本当に寡作なので、嫁さんなんかもすっかり忘れていて、「ほら、あの『星虫』の」と言って、「あー、あー、好きだったのよ!」と言われてしまう岩本隆雄の6年ぶりの新刊。面白かった。
でも、この朝日ノベルズって新書の位置づけがよく分からなくて、この本だけ読むとソノラマ文庫より青い鳥文庫に近いんでないかなあと思いました。主人公が、自分に自信が持てなくて最後まで後ろ向き。小学5年生という設定なので仕方がないし、小中学生の読者なら共感するかも知れないけれど、今の自分が読むと歯がゆいですね。「この期に及んでまだ逃げるかっ!?」と。
かといって、小中学生を読者に想定しているなら、少し説明部分が細かすぎないかなあと思いました。考えた設定は全部書きたいというような、説明過多の傾向。もっと端折ってテンポ良く進めれば良いのにと思うところもあり、その分、終盤のクラスメートたちとの絡みにもう少しページを割いてくれたら嬉しかったな。あれはあれで良い話で悪くないけれど、もう少し活躍してもらう余地はあったんじゃないかな。
内容的には、表紙から得られる情報の通り。
黒犬が友だちのちょっと背の高い女の子(内田一希)が、いかにも元気そうな男の子(稚村保)、ボーイッシュな女の子か美少年か判りにくい男の子(三ツ谷翔太郎)、宇宙服みたいな防御服を着たアレルギー体質の女の子(山重風花)と、夏休みに銀河の運命を左右する事件に巻き込まれるという話。肝試しと花火大会もあります。
鼻毛に鼻水は確かに小学生向けのネタだと思う。
【夏休みは銀河】【岩本隆雄】【悪ガキ三人組】【精神生命体】【月面の爆発】【移民船】【V】
でも、この朝日ノベルズって新書の位置づけがよく分からなくて、この本だけ読むとソノラマ文庫より青い鳥文庫に近いんでないかなあと思いました。主人公が、自分に自信が持てなくて最後まで後ろ向き。小学5年生という設定なので仕方がないし、小中学生の読者なら共感するかも知れないけれど、今の自分が読むと歯がゆいですね。「この期に及んでまだ逃げるかっ!?」と。
かといって、小中学生を読者に想定しているなら、少し説明部分が細かすぎないかなあと思いました。考えた設定は全部書きたいというような、説明過多の傾向。もっと端折ってテンポ良く進めれば良いのにと思うところもあり、その分、終盤のクラスメートたちとの絡みにもう少しページを割いてくれたら嬉しかったな。あれはあれで良い話で悪くないけれど、もう少し活躍してもらう余地はあったんじゃないかな。
内容的には、表紙から得られる情報の通り。
黒犬が友だちのちょっと背の高い女の子(内田一希)が、いかにも元気そうな男の子(稚村保)、ボーイッシュな女の子か美少年か判りにくい男の子(三ツ谷翔太郎)、宇宙服みたいな防御服を着たアレルギー体質の女の子(山重風花)と、夏休みに銀河の運命を左右する事件に巻き込まれるという話。肝試しと花火大会もあります。
鼻毛に鼻水は確かに小学生向けのネタだと思う。
【夏休みは銀河】【岩本隆雄】【悪ガキ三人組】【精神生命体】【月面の爆発】【移民船】【V】
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