
うん、面白かった。現代の池袋に集う若者たちの群像劇に、首無しライダーやら人体実験を繰り広げている製薬会社なんかが絡んで、いつもの成田節。ただ初期よりだいぶこなれていて読みやすい。
唯一、気になったのはイラスト。
デュラハンが駆っているオートバイ、イラストの大きさが小さすぎないかい? あのサイズだと普通はオートバイとはいわない。たぶん原付自転車。
ところで前に友人と電話で話していて、「PBMのマスターやプレイヤー出身の作家って、やたら登場人物をたくさん出さない?」という話になったことがあります。本当にそうなのかは判りません。PBMあがりの作家は皆登場人物が多いのか、そうだとしても、それはPBM出身者のみに限定されたことなのか(ライトノベル全般の特性という可能性も…)。
新城カズマは『ライトノベル「超」入門』にて主要キャラは「4~7がちょうどよい」という経験則を分析していますが、少なくともPBM経験者は、個性的なキャラをたくさん出しても苦にしない、というか使いこなせるがは多そうです。
【デュラララ!!】【成田良悟】【ヤスダスズヒト】【電撃文庫】【怪人】【妖怪】【ライトノベル「超」入門】
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