須磨寺に訪れることができ、一番喜んでいたのは私だったかもしれない。
今回の見学会の魅力は、コースに須磨寺が入っていたこと。
なぜならば、平成16年に須磨寺本堂へ納められた六観音像に、いつか会いたいと思っていたからだ。
彩色や截金が施された観音様たちは、工房を訪れるごとに装いを変えていて、ただ美しいと表現するにはもったいないほど。どうも一目ぼれをしてしまったようだ。
「薄暗かったお堂が明るくなりました」との説明のとおり、六観音様は厨子の中から素晴らしい輝きを放っていた。
この観音様たちは大変な人気振りだそう。以前ポスターにもお出ましになり、それを欲しがる人も現れたとか。
普段入ることのできない内陣に入れていただき、厨子の扉も特別に開けてもらえた(通常は毎月18日の観音様の縁日のみ開扉)ので、近くでお目にかかれたことが何より嬉しい。
前日の永澤寺さん同様の歓待振りに、強い信頼関係があればこそと、忙しい中、案内役を引き受けてくれた勢山さんにも感謝だ。
源平ゆかりの寺として有名な須磨寺は史跡も多い。広い境内の木々が色づく季節もさぞ美しいことだろう。
前日から引き続き、かなり歩いているから高齢の方たちはさぞかしお疲れ?と心配になり周囲を見渡すと、大きな木の下で数人が談笑する姿が目に飛び込んできた。
ちゃんと一休みをしているようだから一安心。
六観音さまへの対面を果たし、満足気分でバスは次の目的地の焼津・全珠院まで4時間をかけひた走った。
窓の外の景色が流れ、田植えをしたばかりの田んぼが目を楽しませてくれる。日本の景色って素敵だ。
全珠院の千手観音菩薩像は日本一の千手さん。純金箔が押された4m20cmのお姿は何度見ても圧巻だ。
勢山さんが様々なお像の造顕を手がけていることを知ってはいても、写真で見るのとは違う感動を誰もが味わっているに違いない。
良い旅ができた。
見学の内容はもちろんだが、30歳代から80歳代の人が共に過ごした二日半がことのほか心地良かった。
気負う様子も無く、気がついた人が必要とする人に手を貸すという場面を目にするたびに、“まるで大きな家族みたい”と感じた今回の見学会で、多くのことを得たように思う。
勢山さんを応援する「神奈川勢山会」がこういう雰囲気だから、「勢山社佛像彫刻展」にも、多くの人たちがお手伝いに駆けつけてくれるのだな~と納得だ。
皆さんお疲れ様!そしてありがとう!!
そして最後にもう一つ。
最高齢を自慢?していた勢山さんのお母さんは、翌日の朝、疲れを見せることなく、いつもどおり散歩に出かけたそう。見習わなければ!
今回の見学会の魅力は、コースに須磨寺が入っていたこと。
なぜならば、平成16年に須磨寺本堂へ納められた六観音像に、いつか会いたいと思っていたからだ。
彩色や截金が施された観音様たちは、工房を訪れるごとに装いを変えていて、ただ美しいと表現するにはもったいないほど。どうも一目ぼれをしてしまったようだ。
「薄暗かったお堂が明るくなりました」との説明のとおり、六観音様は厨子の中から素晴らしい輝きを放っていた。
この観音様たちは大変な人気振りだそう。以前ポスターにもお出ましになり、それを欲しがる人も現れたとか。
普段入ることのできない内陣に入れていただき、厨子の扉も特別に開けてもらえた(通常は毎月18日の観音様の縁日のみ開扉)ので、近くでお目にかかれたことが何より嬉しい。
前日の永澤寺さん同様の歓待振りに、強い信頼関係があればこそと、忙しい中、案内役を引き受けてくれた勢山さんにも感謝だ。
源平ゆかりの寺として有名な須磨寺は史跡も多い。広い境内の木々が色づく季節もさぞ美しいことだろう。
前日から引き続き、かなり歩いているから高齢の方たちはさぞかしお疲れ?と心配になり周囲を見渡すと、大きな木の下で数人が談笑する姿が目に飛び込んできた。
ちゃんと一休みをしているようだから一安心。
六観音さまへの対面を果たし、満足気分でバスは次の目的地の焼津・全珠院まで4時間をかけひた走った。
窓の外の景色が流れ、田植えをしたばかりの田んぼが目を楽しませてくれる。日本の景色って素敵だ。
全珠院の千手観音菩薩像は日本一の千手さん。純金箔が押された4m20cmのお姿は何度見ても圧巻だ。
勢山さんが様々なお像の造顕を手がけていることを知ってはいても、写真で見るのとは違う感動を誰もが味わっているに違いない。
良い旅ができた。
見学の内容はもちろんだが、30歳代から80歳代の人が共に過ごした二日半がことのほか心地良かった。
気負う様子も無く、気がついた人が必要とする人に手を貸すという場面を目にするたびに、“まるで大きな家族みたい”と感じた今回の見学会で、多くのことを得たように思う。
勢山さんを応援する「神奈川勢山会」がこういう雰囲気だから、「勢山社佛像彫刻展」にも、多くの人たちがお手伝いに駆けつけてくれるのだな~と納得だ。
皆さんお疲れ様!そしてありがとう!!
そして最後にもう一つ。
最高齢を自慢?していた勢山さんのお母さんは、翌日の朝、疲れを見せることなく、いつもどおり散歩に出かけたそう。見習わなければ!