新JOOKOのふぉとエッセイ

     東海道53次探検ウォークや、四季折々の出来事
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弘法大師像の開眼式に参加して

2022-09-22 | 勢山社特派員だより

蓮乗院の弘法大師像開眼式が、7月初めに行われました。

修理のため、弘法大師像が勢山社舞子工房へ引き取られたのは昨年6月。月日が経つのはあっという間です。

浄土宗大本山光明寺山門右手にある蓮乗院は、鎌倉材木座海岸の近くに位置しています。

開眼式当日も、付近は夏のレジャーを楽しもうという人々で賑わっていましたが、蓮乗院はいつもの静かなたたずまいでした。

      

ところで、浄土宗の寺院になぜ弘法さんが?と不思議でしたが、蓮乗院は元々真言宗の寺院だったそうです。長い歴史の中の様々な事情を受け入れ、守り、次世代に引継ぎぐことの大切さを、今回の弘法大師像修理に関わることで学ばせていただきました。

コロナ禍のため最小限度の参加者で行われた開眼式は厳かで、私は久しぶりに緊張しながら撮影を。修理前より背筋が伸びて、お顔立ちもスッキリされた弘法大師様も嬉しそうでした。

修理をされた仏師の渡邊勢山さんは、大本山光明寺より大仏師号を拝受されており、今回の修理についても感謝状が贈られ、二重に嬉しい開眼式となりました。

 

ハイキングはもちろん、季節の花や新緑や紅葉など盛りだくさんな鎌倉が大好きな私です。

台風14号の後、急に秋風が吹きだしましたが明日あたりまた台風が発生しそう。

秋晴れの日に、鎌倉散策をしながら弘法さんに会いに行ければと思っています。