goo blog サービス終了のお知らせ 

シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

"独断と偏見" で世相・経済からコミックまで 読んで楽しい 面白い内容を目指します。 

百年覇権を握る米国と … 中国

2025年07月28日 | 歴史をひも解いて
左から「「ユダヤ人が世界を乗っ取る」という陰謀論が白人至上主義者に受ける理由」(2023年1月11日 クーリエ) から、習近平とオバマ (2016年の G20 会議で)。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
時々 歴史を大雑把にざっと振り返りたくなる事があります。

ここ百年の “世界の覇権” はどう変わったのか、と歴史をざっと振り返ると __

百年前に第1次大戦が終わると、それまでの覇権国だった英国の国力が衰えて、覇権国の地位は米国に移りました。 その後 ドイツと日本が台頭して米国に挑みましたが、敗退を余儀なくされました。 第2次大戦後の覇権国は米国とソ連だけとなりました。

半世紀後の1990年頃 ソ連が崩壊すると、米国1国だけの超大国になるかと思われましたが、ソ連崩壊と前後して 市場を解放して 安価な労働力で世界の工場と化した中国が、経済力を付けて米国と対峙し、21世紀に入り 習近平主席が西太平洋の覇権をオバマ米大統領に要求すると拒否され、現在は台湾侵攻を窺っているといわれています。

一方で 第2次大戦後の米国は、ヴェトナム戦争では敗れて撤退し、アフガニスタンでも統治に失敗して撤退、イランとは対峙し、北朝鮮の核兵器・ミサイル封じ込めに失敗するなど アジア地域では苦戦続きですが、湾岸戦争やイラクには勝利しました。

__ と、第2次大戦後は最強の覇権国と考えられていましたが、圧倒的な覇権国から やや腕っぷしが衰えたイメージがあるとはいえ、それでも米国に取って代わる国はないというのが世界の大方の見方ではないでしょうか。

経済力や人口数で世界2位の中国が、米国に代わって世界の覇権を握りつつあるとは、誰も認識しておらず、中国とその周辺地域でのみ その脅威を感じているのが実情です。
………………………………………………
マッチョマンのシュワルツェネガーみたいなイメージが米大統領でしたが、ヴェトナム戦争のころから そのイメージも崩れだし、ドル安も重なって 圧倒的な経済力・軍事力も陰ってきたとはいえ、いまだに その威光は衰えていません。

米国の軍事力があるから 台湾は中国に飲み込まれず、北朝鮮は韓国に核攻撃できないのだと推理します。 米国が台湾・韓国周辺に目を光らせているから、中国は台湾周辺に戦闘機を飛ばして威嚇するだけですし、北朝鮮は時々ミサイルを打ち上げては周辺海域に落として威嚇するだけで済んでいるともいえますが、周辺国には大迷惑です。

そんな米国の軍事力を支えているのは開発製造などの技術力ですが、資金面では米国が発行する国債が大いに貢献していると想像します。 米国はインフレが続いてますから金利も高く、世界中の金融機関・資産家が購入します。 日本の低金利国債が海外では不人気なのも道理です。

経済力2位の中国の国債は、人気かと思いきや もっと不人気です。 それは不透明な中国経済、不透明な中国金融システム、世界から支持されない制度や政治などが理由でしょう。 つまり 世界から “信頼される国とは見られてない” のが最大の理由です。
………………………………………………
加えて 不動産不況に端を発した中国国内不況で就職難が常態化しており、かつてのイケイケドンドンの猪突猛進の中国像が変わりつつあります。

一方で 中国を追いかけるようにインドが経済で頭をもたげてきています。 トランプ関税の影響もあり、アップルなどは中国での製造をインドに移しつつあり、なんでもかんでも中国製造のイメージが、ここ数年で変わってしまうかも知れません。

さらにトランプ関税が、世界を悩ましていますが、そんな経済音痴を大統領に選んだのが、超大国 米国ですから、好むと好まざるも関係なく 各国は米国と付き合わざるを得ないのが実情ですね。 トランプ後には、またどうなるか?

今日はここまでです。

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。