新JOOKOのふぉとエッセイ

     東海道53次探検ウォークや、四季折々の出来事
     そして仏像造顕所勢山社関連など、写真もお楽しみに♪

年末雑感

2010-12-28 | 勢山社特派員だより
12月25日、千手さんのお身拭いに参加した。
焼津の全珠院さんに伺うのは半年振り。
お堂には真っ赤な絨毯が敷き詰められていて、千手さんはさらに居心地が良さそうだ。

勢山さんのお弟子さんたちが手際よく作業を進める傍らで、私はひたすら胸飾りなどの装身具を清めた。
     

お堂の前にはもう門松がしたててあり、新年を迎える準備は万端の様子だ。


「これで新たな年を迎えることができます」と全珠院ご住職。その笑顔が嬉しい。

一年があっという間に過ぎてしまうと感じるこの頃。
季節の移り変わりも日常生活も、同じことの繰り返しのようだが、それでもあれこれ変化があるし、新しい事にチャレンジすることもある。

どんな小さな経験も無駄になることはなく、必ず何かの役に立つのだな~としみじみ思うのは、それなりの年齢になったからだろうか。
そう考えれば、年を重ねることも悪いことではないと強がり半分?で思ったりもする。

迎える年の目標は・・・
小さなことでも、そういう事を思いながら2011年が過ごせたらいいなと、これも年の瀬だから感じることだろう。

お身拭いの翌日は恒例の第九を観賞して年末気分が増し、我が家の玄関にも小さなお正月飾りをした。

そして仕事納めの日、いつものように一駅歩く。

清らかに雪化粧をした富士山や、地面をうっすら覆う霜の白さに通勤タイムを楽しませてもらい、指先のしびれるような冷たさと息の暖かさで、さらに冬本番を実感した。

「来年もよろしくね!」と職場で挨拶を交わしながら、この一年元気に過ごせたことに感謝。

さて、来年はどんな年になるのだろうか。

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