には矢吹丈と白木葉子のパネルが。

     このあとその思い出の地へ行ってみたけど
     何年か前に行ったときとは全く様変わりしていて驚きました、
     一部のファンを除き人々の記憶から消えていくのでしょうか
     考えればずいぶん昔の話ですものね、
     でもあしたのジョーから力を貰った人たちも多いはず
     あしたのジョーは人々の心の中できっと生き続けることでしょう。

          data: EOS70D/EF17-40mm 1:4 。 撮影 9月17日 玉姫稲荷神社
          
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木の実、草の実

2019-10-18 | 風景
  花もたくさんあるけどいろいろな実が目立ってきました、
  一年の集大成の季節です。
  晴れた日はお日さまの光を受け
  美しく輝いていますが特にきれいなのを選んで。


  

     アケビ、正確には三つ葉アケビですね。
     漢字では「通草」または「木通」と書きますが、
     これはあけびのつるに空洞があり空気が通るからといわれています。




  

     ここのアケビは棚仕立てになっています、
     三つ葉アケビは小葉が3枚、普通のアケビは小葉が5枚あります。




  

     ぱっくりと割れてきたけど葉に覆われているので、あまり美味しそうに撮れません。
     果実は乳白色のゼリー状で、甘味があり、黒い小さな種がたくさん入っています。
     果肉を食べるときはそのまま口に含み、口に残った種を出します。




  

     ウメモドキ、花より実を鑑賞する植物。
     この赤く輝く実を見ると秋だなぁと実感しますね。




  

     ウメモドキ 、樹形とか葉が梅に似ているというので「梅擬」と。
     この実は発芽抑制物質を含んでおり、
     小鳥のおなかを通過しないと発芽しないしくみになっていて、
     小鳥を使ってタネを遠くの方に運んでもらう優れものです。




  

     今年はほおずきが出遅れたのでどうなるか心配していたけど
     よくしたものでちゃんと網ほおずきが出来ました。




  

     全く人の手をかけないで自然にできたもの、
     上等ですよねこんなにきれいに出来るなんて。




  

     先日Twitterにカラスウリが載せてあった、
     え?あそこにはカラスウリは無いはずなのにと行ってみたら
     入口の竹垣にしっかり絡ませてあった。
     庭師のおじさん、なんでも持ってきちゃうんだね。

     花より男子、、、じゃなく花より団子、
     花もいいけど口に入ればなおいいね、実や果実
     これからは実を探して歩かなくちゃ。

          data: EOS70D/EF70-200 1:2.8。 撮影 10月2日 向島百花園
          
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河川敷のコスモス、もう見られない

2019-10-17 | 風景
  台風19号に襲われ濁流が荒れ狂った荒川、
  河川敷に咲いていたコスモスは、、、。
  5日に見たのが見納めになってしまった、
  せめてもう一回は見たかったのになぁ、、、。


  

     晴れたのはいいけど風が強くコスモスは撮れるのかな?。

     バックのタワマンはエルザタワー55、川口市。
     1998年(平成10年)に建設され、住居としての建造物では当時の日本最高(185.8m)だった。
     650戸を擁し、高さ185m、55階という高さを誇る。




  

     みんな一斉に、左向け左。




  

     右から、ビュ~。




  

     左から、ヒュ~。




  

     そんな中で色白のこのコがカメラ目線をくれたり。




  

     おねえちゃんにスマホのカメラを教え、




  

     コスモスに囲まれているおかあさん。




  

     体育会系の女子カメラさん。




  

     河川敷に咲き乱れるコスモス、しかし
     先日の台風で河川敷には荒れ狂った濁流が。




  


     頑張って、頑張って精一杯背伸びして咲いていたのに、、、。



          data: EOS70D/EF70-200 1:2.8。 撮影 10月5日 都市農業公園
          


  
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