新JOOKOのふぉとエッセイ

     東海道53次探検ウォークや、四季折々の出来事
     そして仏像造顕所勢山社関連など、写真もお楽しみに♪

お勧め!自己発電?

2016-01-28 | ノンジャンル
身が引き締まるような冷たい空気にさらされて、待ち焦がれるのはやはり陽だまりの暖かさだ。

夏にはどうしたら暑さをしのいで快適に過ごせるかばかりを考え、寒さとは無縁のような生活をしていても、いつの間にか季節が巡り暖かいものを手繰り寄せていているから、人間ってひ弱でわがままな生き物なのかもしれない。

そんなことを思いながらぬくぬくと大好きな炬燵に足を突っ込み、目の前に甘いお菓子とお茶とみかんが!なんて、冬ならではの至福のひとときだ。

それでもエイッと意を決し外へ出て歩き始め、良い香りがする方へ眼を向けると、通りすがりのお宅の庭先で梅の花が咲いていたり。
そんな春の兆しを見つけると嬉しくなる。

それにしても、いつもの散歩コースの川沿いにわずかだけど河津桜が咲いていたのにはびっくりだった。
木によって蕾のふくらみ方が違うのは、日当たりや風当りの違いのせい?

ピンク色の花びらを望遠レンズでとらえシャッターを押そうとしたら、残念なことに先が痛んでいる花びらがある事に気づいた。
暖かな日々が一転し、先日雪が降ったから寒さに凍えてしまったのだろうか・・・。

それでも可愛い花を見つけてパチリ!


この日はまた雪が舞いそうな曇り空だったけれど、冬晴れの青い空に早咲きの河津桜が良く似合いそう!と、イメージが膨らんだ。

川面を見るとユリカモメが気持ち良さそうに泳いでいる。
フェンスに整列している子たちの邪魔をしないようにそっと通り過ぎた。
    

寒いと身体が縮こまり肩こりがひどくなったりするが、歩くと温まり不思議なぐらい調子が良くなるから手軽にできるウォークは私にとって大切な時間だ。

実は今年になって、あまり時間がない時は歩く代わりにショート&スローランニングを試してみた。
15分ほどしか走らないのに、ウォーキングに比べ汗をかくので身体が芯から温まって気分爽快。
これぞ自家発電ではなくて自己発電!?といえるかどうか・・・だが。

子どもの頃は、運動=走るなんて大の苦手だったのに、我ながらこういう展開が面白く、苦手意識から解放されると場が広がるのだと気づかされた。

1月連休に「ちょっと温泉で癒されて来ます」と娘と熱海へ。
例年より早めに咲き出していた熱海梅園の梅が、そろそろ見ごろを迎えているはずだ。
    

身近なところでも小さな春を感じ、冬も楽しみながら本格的な春の訪れを心待ちにしている。

2016初日の出

2016-01-09 | ノンジャンル
真っ暗な空を見上げたら半月が輝いていた。

「初日の出に行くなら元日が良いよ」
正月三が日の天気をチェックしてくれた息子の一言で、2日にしようと思っていた初日の出詣でを1日に決め、予定どおり四時半ごろ起床。
こういう時はちゃんと早起きができるから不思議だ。

場所をどこにしようか散々悩み、今年はちょっと足を延ばし吾妻山に行くことにした。

吾妻山は駅から近いし、冬は早咲きの菜の花と富士山の撮影スポットなので何度も訪れているけれど日の出では初めてだ。

標高136mの山頂までは20分ほど。一直線に登る階段には灯りがなく足元が暗い。
振り返り海側を見ると、空が少し明るくなり朝焼けが見え始めてきた。
「大変!急がないと」

「すごい!」
日の出前の空は本当に美しいし、向きを変えると街灯りと半月のコラボが!
いつもの海沿いで見るのとは違う光景に固唾をのんだ。
    

思っていたより人が多くてびっくりだ。
「あけましておめでとうございます!」と挨拶を交わしている人もいるから、周辺の方たちが多いのだろうか。

困った!初めてなのでどこから太陽が登るのかわからない。
撮影場所が決められないので思い切って近くにいた人に聞いたら、常連さんなのか親切に教えてくれた。
とりあえずポイントになりそうな場所を決めて一安心だ。

時間の経過と共に赤と青のグラデーションが刻々と変化し、その美しさから目が離せない。
いつの間にか富士山も姿を現していた。
吾妻山の頂上は、いつの間にか人数が増え大賑わいに。

しばらくすると、水平線上の雲の間から太陽の光が漏れ初めた。
いよいよ日の出と緊張する。
    

強い光が辺りを照らし始め、徐々に太陽が姿を現し海面に一筋の光の道ができた。
あまりの素晴らしさに拍手をしそうになったが、シャッターを押しているから手が足りない。

振り向くと、そこには陽射しを浴びた富士山と菜の花が!
「やっぱり早起きして来て良かったね~」
富士山は期待していたけれど、元旦にこれほど菜の花が咲いているとは思わなかったので私は大喜びだ。
    

平凡な日常でも、様々な場面で常に何かを選びながら過ごしている。
その選択によって満足が得られるか後悔するか・・・
そう考えると、今まで以上に日々を大切にしなければと思う。

新年初めての外出が初日の出詣でとなった2016年が、充実の年になるように頑張ろう。