試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

国鉄101系中野電車区13F [Mc59] 3+7内嵌式尾灯車編成 (サハ101-230 車体振替:旧サハ101-264[元ラシ104F-2] 改番)

2017-02-19 21:20:08 | 国鉄/JR101系出場:総武・中央線
第一弾。

目下KATO製国鉄101系保留車9両の戦列復帰を画策中だがその前に在籍編成との車両振替計画が急浮上した。
現在保留車はクモハ100-108(ツヌ118F:再生産品)を除く大半が旧ラシ104F-2(T264:再生産品+旧製品)構成車である。
これらの保留車を10両編成化するにはクモハ101-155(ツヌ118F:再生産品)が不足しておりLOT調整も課題となっていた。


国鉄101系カノ13F 内嵌式尾灯車編成(1978/3)。
[カノ13F]:Mc59-M'45-T'c74+Tc39+M145-M'140-T230-T'17-M68-M'c34。
※塗装変更車+旧製品+再生産品。
◆サハ101-230 車体振替。

クモハ101-59,クモハ100-34(カノ13F:Mc59)はクモハ101-78(旧ムコ3F:Mc78),クモハ100-39(トタ5F:Tc14)の塗装変更車である。
当初クモハ101-53,クモハ100-44(カノ20F)へ付番し先ずカノ20F(M'120:塗装変更車+旧製品)を暫定出場させた。
その後旧カノ20F(M'158)を経てカノ20F(Mc53)は正式出場したがカノ13F(塗装変更車+旧製品+再生産品)への再編に至った。
これに併せサハ101-105(ラシ104F-1:T105←元ツヌ131F-1:M'c143)をモハ101-68(カノ13F:塗装変更車)へと形式変更している。
何とかクモハ100-34+モハ101-68は塗装変更車ユニットで揃えられた一方モハ100形には黄色5号塗装変更車が存在しない。
よって千葉方ユニットを組むクモハ101-59+モハ100-45(カノ13F)は塗装変更車+メーカー塗装車の一択しかなかった。
結局モハ100-45用種車にはモハ100-186(カノ20F:旧製品←モハ100-208:ツヌ118F)が充当される編成内異動で落ち着いた。


サハ101-230(カノ13F)。
※塗装変更車。

またサハ101-259(カノ20F:旧製品)に代わりモハ101-165(元ツヌ131F-1:塗装変更車)もサハ101-230(カノ13F)へ形式変更した。
しかしこの車両異動は旧製品車両,塗装変更車,再生産品車両が6,7,8号車に配されるちぐはぐな状態を招いてしまった。
カノ13F用車両竣工第一号を飾ったサハ100-17(再生産品:8号車)は元サハ101-233(ツヌ118F:Mc155←旧ツヌ118F)が種車である。
工程はサハ100形黄色5号車両の初登場が最優先項目に挙げられておりLOT配分は全く考慮されていなかった。
一方モハ100-140(カノ13F:6号車)はモハ100-139(カノ20F:旧製品←モハ100-158:ツヌ118F)を改番したのみに留められた。
2016年6月から続く編成見附への配慮に欠ける現状を打破するためサハ101-230(7号車)は保留車との差し替えが決定している。


旧サハ101-264(元ラシ104F-2:再生産品LOT側面窓セル装着車)。
※旧製品。

現時点で保留車に廻っているサハ101形200番代は旧サハ101-245,旧サハ101-264(元ラシ104F-2:旧製品)が該当した。
両車とも車体状態は殆ど変わらずどちらをサハ101-230(カノ13F)用種車に引き当てても差し支えなかった。
他方保留車の10両編成化は車両番号まで絞り込みを終えておりプロトタイプ時期選択が残るだけである。
そのため新編成組成入場時の節約式改番に有利な旧サハ101-245は温存され旧サハ101-264が車体振替対象車となった。
サハ101-230(塗装変更車)は一旦保留車となるがラシ107F(Mc202:塗装変更車+再生産品+旧製品)への異動を検討している。


入工中の旧サハ101-264,サハ101-230 (元ラシ104F-2,カノ13F)。
※旧製品,塗装変更車。

サハ101-264(ラシ104F-2:再生産品)との相互交換を境に旧サハ101-264は再生産品LOT側面窓セル装着車へと変更された。
しかしカノ13Fは全車旧製品LOT側面窓セル装着車で統一されており今入場にて再度入れ替えが必要となっている。
単純にサハ101-230用窓セルを旧サハ101-264へ移設するはずだったが101系800番代LOT妻面窓セルが計算違いの基だった。
一時作業簡略化を狙い側面窓セル交換に限定した車両が多数存在しておりサハ101-230はその対象車であった。
まさかの101系800番代LOT妻面窓セル装着車が現れたため旧サハ101-264の作業は側面窓セル交換だけで打ち切られた。


