シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

"独断と偏見" で世相・経済からコミックまで 読んで楽しい 面白い内容を目指します。 

ちょっといい話し

2015年12月10日 | 動物いろいろ生態
写真はカラパイア記事から。
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事故で傷ついた犬を幾人もの人が助けた。 回復した犬は最終的にどの人のところに行きたかったのか? それは回復過程にあるところで世話をしてくれた人だった。
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『どうしても会いたい! 自分を助けてくれた元保護者に会いたくて2週間かけて300キロの道のりを歩き続けた犬(ロシア)』(カラパイア 12月4日) __ ※追加1へ
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記事を読むと、最初 脚を2本骨折した犬 シャビーを発見したのはカップルの2人。 2人は無料で診てくれる獣医を探して何時間も車を走らせ、治療費を値引きしてくれる獣医にたどりつく。

カップルは犬が飼える状況にはなく、完全に回復するまで面倒を見てくれる人を探すと、返事をくれた たった一人の人物がニーナさん。 彼女の献身的な看病のもとで、シャビーは日ごとに回復し、歩けるようにまでなった。

半年後 シャビーは完全に回復したが、ニーナさんの限られたお給料では、新しい家族を増やす余裕はなかった。 290キロ離れて住む友人が引き取ったが、数日後 シャビーは穴を掘って庭のフェンスを越え、外に出てしまったという。

それから2週間後 ニーナさんが仕事から家に帰ると、何か濡れたものが足元で動いている__やせ細りボロボロの状態だったが、シャビーの目は喜びの色で溢れ、彼女の腕に中に飛び込んできた。 これからはずっとシャビーと一緒__という感動物語。
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人間もそうだが、ひん死の重病やケガなどから回復過程にある患者は、世話をする看護士に惚れ易くなってしまう傾向はあるらしい。 自分が肉体的 精神的に落ち込んだ状況にあると、世話人は “天使に見える” というわけだ。

昔 学生時代に失恋した友人Aがいました。 そこに優しく寄り添った友人Bがいた (らしい)。 卒業後ほどなく 2人は結婚した。 これを聞いて、友人BはAに恋人がいた時代 何もちょっかいを出さなかったが、Aが失恋したと聞いて 優しい言葉を掛けたのだろうと推測した。 落ち込んだAには、Bは天使に見えたのだろう。 今 後悔しているかどうかは分からない (聞かずもがな だろう__聞いたら友人関係が壊れる)。
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上記の意味では人間も、動物も同じ感情を持っているのが分かる、というものですね。

以上


※追加1_ 犬の人間に対する一途な思いは涙なくしては語れないものがある。 ここにまた一つ、奇跡の物語が誕生したようだ。

これはロシアで起きた出来事である。 事故により重傷を負った犬が、発見者の呼びかけである女性に一時的に保護された。 そこでたっぷりの愛情と献身的な介護を受け、犬は元気になった。

女性の家には既に保護した犬や猫が5匹いて、経済的にもうこれ以上飼うことはできない。 女性は別れを惜しみながらも犬を新たな家庭へと送り出した。 だがここでこの話は終わらなかった。 なんとこの犬は、この女性が恋しくて、また会いたくて、300キロも離れた女性の家まで2週間かけて歩き続けたのだ。 お腹を空かせたままボロボロになりながら …

ロシア、モスクワから北東へ 225キロ離れた所にあるロストフという都市で暮らす26歳のニーナさんは、初めてシャビーを見た日のことを決して忘れられないと言う。 シャビーは真冬の寒い1月の夜中、動物を愛する心温かいカップルによりニーナさんのもとへ届けられた。

車にひかれて捨てられていたシャビー

そのカップルの話によると、シャビーはロストル郊外にある、多くの人がペットを捨てに来ることで有名な埋立地にうずくまっていたそうだ。 カップルがシャビーを発見した時、シャビーの脚は2本骨折しており、体は寒さで衰弱しきっていて、痛みでうめくことしかできない状態だったという。

シャビーの首には首輪が付いていた。 もしかしたらシャビーは車にひかれ脚に怪我を負い、治療を面倒に思った飼い主が埋め立て地に捨てたのかもしれない。

カップルはすぐさまシャビーを車に乗せ、温かい水をあげ、毛布で包んであげた。 そして、獣医を探すため何時間も車を走らせたが、無料でシャビーを診てあげようという獣医はどこにもいなかった。

やっとのことで治療費を値引きしてくれるという獣医にたどりついた。 シャビーにはたくさんのアザや裂傷があり、後ろ脚は両方とも骨折していた。 シャビーは無事に手術を終え、脚には金属ネジが挿入された。 獣医は、いつか歩けるようになる日が来るかもしれないがまだわからないと言った。

傷ついた犬の一時的保護に名乗り出た唯一の女性


保護したカップルは犬が飼える状況にはない。すぐにインターネットでこの犬を保護してくれる人を探し始めた。 シャビーは傷を負っている上にまだ歩けない。 シャビーが完全に回復するまで面倒を見てくれる人を探していたという。

その記事に返事をくれた、たった一人の人物がニーナさんだった。 ニーナさんは娘と自分の母親と3人で暮らしており、かつて保護した3匹の猫と2匹の犬を飼っていた。 もうペットを受け入れる余裕はないのだけれど、ニーナさんにはこの傷ついた犬を放っておくことはできなかった。

シャビーは手術直後、まだ麻酔でうとうとしている状態でニーナさんに引き取られた。 ニーナさんは泥のついた身体を丁寧に洗ってあげた。 シャビーとニーナさんの間に、直ぐに絆が芽生えた。「麻酔から覚めたシャビーは衰弱しきった目で私を見ると、おそるおそる私の手をなめてきたの」とニーナさんは話す。

