試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

サハ100-17[カノ13F] 車体振替 (サハ101-233[ツヌ118F] 回着,屋根板・台枠交換:サハ100形0番代編入) ※'旧製品

2018-11-21 21:47:21 | 国鉄/JR101系
集約。

KATO製国鉄101系モハ101-91,モハ101-215(ツヌ118F:旧製品)に続きサハ101-233(ツヌ118F:旧製品)の導入が実現した。
モハ101-215以外は塗装変更車廃止用種車で先ずモハ101-91にてモハ101-68(カノ13F:Mc59)の車体振替を行っている。
これで廃車予定が組まれた塗装変更車はサハ101-239(ツヌ131F:Mc70)だけとなり振替えにはサハ101-233を起用する方向だった。


国鉄101系サハ100-17(カノ13F)。
※再生産品。

カノ13F(塗装変更車+旧製品+再生産品)は元カノ20F(Mc53:塗装変更車+旧製品)を組成変更及び改番した編成である。
2016年2月に暫定出場したカノ20F(M'120)は九代目ツヌ118F(Mc155:旧製品←ツヌ118F)が充当され10両編成化を果たした。
一旦旧カノ20F(M'158)を挟んだがモハ100-139以下8両(カノ20F)への改番が行われカノ20F(→元カノ20F)は正式出場となった。
再編に際しプロトタイプ選定は後追いとなり当時1両も在籍していなかったサハ100形黄色5号車両の登場が優先される。
サハ101-127(カノ20F:旧製品)は旧ラシ107F(Mc202)への塗装変更車集約が絡みサハ101-290(ラシ107F)に改番異動となった。
当時保留車には元サハ101-259(元カノ20F:旧製品)が廻っておりカノ13Fでも塗装変更車:旧製品車両=8:2の比率は守れた。
しかし元サハ101-233(ツヌ118F:Mc155)がサハ100-17(カノ13F:再生産品)へ形式変更されカノ13Fの出場を迎えている。
これは誤選択となってしまい元サハ101-259はサハ101-264(ラシ101F:Mc201)に改番されるまで保留車のまま残留し続けた。


入工中のサハ101-233,サハ101-230,サハ100-17 (ツヌ118F,カノ13F,カノ13F)。
※再生産品,旧製品,旧製品。

サハ100-17にはサハ100-38用,サハ100-210(トタ5F:Tc14)用屋根板ではなく元サハ100-40(ムコ10F:Mc194)用が再用された。
竣工当初は側面窓セル交換すら見送られ101系800番代LOT屋根板を併せ再生産品車両相当のサハ100形となった。
後日モハ100-204(ツヌ106F:Mc160)との相互交換が行われ旧製品LOT側面窓セル装着車に変更されている。
塗装変更車が多数組み込まれていたカノ13FだがHゴム支持再現統一完了を区切りとし一旦旧カノ13Fの動きは止まった。
2017年2月からは旧サハ101-230(旧カノ13F:塗装変更車)を皮切りにカノ13F用塗装変更車の削減が開始される。
時間こそ要したが旧モハ101-68(塗装変更車)の車体振替を以てモハ100-45以下7両(カノ13F)は旧製品車両で纏められた。
その代わりカノ13F用中間車両はサハ100-17だけが再生産品車両相当で残される結果を招き異端車と化してしまった。
在籍編成でもサハ100形黄色5号車両は際立つ存在だけに一連の入場で旧製品車両への振替えが決定している。


床板一式だけが流用となるサハ100-17。

塗装変更車廃止名目で投入されたサハ101-233(ツヌ118F)は急遽再生産品車体廃止用種車へと役割が変わった。
計画変更によりサハ101-239の車体更新が遠退いたがツヌ131F用青22号車両は全車塗装変更車でありまだ誤魔化せる。
最後まで残った黄色5号塗装変更車組込編成の仕様に救われ心置きなくサハ100-17,サハ101-233を入場させた。
前途の通りサハ100-17用屋根板は元サハ101-40(101系800番代LOT)用のため旧製品LOT屋根板に比べ若干灰色再現が濃い。
屋根板色温度統一にはサハ100-38用ないしサハ100-210用屋根板が欠かせずサハ100-17単独での作業は困難だった。
そこでサハ100-99(ツヌ113F:Tc74)に取り付けられていた元サハ100-210(旧トタ5F:T'210)用屋根板との相互交換を行う。


旧製品LOT屋根板へ交換されたサハ101-230。

なおサハ101-230(カノ13F:旧製品)にはサハ100-17(8号車)の屋根板色温度差を緩和する役目が与えられていた。
意図的に旧サハ101-264(元ラシ104F-2:T264)を車体振替種車とし再生産品LOT屋根板装着車が2両並ぶ編成見附とした。
この措置はサハ100-17用屋根板交換により用を成さなくなるためサハ101-230もサハ101-233(ツヌ118F)用屋根板へと改める。
よってサハ101-230,サハ101-233,サハ100-17,サハ100-99の4両で部品交換を行うややこしい展開となった。
当初はサハ100-17(カノ13F)へ形式変更されるサハ101-233,サハ100-17が第一工程に据えられており分解まで済ませた。
しかしサハ100形への形式変更には車両番号標記,エンド標記,電略標記印刷の消去を要する都合上先送りが決定した。
作業を進めたサハ100-17だったが一時中断としサハ101-230,サハ101-233の屋根板交換に切り替えている。




