新JOOKOのふぉとエッセイ

     東海道53次探検ウォークや、四季折々の出来事
     そして仏像造顕所勢山社関連など、写真もお楽しみに♪

撮影会再開

2009-02-13 | ノンジャンル
例年より早く春一番が吹き荒れている。ヒューヒューという風の音を聞いていたら、急に花たちのことが心配になってきた。

見ごろだったマンサクの花はどうしているだろう。


良い香りでも私たちを楽しませてくれる梅や水仙は?
待ちに待ってせっかく花の時期を迎えたのに、突然襲ってくる過酷な環境が気の毒になってしまう。
     
久しぶりに再開した撮影会は小春日和に恵まれた。訪れた長谷寺では梅や河津桜、マンサクなどが咲き、福寿草も顔を出していたから被写体に事欠かない。
    

まだ寒い日もあるというのに植物は敏感に春の気配を感じているようだ。蕾を膨らませ咲き誇る花を見つけるたびに、ほほが緩んでしまうのは私だけではないだろう。

けれど花を撮るのは難しい。
風景の一部として全景を撮るのか、花の美しさを際立たせるために接写するのか・・・。

どちらかというと、自分自身がハッとしたとたんシャッターを押してしまい、あとでこうすれば良かったと後悔するタイプだ。だが、よく考えてと思うとかえって撮れなくなるというこの頃だから、ようやく撮影の難しさが解ってきたのかもしれない。

そんな私の心の内を察したのか次に訪れた光則寺で、先生が「この梅をこの角度から撮ってごらん」と言った。
枝には白い衣をまとっているから古木?先生のお気に入りのようだ。
    

先生はどんなふうに撮ったのだろう。同じ被写体でも撮り方で表情が全く変るから、今度参考のために見せてもらおう。

写真を通じて仲間が増えつつある。
大先輩たちがアドバイスをくれ、時には撮影に誘ってくれることもあるから幸せなことだ。

「まずは自分が好きだと思う写真の真似をして」とは去年受講した講座の先生の言葉。
大先輩の一人は「じっくり観賞して楽しんでからシャッターを」と。
「あなたの写真を見てこうしたらと言いたいことがいっぱい」と、もう学習会の予定まである。
せっかくの好意を無駄にしないよう、皆さんのアドバイスが活かせるようになりたい。

まだ風が吹き荒れている。
鎌倉行きの翌日、思いがけず出会ったつがいのメジロが、気ぜわしく蜜をすっていたコヒガン桜は散ってしまっただろうか。