付け焼き刃の覚え書き

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「レベル94少女からの最後の挨拶」 汀こるもの

2020-11-21 | ホラー・伝奇・妖怪小説
「若人は悩みが多いなあ。昔の日本人、もっと無茶苦茶やってしれっと生きてたぞ」

 三の姫の従者で汚れ仕事専任の雀が壊れた。報われないまま、ちょいと人を殺しすぎたらしい。ついでに諍いで殺せぬはずの神使である毛野まで殺してしまったので、霊的にぽっかり大穴が開いてしまった。
 この穴を埋めるために現れたのが、1つのネタで800年使い回されてきた男ことネームド大天狗、遮那王尊。つまり源義経である。
 かくして渋谷のスクランブル交差点を舞台に、たった2人の妖怪大戦争が始まった……。
「人を鬼舞辻無残みたいに。別に現行人類に迷惑かけるつもりなかったんだよ。楽しくやってたらヘリ落として瘴気出てただけで。ごめんって。忘れて」

 いつもより若干ハイテンションな最終巻。そして、今回は講談社ではなく、クラウドファンディングによる自費出版で、装丁は講談社版と並んで遜色なし。面白いけれど打ち切られた話は多いので、こういうスタイルがもっと増えると良いな。

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