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後天的に能力が覚醒した伊上浩介はもう35歳の三級冒険者。あと3カ月でお勤めが終わるというところまで来たのだが、そんなとき期限間近なのに人数不足でダンジョンに挑めず落第寸前の女子高生グループから助っ人依頼を持ちかけられた。しかし、彼女らはダンジョン初挑戦ながら覚醒の度合いは特級・一級という将来のエリート候補生だった……。
「嫌々ながらやってきたが、それでも五年近くあのクソみたいな場所で生き残ってきたんだ。冒険者としての信頼は、一級でも何もなしていないお前より、三級で何年も生き残ってきた俺の方が高い。それを頭に入れておけ、新人」
ダンジョンが出現している現代日本で、生存に特化したおっさん冒険者が才能S級の女子高生を育てる最強勇者育成譚。
読みつつ既視感にとらわれるので、多分、連載開始初期に読んでヒロインが嫌いで読むのを止めた口かなあ(今は読んだ作品は「小説家になろう」サイトでポイント入れるとか履歴を残して読んだ痕跡を残せるので大丈夫です)。でも、あらためてまとめて最後まで読むと面白いです。学生生活の3年間を舞台に恒例の年中行事とかは抑えつつ、端折るところはさっくり端折り、2週間、3カ月くらい飛んでもポイントは抑えて描くメリハリのついた構成で飽きませんでしたし、おっさんと少女たちの気持ちや関係性の変化とか、ライバルとの立ち位置とか見所も多いですね。
【最低ランクの冒険者、勇者少女を育てる〜俺って数合わせのおっさんじゃなかったか?〜】【おい勇者、さっさと俺を解雇しろ!】【農民ヤズー】【桑島黎音】【HJ文庫】【小説家になろう】
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