台湾に渡った日本の神々---今なお残る神社の遺構と遺物

日本統治時代に数多くの神社が建立されました。これらの神社を探索し神社遺跡を紹介するものです
by 金子展也

雨が舞う~金瓜石残照~と海角七号

2009-04-05 00:16:43 | ビデオ・映画紹介
今週は神社の遺跡紹介を一回休み、今月観賞(海角七号は試写会)した映画2本について紹介します。ともに日本統治時代の台湾の歴史に興味を持つ人にお勧めします。
1)雨が舞う~金瓜石残照~
昨年上映された「風を聴く~台湾・九份物語」に続く日本統治時代の基隆にあった金鉱山に関するドキュメンタリー映画です。製作はクリエイティブ21、監督は林雅行さん。金瓜石には日本鉱業(株)時代に建立された金瓜石山私設神社がありました。いずれ、このブログで紹介したいと思います。
http://www11.ocn.ne.jp/~cr21/

2)海角七号
台湾での興行収入2億台湾元(約6億6000万円)を誇る大ヒット映画で、約200万人の方が見たようです。「あなたは何度みましたか?」が最近の台湾人の挨拶言葉にもなっているようです。ストリーは:
日本統治時代であった1940年代に台湾に派遣された日本人の教師は日本名小島友子と言う少女と恋に落ちる。第二次大戦の日本敗戦の後に彼はやむを得ず自国に戻るが帰国の途中で彼は駆け落ちを約束していた恋人の友子を、台湾に置いてきたため、後悔や惜別から7通の恋文を書き綴った。彼が友子を置き去りにした約60年後に台湾南部で物語が再び時を紡ぎだす。
http://japanese.cri.cn/81/2008/11/07/1s128963.htm



その他、台湾関係の映画で近々に上映されるのは、ドキュメンタリー映画「台湾人生」そして長編アニメーション映画「パッテンライ~南の島の水ものがたり~」がある。二本目の映画「パッテンライ」とは「八田が来た」という台湾語の意味で、八田とは烏山頭ダムを完成させ、16,000キロにおよぶ網の目のような用水路のおかげで嘉南平野を台湾最大の穀倉地に変えた八田與一のことです。
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