試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

国鉄101系津田沼電車区118F [Mc155] 回着 (クハ101-75,クハ100-78 ダミーカプラー交換:ツヌ113F[Tc74]用組成準備編成) ※再生産品

2016-09-15 21:31:34 | 国鉄/JR101系
十一代目。

十代目ツヌ118F(Mc155:再生産品)以来となるKATO製国鉄101系ツヌ118F(Mc155:再生産品)が回着した。
再生産品は当初2編成の新製投入計画があり十代目ツヌ118F(再生産品←旧ツヌ118F:Mc155)を先行増備している。
しかし保留車解消を名目としたツヌ106F(Mc160:再生産品+旧製品)の出場が優先され1編成に留まっていた。


国鉄101系ツヌ118F (1978/3)。
[ツヌ118F]:Mc155-M'158-T'c78+Tc75-M215-M'208-T108-T233-M91-M'c108
※再生産品。

長らく続けている旧製品先頭車両の新金型更新及びLP411前照灯車改装も終わりが見えてきた。
特にLP411前照灯車への改装で雰囲気を変えられたため必要以上に再生産品運転台付車両へ拘る必要も無くなった。
そのため十一代目ツヌ118F(再生産品)は最後の旧製品先頭車両用更新種車を兼ねる投入となった。
但し初期計画の2編成目とは導入名目が異なっており引き続き今後の増備を検討したい。
増備と車両更新を並行する都合により新旧LOT混結編成の登場が前提に置かれ中古製品での投入とした。
ところがほぼ全車で車両番号標記位置が腰板方向にずれていたため外れを引いた結果となった。
車両番号標記印刷をラプロス式とするかペイントリムーバー式とするか大いに悩まされる。
ひとまずこの問題は後回しにして運転台付車両の第一次整備を開始した。


入工中のクモハ100-108(ツヌ118F)。

予め車両更新対象編成を定めており行先表示均等化も併せて行う。
そのため製品仕様の[13C]幕,[千葉]幕は撤去した。
運行番号,行先方向幕部品は切り出し済保管品にて[09C 津田沼]表示に改めている。
同時に表示器用プリズム先端を水性マッキーで塗り潰し表示器点灯色変更対策を済ませた。




クモハ100-108 [09C 津田沼]:運行番号,行先変更施工。
※再生産品。

[09C]幕には若干の湯口痕が残るため第二次整備時に修正を試みる。
101系メイクアップパーツ2(11-511)の[成田]幕と組み合わされる運行番号でありもう手持ちがない。
失敗すると取り返しがつかなくなるため深追いはしない予定である。
最近の竣工車では表示器点灯色変更結果にばらつきがあった。
そこでクモハ100-108(ツヌ118F)を基準にクモハ101-155(ツヌ118F)を合わせる算段とした。


クモハ100-108 点灯試験[09C 津田沼]:表示器点灯色変更施工。
※再生産品。

クモハ101-155(ツヌ118F)には旧製品LOTホース付ジャンパ栓納めを装着した。
この部品も再用品でジャンパホースの黒色印刷が剥げており固定後にマッキーにて補修している。
なおクモハ101-155,クモハ100-108(ツヌ118F)は車両更新用種車へ充てるため揃って[09C 津田沼]表示を採用した。
また101系メイクアップパーツ2の投入数都合により[09]幕はクモハ100-108用を以て保管品から消滅した。




クモハ101-155 [09C 津田沼]:旧製品LOTホース付ジャンパ栓納め取付,運行番号,行先変更施工。
※再生産品。

クモハ101-155(ツヌ118F)用[09C]幕には目立つ湯口痕が無く措置を施す必要は無さそうである。
なお記録はジャンパホースを補修する前でありまだ塗装剥離箇所が残っている。
撤去時は車体裏から押し出すよう心掛けているため経年劣化の可能性が高いと思われる。
在籍する奇数向先頭車両は旧製品LOT部品で統一されており今一度再確認が必要だろう。


クモハ101-155 点灯試験[09C 津田沼]:表示器点灯色変更施工。
※再生産品。

表示器点灯色変更結果はクモハ101-155,クモハ100-108(ツヌ118F)とも大凡同じに見える。
取り敢えず車両更新用先頭車両の点灯色温度は無難な答が得られ順調な滑り出しとなった。
車両更新ではクモハ101形,クモハ100形旧製品先頭車両が捻出されるが何れも中間組込車へと改められる。
そのため新編成用種車となるクハ101-75,クハ100-78(ツヌ118F)は先頭車両対応化が必要になった。
運転台側はダミーカプラーへの交換を要したが予備品にて対応可能だったため車両更新入場前に実施した。


ジャンパホースが支障するクハ100-78+クハ101-75 (ツヌ118F)。
※再生産品:C280曲線通過試験。

当初クハ101-75,クハ100-78用KATOカプラーは存置とし十一代目ツヌ118F暫定出場させるつもりだった。
しかしクハ101-75でホース付ジャンパ栓納めとKATOカプラーの競合が発覚したため中止した。
ジャンパ栓納め部品は溶着しているがC280曲線通過時にジャンパホースとKATOカプラーが接触する。
解結後にジャンパホースの歪みは修正出来るものの塗装被膜への負荷を掛けたくなかった。
これが原因で4号車にクモハ101-193(ツヌ101F:T'c30)を組み込んでいたツヌ101F-2(Mc154)は廃止となっている。


