新JOOKOのふぉとエッセイ

     東海道53次探検ウォークや、四季折々の出来事
     そして仏像造顕所勢山社関連など、写真もお楽しみに♪

ズミの花を求めて

2012-06-30 | ノンジャンル
梅雨時期の花の代表といえばアジサイや花ショウブだが、以前から見てみたいと思っていたこの時期の花ズミを求め奥日光へ。


覚悟はしていたけれどやはり雨だった。
気持ちはめげるけど、予定通り赤沼から歩きだし、小田代原・戦場ヶ原を巡り湯滝を経て湯ノ湖に至ることに。

悪天候でも、私たちのように上下のかっぱを着たり傘をさして歩いている人が思ったより多い。

あたりは新緑だ。
若々しい葉が美しく、雨の日ならではの景色かも!と嬉しくなる。
    

小田代原に近づくにつれ人に会わなくなった。
なのに、なぜか見られているような気配を感じる。
気のせいだとは思うけどまさかクマ?と、少し不安になりいつも持ち歩いている笛を吹いた。
「熊さん、ちょっと通してね!」と心の中でお願いする。
    

霧にけむる緑と、雨音や時々さえずる鳥の鳴き声、日常にはないそんな空間を独占しようやくお目当てのズミに出会ったが残念!まだ蕾だ。

それでも頑張って、花が開いている枝を見つけた。
滴と花弁の透明感が一体となりまるで宝石のような美しさだ。
    

住まいの周辺はもう色濃い緑だけれど奥日光はやわらかい緑にあふれ、ズミの代わりにトウゴクミツバツツジが満開だった。

時間を巻き戻すことはできないが、季節のタイムスリップはできるのだな~と、今さらながら感心する。
    

マイナスイオンにあふれた湯滝で遅い昼食をとり、もう一息と湯ノ湖を経て湯本温泉まで歩いた。
    

梅雨ならではのしとしと雨の一日だったが、なせかこの一週間は爽やかだ。
ジメジメ感がないのは嬉しいけれど、最近いつもと違うことが多く素直に喜べないのは私だけ?

6月半ばには、時期はずれの2つの台風が襲来し各地で多くの被害があった。
我が家の小さな小さな畑?でも、収穫途中のブロッコリーが倒れてがっかりなのだから、農家のご苦労ははかりしれないだろう。

自然の美しさに目を見張り、自然現象の恐ろしさに震える・・・裏腹なことだけど、そう感じることが増えた気がする。