試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

国鉄101系中野電車区13F [Mc59] 3+7内嵌式尾灯車編成 (運行番号・行先変更,クモハ101-59 表示器窓Hゴム支持再現補修)

2016-07-29 21:06:43 | 国鉄/JR101系出場:総武・中央線
本運行。

KATO製国鉄101系ツヌ103F(Tc48:弁天橋区仕様+旧製品)は新金型編成への格上げに併せ[幕張]表示編成とした。
これは[幕張]幕を採用していたカノ13F(Mc59:塗装変更車+旧製品+再生産品)を[中野]表示編成に変更する名目である。
行先方向幕部品撤去は旧ツヌ103F(旧製品)の入場と並行したが表示器窓Hゴム支持再現が一部剥がれてしまった。




国鉄101系カノ13F 内嵌式尾灯車編成(1978/3)。
[カノ13F]:Mc59-M'45-T'c74+Tc39+M145-M'140-T230-T'17-M68-M'c34
※塗装変更車+旧製品+再生産品。
◆運行番号,行先表示変更。

そのためツヌ103Fよりも遅れてクモハ101-59,クモハ100-34(カノ13F:塗装変更車)の行先変更に着手した。
内嵌式尾灯車編成を特徴に据えた元カノ20F(Mc53:塗装変更車+旧製品→カノ13F)は当初から[幕張]幕表示編成であった。
カノ20F(M'120→元カノ20F)が出場した当時東行,西行の配分に傾き筆頭候補だった[中野]幕は採用されなかった。
サフィックス[XXB]幕が無い運行番号幕部品は[31C]幕を代用し津田沼区運用中野区所属編成代走仕様で妥協している。
クモハ101-53,クモハ100-44(元カノ20F)を改番したクモハ101-59,クモハ100-34は表示器部品撤去が行い難い。
塗装変更車は油性ペイントマーカーによるHゴム支持再現が剥がれ易く運行番号幕,行先方向幕部品撤去時の壁となる。
補修も手間が掛かるため旧ラシ107F(Mc202:塗装変更車+再生産品+旧製品)での事例を踏まえ慎重に作業へと取り掛かった。


入工中のクモハ101-59,クモハ100-34 (カノ13F)。
※塗装変更車。

さっそくクモハ101-59,クモハ100-34を分解し表示器窓Hゴム支持再現への負荷が軽くなる方式で撤去に臨んでいる。
車体表側のHゴム支持モールド周囲を指先で押えながらニードルにて車体裏側から押し出す方法とした。
なお指先は運行番号幕部品が完全に外れるまで車体表側を支えた状態のまま維持している。
その結果クモハ100-34は成功したがクモハ101-59では運行番号表示器Hゴム支持再現が剥がれてしまった。
ただクモハ101-202,クモハ100-191(ラシ107F:塗装変更車)ほど損傷は激しくなく一応の効果を得られたと思う。
しかし油性ペイントマーカーが剥離した事実に変わりなくクモハ101-59だけはHゴム支持再現の補修も必要となった。


豊田区東所沢派出仕様用方向幕部品。

当初行先表示類は[31C 幕張]の折り返し運行である[31C 中野]表示に変更するつもりだった。
だが津田沼区運用中野区所属編成代走仕様からの脱出を目指し保管品の運行番号幕部品を探っている。
するとクモハ101-1006(トタ5F-2:Mc1006)以外では全く使用機会の無かった豊田区東所沢派出用方向幕部品が目に止まった。
武蔵野線運用はサフィックス[XXE]表示であり細工すれば何となく[XXB]幕に近い雰囲気を醸し出せるように思えた。


クモハ100-34 [03B 中野]:運行番号,行先表示変更施工。
※塗装変更車。

失敗しても[31C]幕採用案があるため[03E]表示先端に黒点を設ける方式にて[03B]幕擬の作成へと進んでいる。
当初当初油性ボールペンで[03B]表示へ変更しようとしたが全くインクが乗らずマッキーに切り替えた。
しかしマッキーは滲みが広がる弱点があり[03B]表示ではなく[03]表示に近い仕上がりとなった。
この怪しい[03B]幕擬をクモハ100-34へ取り付けてみたところ印刷再現とマッキーの差が余計に強調して見えた。