さよならツヌ101F-2。
※旧製品+弁天橋区仕様。

編成表に従い追って出場させた朱色1号混色編成だがジャンパホース競合という些細な理由で姿を消した。
最近では前面用[総武・中央線 各駅停車]誤乗防止ステッカーが目立つツヌ101F-1(Mc193)よりも登場機会は減少傾向にあった。
しかもクモハ101-154(旧製品),クハ100-53(弁天橋区仕様)と先頭車両のLOTが揃わない弱点を抱えていた。
再組成にはクモハ101-193+モハ100-808(ムコ10F:Mc194)の投入が欠かせず復活は難しいと思う。
なおツヌ116F(Mc154:旧製品)からクモハ101-154+モハ100-168(ツヌ101F-2)を拝借する構成だったため保留車は発生しない。


入工中のクハ101-75,クハ100-78

十一代目ツヌ118Fでの中間組込車から先頭車両へと役割が変わるクハ101-75,クハ100-78の整備内容はほぼ同一となった。
但しクハ101-75(ツヌ118F)ではホース付ジャンパ栓納め部品の再用が行えず別途予備品を切り出している。
当然の如く旧製品LOTジャンパ栓納め部品を充当しており在籍編成との差異が生じないよう配慮した。
行先表示類は[53C 三鷹]としたが[53C]幕にはラシ104F(Mc136)から撤去したばかりの再用品が廻された。
一方[三鷹]幕だが保管品は状態の宜しくない個体で占められており新たに卸した。




クハ100-78 [53C 三鷹]:ダミーカプラー交換,,運行番号・行先表示変更施工。
※再生産品。

ツヌ107F(Tc83:旧製品)で使用していた[三鷹]幕は初期竣工車のためか湯口跡断面が乱れていた。
また純正付属品でありながら設定編成が少なかった模様で他に切り出し済保管品は無かった。
止むを得ず異例の新品起用へと至ったがまずまずの嵌まり具合に達したと思える。
なお再用機会が廻ってこなかった[三鷹]幕だが先頭車両用には向いておらず中間組込車専用とするしかない。




クハ101-75 [53C 三鷹]:旧製品LOTホース無ジャンパ栓納め取付,ダミーカプラー交換,運行番号・行先表示変更施工。
※再生産品。

編成表都合でクハ101形,クハ100形が先頭車両に配されるLP411前照灯車編成は自らプロトタイプを潰してしまった。
更なる組成変更にはサハ101形200番代用床板等を要するため在籍車両を活かす方針とした。
そのためプロトタイプは1978年3月現在まで遡りサハ100-99を含むツヌ113F(Tc74)に決定している。
せっかく手に入った黄色5号LP411前照灯(101系メイクアップパーツ1:11-510)だが今回の出番は無い。


クハ100-78 点灯試験[53C 三鷹]:表示器点灯色変更施工。
※再生産品。


クハ101-75 点灯試験[53C 三鷹]:表示器点灯色変更施工。
※再生産品。

クハ101-75,クハ100-78(ツヌ118F)の表示器点灯色変更結果はそれなりの色温度に纏められたと思う。
またクモハ101-155,クモハ100-108(ツヌ118F)とも大差無く今回はばらつきを抑えられた。
表示器用プリズム色挿式点灯色変更対策はまだ安定感に欠けているが十一代目ツヌ118Fが流れを変えてくれるかもしれない。
今後もツヌ118F(再生産品)の増備と連動する工程でありこの調子を維持できれば理想的である。




ツヌ118F (第一次整備完了)。
※再生産品。

残るモハ100-158以下6両(ツヌ118F:再生産品)の外観点検を済ませ十一代目ツヌ118Fは第一次整備が完了した。
しかしクハ101-75,クハ100-78(ツヌ118F)がダミーカプラーに交換されたため10両編成を組めなくなった。
その結果暫定出場どころか一度も走行機会すら得られないまま発展解消を余儀なくされる。
このまま車両更新に移行する予定でありツヌ118Fとしては最初で最後の姿となった。


クハ101-75,クハ100-78 (ツヌ118F,ツヌ118F)。
※再生産品:ダミーカプラー装着車。

現時点ではクモハ101-155,クモハ100-108(ツヌ118F)だけを更新用種車へ廻す予定で先発入場が決定している。
一方クハ101-75,クハ100-78(ツヌ118F)は車両更新終了後にツヌ113F組成へ着手するため現状維持が確定的となった。
よって十一代目ツヌ118F構成車のうちモハ100-158以下6両を含めた8両が一旦保留車へ廻る。
多少の時間稼ぎにはなりそうであり入場までに車両番号標記位置偏位車の改番方式を決定したい。
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