![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/77/c7606e7176609f472417c9f09e0cc9b6.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/28/aafaa513990f0c14247a6ad415f362d3.jpg)
ナーラ・スィーフィーアの言葉。
夢乃にとって石川涼はご近所の幼馴染みの男の子で、同じ高校2年のクラスメイトで、小学生の頃はお父さんの仕事の都合で長く外国へ行っていたし、今でも週末とか長期休暇は遠出することが多く、最近お父さんが再婚して義理のお母さんと妹ができた……くらいしかしらない。
ところがある日、謎の転校生がやってきてから状況が一変した。
何もない空間を割って美少女が飛び出してくるし、空から円盤で美少女が降ってくるし、隣の席の無口な少女はアンドロイドで、どいつもこいつも涼に助けて欲しいと言ってくるのだ。
夢乃には信じられない話だけれど、彼は小学生の頃に伝説の勇者として異世界で魔族の軍団と戦い、中学生の時にはクローン海賊を壊滅させて汎銀河に平和をもたらし、最近ではヨーロッパ方面で暗躍していたオカルト秘密結社を撃退していたというのだけれど……。
「「「世界の危機です。救ってください!」」」
「1カ月ほどで全部片付ける」
こういう話、大好き!
ステレオタイプのよくある話を、たった1人のパワープレイで解決していた少年が、すべてを一度に解決しなければいけなくなり……という……なんでもありでも、一度にやるのは限界だという話。
主人公が弱点があるなりに最初からできすぎなんだけれど、状況が状況だけに仕方がない。さっさと何を諦め、何を救うか決めなくてはいけないのだから、うじうじ悩んでいたら1冊で話が終わらない。
でもいちばんダメなのは親父さんだと思う。なんというか、笈川かおるの『いざ高く・旗かかげ』の親父さんと同じタイプといえば、分かる人は分かってくれると思います。(2011-03-01)
出版社を変え、改題加筆し、二分冊化しての再登場です!
今ではありきたりのタイトルになっちゃったけれど、こちらの方がキャッチーなのかな。
【ステレオタイプ・パワープレイ】【川口士】【ぴと】【この家に勇者様もしくは救世主さまはいらっしゃいませんか?!】【鈴木屋16号店】【魔族は共和制】【クローンは超能力者】【無人戦闘機】【先史文明の情けない末路】【昔救った異世界の王女様たちが俺の家に押し掛けてきて幼なじみが激怒しているのだが】
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます