新JOOKOのふぉとエッセイ

     東海道53次探検ウォークや、四季折々の出来事
     そして仏像造顕所勢山社関連など、写真もお楽しみに♪

5月大好き!

2017-05-22 | ノンジャンル
「山登りって、けっこう辛いね」

高尾山の頂上までもう少しという所で休憩していた小学生グループの傍を通り過ぎた時、耳にした言葉に思わず笑ってしまった。
真っ赤な顔をして汗を拭いていた子もいたから、もしかしたら初めての山登りだったのかもしれない。

「大変な思いをした分、頂上に着いた時は嬉しさ百倍だよ」と心の中で声をかけて更に進み、最後の階段登りで頂上へ。確かにけっこう辛い。

遠足なのだろうか、頂上広場はお弁当を広げている子どもたちなどで大賑わいだ。
ここでおにぎりをが今までのパターンだが、いつもと違う高尾山を体験すべく薬王院まで更に足を進める。

実をいうと、昼食は特別に薬王院での精進料理「そば膳」と決めていた。
このそば膳は季節限定で、秋は「もみじ膳」になるらしい。
平日限定で予約なしOKだけれど、食材がなくなり次第終了とのことだ。

大本坊二階の大部屋は落ち着いた雰囲気で風通しが良く、汗をかきながら山を登ってきた身体に何よりのご褒美だった。
運ばれてきたそば膳はもちろん、窓の外の緑と部屋の雰囲気全てが御馳走で嬉しい。
    

三色蕎麦のうちコクがある味わいのクリーム色をしたお蕎麦と、精進揚げのハムのようなものが???だったので、通りかかった係りの方に質問したら大豆蕎麦と大豆ハムとのこと。
色々な工夫が垣間見られ、とろろも胡麻豆腐もグリンピースご飯もとても美味しく大満足だった。

ゆったりとした時間を過ごし、1時頃外に出ると看板に「完売」の札が。
間に合って良かった!
    
次回はもみじ膳かな~と、高尾山を歩く楽しみが一つ増えて嬉しい。

手軽に山登りが楽しめる高尾山には年間260万人が訪れ、今や世界で一番登山者が多い山とのことだから驚きだ。
すれ違う人たちに色々な言語が飛び交っていたのもうなずける。

残念ながら雲がかかって富士山は見られない。
平日なのに大勢の人で賑わっていたけれど、午後になり空間が増えた頂上に戻り、爽やかな風+溢れる緑と共に一番のお気に入り稲荷山コースを下山した。
    

普段は家周りでのウォーキングが自分なりの健康法&楽しみだが、たまにはいつもと違う時を過ごしてリフレッシュ!
もしかしたらそういう時間のために、日々頑張っているのかもしれない。

特別な時間といえば、連休明けに訪れた富士本栖湖リゾートの「富士芝桜まつり」が感動的だった。

早朝に家を出て、山中湖・河口湖・西湖・精進湖・本栖湖の富士五湖全てを通り過ぎ到着。
色鮮やかな芝桜と富士山のコントラストに大感激だ。
     

雪を残したした富士山が一日中その美しい姿を現わしてくれていたので、こんなことはめったにないと寄り道しすぎ、中々家路につけなかった。
      

5月が大好きなのは生まれ月だからだろうか。
それとも若々しい緑と爽やかな風が心地良くて、五感に活力を感じるからだろうか。

そんなよい季節のはずなのに、急に夏の気配になり昨日は各地で30℃越えを記録。
猛暑日もあり、5月としては観測史上初めての最高気温になった所もあった。
6月になると梅雨入りして湿気が多くなるだろうし、この分だと今年の夏も暑くなりそうでちょっと心配だ。

年間をとおしても、心地よい時期はそう長く続かないから嬉しいのかもしれない。
過酷な夏は苦手だけれど、その季節ならではの楽しみを見つけることが年を重ねた証し?と、さっそく大好物のアイスクリームを冷凍庫にストックした。

小さな嬉しいことの積み重ねを大切に思える自分でいたい。