元気を取り戻し、家族を気遣うシャビー

ニーナさんは犬の身体の色からシャビー (グルジア語で黒を意味する) と名づけ、シャビーの回復を見守っていた。 そんな中 ニーナさんをビックリさせるような事が起きた。

通常 シャビーような傷ついた状態の犬だと、寝ているシートの上で用を足してしまうのだが、シャビーはそれを良しとせず、用を足すためにボロボロの身体で這いつくばって外に出ようとしたのだ。

手術直後でその痛みは想像を絶するものだったろう。 にもかかわらず なんとか外に出て用を足そうと這いつくばった結果、ドアの前で憔悴しきって倒れてしまった。 そんなシャビーを発見したニーナさんは、赤ちゃん用のおむつをシャビーにつけると、優しく抱きあげシャビーをベッドに運んであげた。

ニーナさんの献身的な看病のもとで、シャビーは日ごとに回復し、歩けるようにまでなった。 シャビーは、とても優しい犬で、ニーナさんの娘のマヤちゃんや他の動物たちと庭で遊ぶのが大好きだった。 また シャビーは賢く、基本的なしつけをすぐに覚えたという。

やさしくてて賢いシャビーだったが、唯一の問題は見知らぬ人間と車だった。 かつての恐怖が忘れられないのだろう。 見知らぬ人間を見ると不安そうになり、動く乗り物を見ると怯えたという。

そして半年後、新たな里親の元へ

シャビーがニーナさんの所へきて半年後、シャビーは完全に回復した。 ニーナさんはシャビーを引き取ってくれる里親探しを始めた。 本当はシャビーが大好きで手放したくはなかったが、ニーナさんの限られたお給料では、すでに飼っているペットたちの餌代だけで精一杯だった。 これ以上 新しい家族を増やす余裕はなかった。

唯一シャビーに興味があるといってくれた友人は、ニーナさんの暮らすロストフから約 290キロも離れたボロネジに住んでいた。

シャビーと離れ離れになる日、とてもつらくて後ろ髪をひかれる思いだったというニーナさん。 でも シャビーのことを考えたら、新鮮な空気と広い土地で、温かい家族に囲まれのびのびと暮らせるほうが幸せだと思い直し、シャビーと別れた。

数日後、シャビーが行方不明に

シャビーと別れてから数日後、シャビーを引き取ってくれた友人から電話が入った。 彼らが仕事から帰るとシャビーの姿が消えているというのだ。 シャビーは穴を掘って庭のフェンスを越え、外に出てしまったという。

友人は村中を探しまわったが、誰もシャビーを見たものはなく見つからないという。 ニーナさんはそのニュースを聞き、ショックで目の前が真っ暗になったが、シャビーがなんとか無事に友人の家に戻ってくることを祈ることしかできなかった。

2週間後、シャビーが戻ってきた先はなんと!!

友人の電話を受けてから2週間後 ニーナさんがいつものように仕事から家に帰ると、何か濡れたものが足元で動いていることに気づいた。 何事かと思いよく見ると、黒い犬がしっぽを振り回し、ニーナさんに寄り添いなめてきたのだ。

その犬はやせ細りボロボロの状態だった。 にもかかわらず 犬の目は喜びの色で溢れ、ニーナさんがかがむとニーナさんの腕に中に飛び込んできた。 2人 (1人と1匹) は一緒に泣き出した。

「犬も泣いたり笑ったりできるんです。 たいていの人は信じようとしないだけなのかも」とニーナさんは語っている。 2週間で約 300キロも歩き続けたシャビーは衰弱しきっていた。 その後 数日間はあまり動くこともせず、餌を食べては眠ることを繰り返すだけだった。 だが徐々に元気を取り戻した。

元気になってきたシャビーは、ニーナさんが外出しようとするたびに必死で止めようとした。 またニーナさんと離れ離れになることを心配している様子だったという。 そんなシャビーをニーナさんは愛で包み、“もう二度と離さないから大丈夫” といい聞かせているという。

300キロも離れた村からニーナさんの暮らすロストフまでたどりついただけで驚くべき事だが、他にも驚くべきことがある。 実はニーナさん、引っ越しをしており、シャビーといた時とは違う家に住んでいた。 そこは前の家からバスで5つ先の停留所ほど離れている。 シャビーはそのことを知らないはずなのに、シャビーは新しい家に戻ってきたのだ。

これからはずっとシャビーと一緒

「犬が飼い主に対して忠実なことは知っていました。 でもこれほどの大きな愛情を私が直接経験するとは思ってもいませんでした。」

「これからはずっとシャビーと一緒です。 この子を他の人に託すなんてもうできません。 動物は本当に愛情深く、人間の愛に忠実で、愛すべきものたちです。 人間が優しくすれば、彼らは全力で持っている愛のすべてを返してくれるんです。 これは体験して本当に分かったことです。 今やシャビーは私の子供みたいなものです」とニーナさんはそう話した。

この出来事はロシアの新聞に掲載され、ニーナさんとシャビーの絆は、動物を愛するロシア国民の心を溶かしたという。

そして、多くの人がニーナさんに “シャビーの飼育費やその他の費用を寄付したい” と申し出てくれた。 だが ニーナさんはその人たちへお礼を述べるとともにこう言っている。

「皆さん、本当にありがとうございます。 皆さんのあたたかいお心遣いには大変感謝しております。 でも 私はお金が欲しいわけではありません。 私は自分が飼う動物の面倒は自分でなんとかします。 それでも何をしたいと思ってくださる方は、どうか世界中にいるであろう、助けを必要としている動物たちを助けてあげてください。 どうかお願いです。 動物は世界で最も献身的で愛すべき友人です。 彼らには私たちの愛と思いやりが必要なんです」

以上

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