付け焼き刃の覚え書き

 本や映画についての感想とかゲームの覚え書きとかあれこれ。(無記名コメントはご遠慮ください)

「救命戦士ナノセイバー」 NHK教育

2007-10-20 | 宇宙・スペースオペラ
 珍しくもダイレクトEメールの広告を読む気になり、新品DVDのセールスに気がつき、暇に飽かせてチェックをしていたら『救命戦士ナノセイバー』のDVDボックスが55%オフというのを見つけ、家族会議を緊急招集して購入を即決!

 22世紀の地球では人体を再現したバーチャル世界を利用して患者の治療を行う技術が確立していた。彼らナノセイバーが遭遇するのは暴走したナノマシンやレトロウィルス……
ということで、『救命戦士ナノセイバー』というのはNHK教育で放映されていた、コメディアンの大人と10人ほどの子供が右往左往するバラエティ番組『天才てれびくん』という子供向け番組の1コーナー。アニメとしては第3弾。
 子供らが演じる実写パートとCGパート、アニメパートが混ざり合った作品。現実世界が実写とCGで、バーチャル世界にいくとアニメになるわけで、実写パートとアニメパートの乖離にむず痒くなったりする面もあります。多々。慣れないとつらいというか、まとめ見するとつらいわけですが、そこは慣れというか我慢。まったく子供向けに手心を加えないSF塊です。

 そもそも最初の頃は治療用ナノマシンがコースを外れているとか、絶滅しそうになった地球最後のヒト回虫を救うべく奔走したりと「ああ、『ミクロの決死圏』を今風にアレンジしたのね」と思わせておいて、いきなりエドモンド・ハミルトンですからね。『太陽系七つの秘宝』というか『フェッセンデンの宇宙』。両極は一致し、ミクロはマクロであり、人は体内に無限の宇宙を持つっていうところ。ナノマシンやサイバースペースだけならまだしも、3つの銀河系をリンクさせた情報場が生み出した集合知性だとか宇宙全体の相転移だとか、この作品の対象年齢はどのあたりなんでしょう?
 ウェンツ瑛士が若いよ……。

【救命戦士ナノセイバー】【ナノマシン】【相転移】【集合知性】【ミクロ宇宙】

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