「賢明な人間はゴリ押しすべきでない時期を心得ている。トラブルを起こすのは愚か者だよ」
長弓の言葉。
今回は槍使いの長・両手のトランターと女戦士のトレニシア女王を中心に話が進み、それぞれの視点からヴラーの昆虫人軍団との戦いの様子が描かれます。ということは、同じ話が何度も何度も再話されるってことですが。
でもって、古き神々は自覚症状が出るほど耄碌し始め、昆虫人は少しずつ知恵をつけ始め……というか、人間の戦い方を真似始め、春までに決着をつけなければ数で劣る人類が勝つチャンスは失われると思われます。しかし、若き神々は静かに影響力を広げ、その神々を見守り操るマザーも少しずつ舞台の中央へと移動し始めるのです。
まあ、精神的に老いぼれたと自覚のある神々は、嬉々として雑用を片付けるようになるので問題ないのですが、老いゆえか権力への妄執が強くなる神はみんなの嫌われ者。敵が無個性な昆虫人で描写が一方的になるゆえに、語り手の視点をころころ変えたというのかもしれませんが、そのせいで今ひとつ緊迫感が足りないところがありました。いくら「謎の疫病!」といっても、それ、100頁前で解決してたよねという感じで。
緊迫感が出てくるのが、味方の内輪もめの予感でというあたりが悲しいなあ。
【不死なる侵略者】【ドラル国戦史】【エディングス】【砦】【煙】
長弓の言葉。
今回は槍使いの長・両手のトランターと女戦士のトレニシア女王を中心に話が進み、それぞれの視点からヴラーの昆虫人軍団との戦いの様子が描かれます。ということは、同じ話が何度も何度も再話されるってことですが。
でもって、古き神々は自覚症状が出るほど耄碌し始め、昆虫人は少しずつ知恵をつけ始め……というか、人間の戦い方を真似始め、春までに決着をつけなければ数で劣る人類が勝つチャンスは失われると思われます。しかし、若き神々は静かに影響力を広げ、その神々を見守り操るマザーも少しずつ舞台の中央へと移動し始めるのです。
まあ、精神的に老いぼれたと自覚のある神々は、嬉々として雑用を片付けるようになるので問題ないのですが、老いゆえか権力への妄執が強くなる神はみんなの嫌われ者。敵が無個性な昆虫人で描写が一方的になるゆえに、語り手の視点をころころ変えたというのかもしれませんが、そのせいで今ひとつ緊迫感が足りないところがありました。いくら「謎の疫病!」といっても、それ、100頁前で解決してたよねという感じで。
緊迫感が出てくるのが、味方の内輪もめの予感でというあたりが悲しいなあ。
【不死なる侵略者】【ドラル国戦史】【エディングス】【砦】【煙】
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