クモハ100-34 点灯試験[03B 中野]:[03B]幕装着試行。
※塗装変更車。

一応[03B]表示に見えなくもないが見栄えは今ひとつで当然ながら交換前の[13C]幕を大きく下回った。
また点灯試験では更に相性の悪さが増幅されてしまい角張った[03B]表示を目立たせるだけとなった。
ただ何時でも[13C]幕に戻せるため取り敢えず津田沼区運用中野区所属編成代走仕様廃止が決定している。
続けてクモハ101-59用[03B]幕擬を仕立て失われた運行番号,行先表示器窓Hゴム支持再現の修復へと取り掛かった。


クモハ101-59 [03B 中野]:運行番号,行先表示変更施工。
※塗装変更車。

クモハ101-59の運行番号表示器窓Hゴム支持再現は一部が欠けた程度で留まっており逆に修繕を難しくした。
欠損箇所が広範囲に渡っていれば油性ペイントマーカーを全て剥離し再塗布するだけで完了していた。
中途半端な欠け具合に加え厚塗りの塗装被膜が災いしHゴム支持モールドは製品状態よりも埋没している。
結局策は部分補修しか残らず油性ペイントマーカーから排出したインクを爪楊枝の先に漬け復活させた。


クモハ101-59 点灯試験[03B 中野]:[03B]幕装着試行。
※塗装変更車。

油性ペイントマーカーは乾燥が速いため間もなくクモハ101-59にも[03B]幕擬が取り付けられた。
手作業であり個体差が避けられない[03B]幕擬だがクモハ100-34用よりは多少ましなったと思う。
その代わりクモハ100-34との差が激しく出てしまいマッキーを採用したサフィックス変更は失敗だったかもしれない。
点灯試験を行うとマッキーの黒点が視認できる始末で描いていた[03B]幕とは異なる方向に出てしまった。




カノ13F(運行番号・行先変更)。

カノ20Fから引き継いだ津田沼区運用中野区所属編成代走仕様は廃止に至りカノ13Fを出場させようと思った。
だがどうしても[03B]幕擬が引っ掛かり保管品に眠る弁天橋区仕様用運行番号幕部品を確認している。
1編成のみの導入に留まった弁天橋区仕様(Mc170)は習志野区仕様改装が前提とされ付属品には目もくれなかった。
これはツヌ101F(T'c30)用組成準備車等も同様で弁天橋区仕様用行先方向幕部品は未開封のまま保管品に廻っていた。


弁天橋区仕様用方向幕部品。

そして探し当てた弁天橋区仕様用行先方向幕部品には中野区運用と合致する[13B]幕が含まれていた。
[03B]幕擬の代替は[13B]幕で即決となり再度クモハ101-59,クモハ100-34を入場させている。
クモハ101-59では運行番号幕部品撤去に失敗し表示器窓Hゴム支持再現の部分補修を強いられた。
失策を繰り返すわけには行かず同一方式ながら[13C]幕よりも弱い押力で[03B]幕擬撤去へと漕ぎ着けている。




クモハ100-34 点灯試験[13B 中野]:運行番号再変更施工。
※塗装変更車。




クモハ101-59 点灯試験[13B 中野]:運行番号再変更施工。
※塗装変更車。

さすが純正品だけあり[13B]幕へと交換されたクモハ101-59,クモハ100-34は前面見附が飛躍的に向上した。
早く気付いていれば[03B]幕擬作成は必要なくカノ20Fも津田沼区運用中野区所属編成代走仕様にはならなかった。
確認不足でクモハ101-59の表示器窓Hゴム支持再現を招いたがカノ13Fは中野区運用編成に改められ再出場している。
なおセットバラし品の導入時に付属してきた弁天橋区仕様用行先方向幕部品がもう1編成分残っていた。
よって[千ツヌ]電略標記以上に抵抗感のあった[XXC]表示を回避した中野区仕様が仕立てられる。
元ツヌ102F(Tc75:旧製品),元ツヌ124F(Tc78:旧製品)構成車を組み合わせる10両編成は中野区仕様も候補に加えて検討する。
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