![]() | 当事者主権岩波書店このアイテムの詳細を見る |
講義のレポート課題として出されていたものです。
私の大好きな上野さんの本。
気鋭の実務家と学者のコラボレーションが作った新しいパラダイム。個人がより主体的に生きることができるように打ち立てた言葉「当事者主権」。新しい概念が浮かび上がらせてくれるものは何か。存在しているのに見えないものとして、暗黙のうちに働くものとして、異議を唱えないものとして扱われる人々。障害者、女性、患者、あらゆるマイノリティの人たちがそこにはいる。そして当事者ということばを打ち立てれば、今まで当然のように社会を取り仕切ってきたマジョリティの存在も明らかになる。彼らも当事者なのである。
すべての人にスポットライトを当てるために書かれた本。そのきっかけとして障害をもつ人たちの運動に注目した点は秀逸だと思われる。
JOHNY
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