新JOOKOのふぉとエッセイ

     東海道53次探検ウォークや、四季折々の出来事
     そして仏像造顕所勢山社関連など、写真もお楽しみに♪

ようやく夏らしく

2017-08-26 | ノンジャンル
夏には青空と白い雲が良く似合う♪

なのに、今年の8月ときたら雨また雨・・・まるで梅雨のよう。

その分いつもの年より気温が低めで楽でも、洗濯物は毎日部屋干しだからすっきりせず、せっかく庭に植えたキュウリなどの野菜たちにそれまでの勢いがなくなってしまったりで、調子が狂っているのは人間だけではない。

悪天候の合間に散歩に出たら、どんよりとした空にひまわりが淋しげだし、せっかく育った稲にも影響がないかと心配になった。

いつもと違う8月に戸惑いながら予定していた栂池行きを断念し、夏を実感できない日々にちょっとイライラ。

そしてもう8月下旬、久しぶりの青空にようやく夏らしさが戻って来た!と思ったら猛暑に悩まされて・・・などとは言っていられない。
せっかくだから旬を楽しまなくては!

ということで選んだのが奥多摩の御岳山行き。
御岳山には日本一といわれるレンゲショウマの群生地があり、可憐な花を咲かせるというから楽しみだ。

こういう時はちゃんと早起きをして、圏央道経由で8時過ぎにはケーブルカー乗り場に到着した。
外へ出ると空気が爽やかで、今年初めての夏の山にわくわくしてしまう。

御岳山駅近くの富士峰園地斜面に咲く、レンゲショウマの薄紫色の花はとても愛らしく、さすがにカメラマンが多い!
私も綺麗な花を探して構図を考えたが、これが中々難しくて悪戦苦闘してしまった。
    

きりがないので1時間程で朝の撮影を終わらせ、御嶽神社へ向かうことに。
参道の上り坂と神社までの階段は、ほどよいウォーミングアップコースだ。
    

お参りを済ませハイキング開始。

滝めぐりロックガーデンの綾広の滝(あやひろのたき)へは、清らかなせせらぎの養沢川(よざわがわ)を横断しながら川沿いを歩く。
川の流れと色濃い緑が心地良くて、まさに癒しの空間だ。

苔むした大きな石を抱いた大木が、幹を延ばしている様は生命力にあふれているから私たちも元気を貰えるのだな~と実感する。
    

綾広の滝でたっぷりマイナスイオンを浴びて、時間を見たらそろそろお昼タイム。
来た道を戻り途中の休憩場所で一休みだ。

せせらぎの音とセミの鳴き声。
見上げれば緑の木々の向こうに青空が!
こんな空間でのおにぎりは最高に美味しい。

身も心も満たされて天狗岩まで戻り、もう一つの滝の七代の滝(ななよのたき)へも行ってみることに。
   

綾広の滝までは川沿いで緩やかな勾配だったのに、七代の滝までは急傾斜の鉄ハシゴをひたすら降りた。
ハシゴは幅が狭く、滑ったらころげ落ちてしまうような場所なので緊張してしまい、写真を撮る余裕は全く無い。
登って来る人も汗だくで大変そうだった。

20分位だっただろうか、相当下ったような気がするけれど高低差はどのくらいなのだろう?
スリルを味わい到着した七代の滝も、マイナスイオンたっぷりでホッと一息だ。

私たちのすぐ後に外人さん親子が訪れ、赤ちゃんを抱いたママが小さな男の子と水に入り滝の方へ向かったので勝手にモデルさんになってもらったが、滝に向かって石を投げている男の子が愛らしくて何枚もシャッターを押してしまった。
    

モデルさんに心の中でお礼を言って、ケーブル駅へ戻るために七代の滝から長尾平分岐まで30分近く急坂を登り、再び汗まみれになったけれど気分は爽快だ。
クールダウンをしようと、参道商店街で冷たいアイスコーヒー+ところてん+ソフトクリームで打ち上げをした。

そして、やっぱり〆はレンゲショウマでしょ!

ケーブルカー駅を通り越して、再び富士峰園地へ向かう私に夫は呆れ顔だ。
今年のレンゲショウマは悪天候の影響で、2週間ほど見頃が遅れたとのことだからグッドタイミング!
だから最後もちゃんとあいさつをしなければ。

思った通り光線が変わり、朝とは違う表情のレンゲショウマを撮らせてもらった私は、写真の出来は別としてご満悦♪
    

御岳山の標高は929m。
それほど高い山ではないのに豊かな自然に恵まれていてびっくりだ。

今回歩いた綾広の滝と七代の滝間のロックガーデンの他にも、綾広の滝から「天狗の腰掛け杉」へ向かうコースなどがあり紅葉も期待できそう。
高尾山や大山とは違う魅力にあふれていることが、分かったことは大収穫だった。

暑いけれどようやく夏らしくなってくれて、ほどよい“らしさ”が巡ってくれることのありがたさを実感した8月がもう終わってしまう。

そういえば今年チャレンジのPIXTA写真登録枚数が347枚になり、今日現在の8月売り上げが6枚だから今までで最高だ。
少しずつでも自分の写真がどこかで使われていると思うと、これまでとは違う張り合いがあるし、被写体を目の前にした時に色々な要素を思い描きながら撮る楽しみが増えた。

これからも大好きな時間を大切にしていきたいと思っている。