サハ101-230(カノ13F:旧製品LOT屋根板交換施工)。
※旧製品。

ラシ104F(Mc136:再生産品←ラシ104F-1:T105,ラシ104F-2:T264)では旧製品LOT部品を流用する車体更新が行われた。
そのため再生産品LOT屋根板装着車となった旧サハ101-264(旧製品)は旧サハ101-230用車体振替種車に適していた。
長らく車体と屋根板のLOTが揃っていなかったがサハ101-233(ツヌ118F)用屋根板により旧製品車両へと復帰している。
出自がラシ104F(塗装変更車+旧製品)だったため各部品類の状態は良く屋根板交換以外に施工項目は無い。
手早く竣工させたサハ101-230(カノ13F:旧製品)は6号車のモハ100-140(カノ13F:旧製品)とも完全一致する外観に至った。
ここで待機させていたサハ100-99(再生産品)から元サハ100-210用屋根板を取り外しサハ101-233へ移設している。


屋根板を交換した元サハ100-17,サハ100-99,元サハ101-233 (元カノ13F,ツヌ113F,元ツヌ118F)。

続けて分解済だったサハ100-17に元サハ101-230用屋根板を装着し作業はサハ100-99へと移行した。
以後元サハ100-17(元カノ13F:再生産品←カノ13F)に関連する工程は殆ど存在しないため一旦引き上げている。
ツヌ113F(Tc74:再生産品+旧製品)は十一代目ツヌ118F(Mc155:再生産品)にツヌ115F(Mc144:旧製品)構成車を組み合わせた。
屋根板色温度を揃えないまま出場しており現在でも千葉方はクハ101-74+モハ101-242+モハ100-235(再生産品)が連なる。
サハ100-99(4号車)を元サハ100-40用屋根板に交換するとツヌ113Fはサハ101-88(5号車:再生産品)までの編成見附が整う。
これはツヌ113Fにも好都合でサハ100-17用屋根板とサハ100-99用屋根板を振り替える選択は正解だった。




サハ100-99(ツヌ113F:101系800番代LOT屋根板交換施工)。
※再生産品。

ここでもサハ100-17の先行分解が奏功しサハ100-99(ツヌ113F:再生産品)は短時間で竣工に至った。
再出場したツヌ113Fのうちモハ101-163以下4両(旧製品)は先の入場で再生産品LOT屋根板装着車へ変更済だった。
従って1両だけ屋根板色温度が異なっていたサハ100-99の弱点は元サハ100-17用屋根板により解消されている。
LOT構成は変わっておらず車体塗装被膜仕上げの差異こそ残るものの大幅な編成見附向上を果たせたと思う。
保管品不足もあり10両全車が同一屋根板色温度で揃う新旧LOT混結編成は決して多くなく予想外の収穫を得られた。
たまたまサハ100-17の旧製品LOT相当屋根板交換を切っ掛けとしたが良い方向に転じてくれた。


床板一式が交換される元サハ100-17,元サハ101-233

ここまで部品交換だけで全てを切り抜けられたためサハ101-230,サハ100-99の作業は約30分で捌き終えた。
そしていよいよ元サハ101-233(元ツヌ118F)をサハ100形0番代へ形式変更する主工程に突入した。
サハ100-17用床板は元サハ100-17用を流用し引き続き元空気溜が1-3位側に向くよう方転装着している。
中古製品のサハ101-233(ツヌ118F)は瑕疵が無く側面窓セル窓サッシ印刷補修等を必要とせず即時組み立てた。
ひとまずサハ100形0番代相当に達した元サハ101-233だが各種標記印刷消去を行わなければならない。
進行順は先ず[サハ100-17]標記インレタ転写まで進め次に[1]エンド標記,[千ツヌ]電略標記印刷消去へ移る安全策を採った。


[サハ101-233]:2-4位側。

いつもの通りラプロス式車両番号標記印刷消去を採用したが2-4位側の[サハ101-233]標記は非常に崩れ難かった。
最近では車両番号標記印刷消去失敗も減り安心してラプロスを当てたものの[サハ101-233]標記跡が伺える結果となった。
車両番号標記インレタで誤魔化す作戦は取り止めたため久し振りにラプロス#8000まで番手を上げ完全消去を目指した。
しかしここまでの施工回数が災いし[サハ101-233]標記跡まで漕ぎ着けた代わりに擦過痕の隠蔽は厳しくなっている。
再生産品車両よりも塗装被膜が厚いように感じられる旧製品車両での車両番号標記印刷消去失敗はまさかの出来事だった。
対照的に1-3位側はラプロス#4000,ラプロス#6000を併用しただけで無難な[サハ101-233]標記跡へと持ち込めた。


[[サハ100-][17]]:2-4位側。

幸いグリーンマックス製車両番号標記インレタの中でも比較的太フォントに属する台紙が起用出来た。
出来るだけ印刷消去痕を目立たなくするには太フォントインレタが有利でありサハ100形用組標記も残されていた。
高経年台紙ながら転写力は落ちておらず2両に留まるサハ100形黄色5号車両の竣工数が味方してくれた。
また[1]標記,[7]標記インレタとも残存しており組み合わせは[サハ100-]+[17]とし破綻軽減を図る。
先ず2-4位側から転写を開始したが太フォント標記に助けられ失敗した車両番号標記印刷消去痕は殆ど判らなくなった。


[(1)]:1-3位側。

続く1-3位側も[サハ100-]+[17]の並びを採用し[1]エンド標記,[千ツヌ]電略標記印刷消去への時間を確保している。
[1]エンド標記及び[千ツヌ 定員144]標記印刷はラプロス式とユニクリーナー式を併用する消去方式とした。
なお[サハ101-233]標記印刷消去と同時にラプロス#4000での先行措置を済ませていたがやはり2-4位側の印刷強度が高かった。
先に1-3位側を捌いてまで2-4位側の作業時間確保に努めたものの上手く嵌まらず[ツヌ 定員144]標記跡は塗装被膜が乱れた。
余計な負荷を与えないユニクリーナー式なら[ツヌ 定員144]標記跡に仕上げられると考えていたためまさかが二度続いている。


[(1)]:2-4位側。

2-4位側の[1]エンド標記印刷跡は強い艶を帯びてしまった一方何とか成形色露出だけは防げた。
ペイントリムーバー式,ラプロス式しか選択肢が無ければ恐らく黄色5号塗料は溶解していたはずである。
折しもユニクリーナー式印刷消去を本格採用した後でありサハ100-17(カノ13F)は入場時期に恵まれたと思う。
サハ101形とサハ100形ではエンド標記位置が線対照となる都合上1-3位側の転写目安は存在しない。
取り敢えず車両番号標記インレタの仕切線と車体裾を合わせてみたところ[1]エンド標記は妻板側へ偏位してしまった。
体裁の悪い[1]エンド標記再現だが車体との揃え方に問題があったのかもしれず現時点での修正転写は見送った。




サハ100-17(サハ101-233 サハ100形編入,屋根板・床板交換施工)。
※旧製品:車体振替。

無難に纏められた[西カノ 定員144]標記インレタ転写だが2-4位側は印刷消去痕隠蔽を優先している。
これまでの電略標記変更施工車は製品印刷位置に準拠するべく車端寄側面窓の延長線上を転写目安としてきた。
しかし[ツヌ 定員144]標記跡には黒ずみが広がっておりこれを隠蔽するため若干車体中央寄へ偏位させた。
多少見苦しさは軽減されたものの予想を下回る結果に終わったサハ100-17(カノ13F:再生産品)が竣工した。
ようやくモハ100-45以下8両(カノ13F)は旧製品車両で統一されクモハ101-59,クモハ100-34(塗装変更車)が挟む構成となった。
モハ100-140+サハ101-230+サハ100-17+モハ101-68の屋根板色温度差も見られなくなり編成見附は改善されている。




サハ101-230+サハ100-17 (カノ13F:元サハ101-264+元サハ101-233)。
※旧製品+旧製品。

サハ100-17との入れ替えによりカノ13Fの初陣を飾った元サハ100-17(元カノ13F:再生産品)は保留車となった。
既にツヌ105F(Mc154)組成準備車は10両全てが内定済で元サハ100-17を組み込む新編成組成も厳しい状況にある。
ただ外観は単独投入が難しくなったサハ101形200番代相当であり活用しない手はない。
元サハ100-17の[千ツヌ 定員144]標記は整備入場時にインレタ再現へ変更したと思い込んでいた。
実際には製品印刷のまま残されており[1]エンド標記を再変更すればサハ101形200番代への復帰が容易だと判明した。
そこで元サハ100-17を塗装変更車体廃止計画が流れ掛けたサハ101-239用更新種車へ充当する。




元サハ100-17(元カノ13F:屋根板,床板交換施工)。
※再生産品。

だがツヌ131F(塗装変更車+旧製品)への異動はモハ101-247+モハ100-241(ツヌ131F:旧製品)との釣り合いが課題となる。
ツヌ131Fに組み込まれている黄色5号車両は僅か3両しかなく新旧LOT混結は回避したい。
そのため他編成で捻出可能な再生産品車両ユニットを探りサハ101-239(←元サハ100-17)との調和を図る算段とした。
急展開を見せた旧サハ100-17の車体振替だったが結果的に上手く収まりそうな予感が漂ってきた。
ひとまずカノ13F(塗装変更車+旧製品)を再出場させた後に元サハ100-17の復帰へと取り掛かる予定である。
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