部品を入替えた旧サハ101-264,サハ101-230。

側面窓セルの相互交換後サハ101-230,旧サハ101-264を組み立てサハ101-230(カノ13F)への改番に取り掛かった。
同じサハ101形200番代であり車両番号標記は[サハ101-264]まで継続使用できるため当然の如く節約式改番を採用した。
さっそく[サハ101-264]を剥離したところ[サハ101-264]標記跡からは若干黒ずんだ塗装被膜が顔を覗かせている。
ペイントリムーバー式印刷消去が採用された旧サハ101-264では溶解した[サハ101-233]標記を塗り広げてしまったらしい。
消去痕は[サハ101-264]標記インレタが覆っていたが[サハ101-230]でも[サハ101-264]標記跡を誤魔化せるか微妙に思えた。


[サハ101-264]:2-4位側。

LOT毎にばらつきがあるグリーンマックス製車両番号標記インレタだが[サハ101-264]標記はフォントが細かった。
残念ながら新インレタには[サハ101-264]と合致する個体が無く高経年台紙を用いる方法しか採れなかった。
[サハ101-230]は細フォント台紙を探り1-3位側:[サハ101-2]+[30],2-4位側:[サハ101-2]+[3]+[0]での組み合わせに至っている。
1-3位側,2-4位側とも消去が甘かった[サハ101-233]標記跡を転写目安に設け[サハ101-230]へと改めた。


[サハ101-2[3][0]]:2-4位側。

当初2-4位側の[サハ101-230]には埃が混入してしまったが何度もゴム系接着剤除去用爪楊枝を押し当て除去した。
継ぎ接ぎ転写だった割に[サハ101-230]標記は取り敢えず見られる配置まで持ち込めたと思える。
車両番号標記インレタ転写も悪くなかった一方乱れた[サハ101-233]標記跡を隠蔽するには無理があった。
更に[サハ101-230]が車体裾方向へずれてしまったため見附は旧サハ101-264時代よりも大きく後退している。




サハ101-230(カノ13F:旧サハ101-264 改番,旧製品LOT側面窓セル交換施工)。
※旧製品:車体振替。

旧製品LOT側面窓セル装着車への復帰を果たした旧サハ101-264はサハ101-230(カノ13F:旧製品)に改番され竣工した。
サハ101-230が塗装変更車から旧製品車両へと置き換えられカノ13Fの6,7,8号車はメーカー塗装車での統一を果たしている。
皮肉にもサハ101-230は屋根板を除きサハ101-264(旧ラシ104F-2:旧製品→旧サハ101-264)時代の仕様へ戻す工程となった。
車体更新が最優先項目だったラシ104F(Mc136:再生産品)の後を受けた入場であり二度手間は致し方ないと思う。




サハ101-230+サハ101-17 (カノ13F:旧製品+再生産品)。

車体振替により旧サハ101-230が抱えていたモハ100-140,サハ100-17に対する格落ち感は払拭され編成見附も向上した。
サハ100-17は元モハ100-208(旧ツヌ122F:M215→モハ100-204:ツヌ106F)用旧製品LOT側面窓セルへの交換を終えていた。
よって旧製品LOT側面窓セル装着車で揃ったモハ100-140+サハ101-230+サハ100-17のLOT差異は余り感じられないと思う。
なお編成から離脱した旧サハ101-230(元カノ13F:塗装変更車)は101系800番代LOT妻面窓セルを残したまま保留車へ廻っている。


モハ100-140+サハ101-230 (カノ13F:旧製品+旧製品)。

カノ13F(塗装変更車+旧製品+再生産品)の構成は塗装変更車:3両,旧製品車両:6両,再生産品車両:1両へと改められた。
中野方はサハ100-17(8号車)+モハ101-68(9号車)がメーカー塗装車と塗装変更車との明確な境界点に変わっている。
編成全体での塗装変更車はクモハ101-59,クモハ100-34+モハ101-68と千葉方,中野方に分かれる結果となった。
モハ101-45以下8両(カノ13F)がメーカー塗装車で纏まり塗装変更車1両を挟んでいた入場前に比べ体裁は良くなったと思う。
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