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付け焼き刃の覚え書き

 開設してからちょうど20年。はてなにお引っ越しです。https://postalmanase.hateblo.jp/

「ゴジラ」 香山滋

2004-04-03 | 怪獣小説・怪獣映画
 子供も大きくなったので、そろそろよかろうと『ゴジラ』を与えてみる。もちろん子供に添加物の含有されたものを与えるなど論外であるので、昭和30年版を昭和51年に復刻した香山滋の奇想天外ノヴェルス版。文章作法では禁じ手とされていて、昨今ではライトノベルかPBMのリアクションくらいでしかお目にかかれない「ボキーン、ザザ…」「グワーッ!!」とかの擬音満載。なんか目から鱗が落ちてしまうよね。(……という話をしたら「架空戦記あたりじゃ編集者が擬音をどれだけいれろと指示してるんだよ」とのツッコミが。そうか!?)

 ゴジラ 東京編・大阪編を読了したので、そのまま映画版鑑賞。うーん、もはや天災だよね。単なる特撮レベルだったら、今の作品の方が遙かに上なんだけれど、モノクロ画面が効果を出してるんだな。
 でも、こうやって、原点が最初に頭に入っていれば、あとはゴジラが正義の味方だったり、単なる巨大な野獣だったり、あるいはストーリーが破綻していたり、ゲスト役者が浮いているようなゴジラ映画を見ても平気さ☆ パロディを見てオリジナリティを讃えるような物知らずにはしたくないじゃないか……。
 不思議な話に出てくる博士が不自然ではいけないのだ。

【ゴジラ】【香山滋】

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