台湾に渡った日本の神々---今なお残る神社の遺構と遺物

日本統治時代に数多くの神社が建立されました。これらの神社を探索し神社遺跡を紹介するものです
by 金子展也

神奈川大学非文字資料研究センター 第2回公開研究会のお知らせ

2012-11-10 21:46:00 | 海外神社研究会
神奈川大学非文字資料研究センターでは、 『帝国後 海外神社跡地の景観変容 -台湾の事例を中心に-』のテーマで、第2回公開研究会を行いますので、興味のある方はご参加願います。また、同時に、第1回公開展示として、稲宮康人写真展『帝国後-海外神社跡地の景観変容-』も同時開催されます。

2012年度 神奈川大学非文字資料研究センター 第2回公開研究会
『帝国後 海外神社跡地の景観変容 -台湾の事例を中心に-』

開催趣旨:戦前期に、大日本帝国が海外において植民地化した旧台湾・旧朝鮮・旧樺太・旧南洋群島や、旧満州国を中心とした中国などの侵略地に日本人は神社を創設した。それらが海外神社であり、その数は1640余社にものぼるとされている。敗戦とともにほとんどの神社は現地人や日本人自身の手によって破却され、その機能はすべての神社で停止した。
神奈川大学非文字資料研究センターは、共同研究プロジェクトとして「海外神社跡地から見た景観の持続と変容」を組織化している。このたび、本研究班の研究協力者であり、フリーランスのカメラマンである稲宮康人氏の写真展を企画した。氏が共同調査のなか、またはそれ以前から撮り貯めた海外神社跡地の景観に関わる写真展である。内容は戦前期海外に造られた神社で、伊勢神宮を頂点にした神社機構のなかで社格を付与された神社の現在の景観を中心にしたものである。共同調査としておこなった台湾の神社跡地調査の成果も反映し、旧帝国領内の神社を全体と部分の両方から眺めることが意図されている。
写真展に合わせ、本センター主催・2012年度第2回公開研究会を同時開催する。朝鮮半島とともに多くの海外神社跡地を残している台湾の事例について、私どもの集中調査の成果を発表するとともに、内外の研究者をお招きして、神道と歴史の関係性についても問題提起を行う。

公開展示
日 時:2012年12月11日(火)~20日(木) 10:00~16:30
会 場:神奈川大学横浜キャンパス 16号館2階 ホワイエ


公開研究会
日 時:2012年12月15日(土)13:00~17:00
会 場:神奈川大学横浜キャンパス 16号館地下1階 視聴覚B

○開会挨拶:田上 繁(非文字資料研究センター長)
○趣旨説明:津田 良樹(神奈川大学工学部 助教・非文字資料研究センター 研究員)
○報 告:
「台湾神社宮司・山口透と寺廟」
菅 浩二(國學院大學 研究開発推進機構研究開発推進センター 准教授)
「歴史・文化の三度の創り替え-台湾・明延平郡王祠,旧開山神社を素材に-」
中島 三千男(神奈川大学 学長)
「台湾神社から台湾神宮へ」 
津田 良樹(神奈川大学工学部 助教・非文字資料研究センター 研究員)
○全体討論及びコメント:
コメンテーター/蔡 錦 堂(国立台湾師範大学台湾史研究所 副教授)
○司会・進行:橘川 俊忠(神奈川大学法学部 教授)
主催:神奈川大学非文字資料研究センター
(問合せ先)〒221-8686 横浜市神奈川区六角橋3-27-1
神奈川大学日本常民文化研究所 非文字資料研究センター事務室
Tel:045-481-5661(内線3532)Fax:045-491-0659
http://himoji.kanagawa-u.ac.jp/
http://www.kanagawa-u.ac.jp/


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