試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

JR101系習志野電車区107F [Mc191] 4+6編成 (ATS-B形車上子付胴受交換,クモハ100-191 前照灯誤取付解消)

2016-09-20 21:06:44 | 国鉄/JR101系出場:総武・中央線
重過失。

KATO製JR101系ラシ107F(Mc202)は十代目ツヌ118F(Mc155:再生産品←旧ツヌ118F)の導入当初から出場計画が存在した。
プロトタイプはラシ106F(Mc191:旧製品←旧ラシ106F:Mc155←旧ツヌ106F:Mc155←ツヌ118F:Mc155)と対比させる狙いだった。
車両異動を重ねた末に出場へと至ったが事実誤認がありクモハ100-191(ラシ107F)はLP402前照灯車だったと判明している。




JR101系ラシ107F (1988/4)。
[ラシ107F]:Mc202-M'256-T247-T'c34+Tc85-M253-M'247-T290-M262-M'c191
※塗装変更車+再生産品+旧製品。
◆ATS-B形車上子付胴受交換,クモハ100-191 LP402前照灯復旧。

何故ラシ107F(塗装変更車+再生産品+旧製品)でこの様な大間違いをしたか大凡の見当が付いた。
国鉄時代末期の旧ラシ107F(Mc191)は一時的に4+3-3編成を組んでいた。
4+6編成への統一時に旧ラシ106F(Mc202)と一部車両が入れ替えられている。
◆旧ラシ106F:Mc202-M'256-T249-T'c61+Tc69-M253-M'247-T284-M262-M'c191(1986/11)。
◆旧ラシ107F:Mc191-M'248-T247-T'c34+Mc141-M'114-T290_Tc85-M232-M'c171(1986/11)。

◆新ラシ107F:Mc202-M'256-T247-T'c34+Tc85-M253-M'247-T290-M262-M'c191(1987/8)。
ラシ107F(Mc202)にはクモハ101-202+モハ100-256,クモハ100-191+モハ101-262,モハ101-253+モハ100-247が異動した。
組成変更前は旧ラシ106FがLP402前照灯編成で揃っていたがこの異動によりラシ107F(Mc202)にその特徴が移った。
この経緯を失念しラシ107FをLP402前照灯+LP411前照灯編成と早合点したらしい。
実車と乖離したみっともない齟齬を解消するためクモハ100-191(塗装変更車)を入場させた。


入工中のクモハ100-191。
※塗装変更車。

幸い黄色5号LP402前照灯の保管品が激増しており仕様変更に支障は無かった。
そのため塗装変更車へメーカー塗装品のLP402前照灯を取り付ける珍しい展開になった。
LP411前照灯とは異なりライトレンズがその大半を占めるためライトケースの色温度差は気にせずに済んでいる。
種車はクモハ100-143(元ツヌ131F-1:M'c143→クモハ100-133:ツヌ103F-2)であり前照灯取付孔には手を加えていなかった。
よって塗装被膜厚分だけ抵抗が感じられたがLP402前照灯への交換は嵌め込むだけで終了している。


再交換されたLP402前照灯。

元クモハ100-143は当初旧ツヌ131F(Mc70←ツヌ131F-1:M'c143,ツヌ131F-2:T25)に属しておりLP402前照灯車のまま竣工させた。
その後計画変更により幻となったツヌ103F(Tc66:1985/4)用組成準備車に抜擢されツヌ131F-1は廃止となる。
ツヌ103F-2(Tc66)はクモハ100形を2両要し中野方先頭車両のクモハ100-133へ改番した際にLP411前照灯へ交換した。
クモハ100-191への再改番時も誤りに気付かず旧クモハ100-191(元ラシ107F→クハ100-34:ラシ107F)の仕様を踏襲してしまった。
そのため誤考証を引き摺ったクモハ100-191は今更製品原形のLP402前照灯へと戻る羽目になっている。


