台湾に渡った日本の神々---今なお残る神社の遺構と遺物

日本統治時代に数多くの神社が建立されました。これらの神社を探索し神社遺跡を紹介するものです
by 金子展也

海外神社研究会 台湾神社の創建と鎮座祭およびその例祭における時代背景と催し物の変容

2012-05-27 22:12:42 | 海外神社研究会
先週の5月26日、神奈川大学の海外神社研究会で「台湾神社の創建と鎮座祭およびその例祭における時代背景と催し物の変容」と言うタイトルで、発表を行いました。
この内容は、同大学の非文字史料研究で今年、発行が予定されている年報に寄稿したものの内容を、多少アレンジして発表をしました。興味のある方は是非一読下さい。

当日の発表内容は、下記の通りでした。

北白川宮能久親王とは?
近衛師団の台湾平定
台湾神社の祭神---能久親王と開拓三神
台湾神社建立まで
鎮座祭・大祭式典に向けて
鎮座および祭典での催し物
昭和18年までの催し物の変容と時代背景

後半は、時間が足りなく、急いで説明を行ったため、聞き苦しい点があったかと思います。

参考まで、昭和18年3月に台湾総督府文教局社会課が発行された「台湾に於ける神社及宗教」には遥拝所を含むと196箇所(遥拝所を除く)の神社が掲載されています。この内、26%にあたる50箇所の神社の例祭が10月28日でしたので、当時の台湾のそこら中で大祭があり、島中が賑わっていたことだろうと思います。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 員山公学校校内神社 | トップ | 台北州 芝山巖神社 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

海外神社研究会」カテゴリの最新記事