木々の葉はすっかり散って、梢で鳴く鳥の姿がはっきり見える。
歩くたびに落ち葉がサクサクと音をたて、何ともいえない心地良さだ。
土に返ることで、その一生を終えようとしている葉に西日が差し込んで、一瞬生き生きとした表情がよみがえった
ファインダーを覗くと、きらっと光る小さなものが目に飛び込んできたので、目を凝らしたらどうもススキの穂(種)のようだ。
細い綿毛を羽のように広げている様はまるで小さな虫のようで、自分の意思でどこへでも飛んでいけそうなのに。
落ち葉に摑まっているのか捕まえられているのか・・・
その場を自分の場所としたいのかもっと遠くに飛んで行きたいのか・・・
「お願いだから少しだけじっとしてて」
風に身を任せ、自分の役割を果たそうとしているそのけなげな様子に時が経つのを忘れてしまった。
ファインダーの中に、思いがけないものをみつけてドキッとすることがある。
被写体の中に生き生きとした表情を見つけた時、私はこの上なく嬉しくなる。
どんな小さなことでも認め、そして認められることで人は先を目指すことができるのかもしれない。
そんな想いが広がり、大切なこととして来年は第一に心がけようと思った。
歩くたびに落ち葉がサクサクと音をたて、何ともいえない心地良さだ。
土に返ることで、その一生を終えようとしている葉に西日が差し込んで、一瞬生き生きとした表情がよみがえった
ファインダーを覗くと、きらっと光る小さなものが目に飛び込んできたので、目を凝らしたらどうもススキの穂(種)のようだ。
細い綿毛を羽のように広げている様はまるで小さな虫のようで、自分の意思でどこへでも飛んでいけそうなのに。
落ち葉に摑まっているのか捕まえられているのか・・・
その場を自分の場所としたいのかもっと遠くに飛んで行きたいのか・・・
「お願いだから少しだけじっとしてて」
風に身を任せ、自分の役割を果たそうとしているそのけなげな様子に時が経つのを忘れてしまった。
ファインダーの中に、思いがけないものをみつけてドキッとすることがある。
被写体の中に生き生きとした表情を見つけた時、私はこの上なく嬉しくなる。
どんな小さなことでも認め、そして認められることで人は先を目指すことができるのかもしれない。
そんな想いが広がり、大切なこととして来年は第一に心がけようと思った。