⇩クモハ100-143 [53C 津田沼]:ツヌ131F-1。

⇩クモハ100-133 [03C 西船橋]:ツヌ103F-2

⇩クモハ100-191 [07C 津田沼]:ラシ107F(LP411前照灯誤取付)。

クモハ100-191 [07C 津田沼]:LP402前照灯,ATS-B形車上子付胴受交換施工。
※塗装変更車。

クモハ100-191がLP402前照灯車へ復帰したため元クモハ100-191用LP411前照灯は保管品に廻った。
これにより手配に苦しんでいる黄色5号LP411前照灯が1灯だけ増加している。
先のラシ104F(Mc136:再生産品+旧製品)でのLP411前照灯交換時に1つを失ったため±0になってくれた。
なおLP402前照灯への交換によりクモハ100-191の前面見附は大幅に雰囲気が変わっている。




クモハ100-191 点灯試験[07C 津田沼]:LP402前照灯交換施工。
※塗装変更車(表示器点灯色変更施工車)。

習志野区101系のうちラシ102F(Mc173),ラシ103F(Mc133),ラシ104F(Mc136),ラシ105F(Mc148)がLP411前照灯編成だった。
LP402前照灯編成はラシ101F(Mc201),ラシ107Fと少数派だが既にラシ101F(弁天橋区仕様+旧製品)を出場させていた。
プロトタイプの隙間を埋めたはずのラシ107FだったがまさかのLP402前照灯編成に改められツヌ101Fと競合が生じている。
一方特徴だと思い込んでいたLP402前照灯車+LP411前照灯車混結編成はラシ106Fのみに減少した。


クモハ101-202 [07C 津田沼]:ラシ107F(ATS-B形車上子付胴受交換施工)。
※塗装変更車

今入場に合わせダミーカプラーをATS-B形車上子付胴受(101系メイクアップパーツ1:11-510)に交換した。
現在ではATS-B形車上子付胴受の新規投入は望めずクハ101-78,クハ100-89(ツヌ123F:Tc78)から捻出している。
純正胴受も遣り繰りが厳しいが今回はクモハ101-202(ラシ107F:塗装変更車),クモハ100-191との振替えで往なせた。
これで在籍する黄色5号編成は津田沼区仕様:製品純正胴受,習志野区仕様:ATS-B形車上子付胴受に統一された。


下廻りの雰囲気も改められたラシ107F。

しかしクモハ100-191(ラシ107F:塗装変更車)の竣工と同時にラシ107Fは存在意義が薄れてしまった。
組成前にLP402前照灯編成だと気付いていればラシ107Fは出場させていなかったと思われる。
前照灯齟齬解消には至った一方で今度はラシ101F(弁天橋区仕様+旧製品)との共存が課題となった。
弁天橋区仕様(Mc170),旧製品,塗装変更車を寄せ集めた旧ラシ101Fは後の車両異動によりメーカー塗装車で統一された。
現在では塗装変更車が主力のラシ107F(塗装変更車+再生産品+旧製品)を上回る編成見附に達している。


ラシ101F,ラシ107F。
※弁天橋区仕様,塗装変更車。


ラシ106F。
※旧製品。

如何せんラシ107F用塗装変更車は仕上がりが悪く同一形態ながら到底ラシ101Fには敵わない。
LP411前照灯車+LP402前照灯車混結編成を維持する方向もあったがラシ106Fが2編成体制になってしまう。
またLP411前照灯編成も十代目ツヌ118Fが分散配置される切っ掛けとなったラシ104Fを更新出場させていた。
加えてLP411前照灯の保管品数そのものが限られており展開は難しく手詰まりとなってしまった。




ラシ107Fサイドビュー(クモハ101-202:ATS-B形車上子付胴受交換施工車)。
※塗装変更車。

そのため落ち着くべき箇所が見当たらないラシ107Fはいまいちしっくり来ない再出場となった。
今後の扱いをどうするかもう一度考えたいが習志野区仕様での存置は厳しい状況にある。
プロトタイプ候補は101系では在籍しないB形防護無線アンテナ追設済津田沼区仕様しか残されていないに等しい。
JRマークインレタ残数都合で余り行いたくはないが津田沼区仕様への改装が最も無難かもしれない。
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