台湾に渡った日本の神々---今なお残る神社の遺構と遺物

日本統治時代に数多くの神社が建立されました。これらの神社を探索し神社遺跡を紹介するものです
by 金子展也

高雄州 渓州社

2008-12-06 18:32:22 | 高雄州
渓州社はこの東港製糖所構内に鎮座した企業神社である。光復後、東港糖廠として経営が続けられ、1957年6月に南州製廠と名称を変え、2003年にはその製糖業の歴史に幕を降ろした。
現在は台糖南州観光糖廠となっており、市民がバーベキューなどを楽しむことが出来るリクレーションセンターとなっている。神社はこの憩いの場所の奥まったところにあった。幸いにも、本殿が建てられた基壇が残っており、基壇の上には赤い線香が供えられており、今でもお参りに来る人がいるのは印象的であった。
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高雄州 末廣稲荷社

2008-12-06 18:28:58 | 高雄州
末廣稲荷社は現在の国立屏東女子中学校の左前方、中山公園の右奥の屏東老人会裏にあった。当時はお稲荷さん(狛狐)が並ぶ参道を通り、学生が試験の成功を祈って参拝に来ていたようである。現在は廻りの木々に囲まれた六角形の屋根をした涼亭となっている。稲荷神社の本殿があった小高い高台の周りには4つの入口をもった防空壕が残っている。
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高雄州 鳳山神社

2008-12-06 18:19:20 | 高雄州
鳳山神社は新興里經武路にある県立鳳山病院の場所に建てられた。神社が取り壊わされた後、唯一一対の狛犬だけが鳳鳴路鳳明街にある城隍廟の入口に移され、主人を替えて城隍廟を守護している。城隍廟は犯罪に関する公正無私の、いわゆる「神判」を求める一般民衆の間で信仰心の厚い城隍爺を祀っている。
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