吉原の桜
江戸のころ吉原が賑わったころには
「吉原には一夜にして千本の桜が咲く」と言われていました。
植木屋が準備して持ち込んだものですが実数は数十本だったのでしょうね、
そんな豪勢な話もあった吉原の現在の桜を見てきました。
吉原神社の枝垂れ桜です。
今はこれ一本だけだけどこの時期になるときれいな花を咲かせてくれます。
逢初桜、「あいぞめざくら」と名前がついています。
「恋焦がれている人と初めて逢う」という意味で
吉原神社のご神木とされてきたけど明治40年焼失し、
その後平成25年に復活し今に至っています。
吉原の裏にあった大きな池、弁天池とも花園池とも呼ばれていました。
その池の跡に小さな児童公園が「花園公園」として残っています、
大島桜でしょうか真っ白な大きな桜が今を盛りと咲き誇っています。
弁天さまへやってきました、
吉原神社→1分→花園公園→30秒→吉原弁天です。
観音様のシルエットが美しい。
関東大震災では火に追われ多くの人々が花園池に飛び込み、
490人が溺死という悲劇が起こりました。
観音像は、溺死した人々の慰霊のため大正15年に造られました。
弁天堂の上も桜に覆われています、
白壁に描かれた弁天さまが一番美しく見られるときかな。
吉原神社の奥の院、小さな小さな吉原弁天さま
桜も数本しかないけどみんな一斉に満開なっていました。
狭い境内の空は満天の桜です。
こんなきれいな桜の下でかわいそうに弁天さまは籠の鳥、
外の様子も見ることができません。
でも、
みんなの幸せを琵琶を奏でながら祈ってくれていることでしょう。
data: PowerShot G7X MarkⅡ。 撮影 3月24日 吉原で見たいろいろな桜