「本は生ものなんだ。いつまでもあると思っちゃいけない。読みたい、と思ったらぼくはできるだけ買う。次に行った時にあるとは限らないから」
万葉は目が合った本は買えと。
中学時代に不登校だった一橋沙羅は通信制高校に進む事にしたが、その登校日に幼馴染みの近藤万葉と再会する。だが、万葉の方は知らないふりで素っ気ない。いつも本を読んでいる理由のひとつが「返事しなくていい理由になる」というくらい人付き合いが嫌いだ。
そんな万葉につれなくされても積極的に話しかけ続ける沙羅だが、もともと彼女だって人付き合いは苦手だし、そもそも人間関係のトラブルが不登校の理由だ。着ている服もゴシックっぽいドール風のドレスにした沙羅は、万葉との再会に高校デビューのすべてをかけていたのだ……。
本を通じて広がっていく人間関係の中で、自分は何者になるのか、何をしたら良いのか、どう生きたら良いのか試行錯誤を続ける2人の男女の青春ストーリー。明解な結論はないし、登場人物は最後まで迷い続けているけれど、もつれていた糸がほどけ始めて、なんとなく方向性が見えてきたかな……くらいの連作短編集。
進路や人間関係に悩み続ける高校生向けに書いたというけれど、あまりそれっぽくないので初出を見たら「オール讀物」。確かに納得。「オール讀物」なら確かに載ってそうなカラーです。
【万葉と沙羅】【中江有里】【中田いくみ】【文春文庫】【大切な人と本でつながる瑞々しい青春小説】【傑作青春小説】【実は、まわり道は一番近いのだ。】【万葉集】【沙羅双樹】【知多半島】【失われた時を求めて】【やまなし】【銀河鉄道の夜】【わたしとあそんで】【草の花】【ハーモニー】【この道】【廃市】【猿の手】【平家物語】【こころの処方箋】【14歳からの哲学】
万葉は目が合った本は買えと。
中学時代に不登校だった一橋沙羅は通信制高校に進む事にしたが、その登校日に幼馴染みの近藤万葉と再会する。だが、万葉の方は知らないふりで素っ気ない。いつも本を読んでいる理由のひとつが「返事しなくていい理由になる」というくらい人付き合いが嫌いだ。
そんな万葉につれなくされても積極的に話しかけ続ける沙羅だが、もともと彼女だって人付き合いは苦手だし、そもそも人間関係のトラブルが不登校の理由だ。着ている服もゴシックっぽいドール風のドレスにした沙羅は、万葉との再会に高校デビューのすべてをかけていたのだ……。
本を通じて広がっていく人間関係の中で、自分は何者になるのか、何をしたら良いのか、どう生きたら良いのか試行錯誤を続ける2人の男女の青春ストーリー。明解な結論はないし、登場人物は最後まで迷い続けているけれど、もつれていた糸がほどけ始めて、なんとなく方向性が見えてきたかな……くらいの連作短編集。
進路や人間関係に悩み続ける高校生向けに書いたというけれど、あまりそれっぽくないので初出を見たら「オール讀物」。確かに納得。「オール讀物」なら確かに載ってそうなカラーです。
【万葉と沙羅】【中江有里】【中田いくみ】【文春文庫】【大切な人と本でつながる瑞々しい青春小説】【傑作青春小説】【実は、まわり道は一番近いのだ。】【万葉集】【沙羅双樹】【知多半島】【失われた時を求めて】【やまなし】【銀河鉄道の夜】【わたしとあそんで】【草の花】【ハーモニー】【この道】【廃市】【猿の手】【平家物語】【こころの処方箋】【14歳からの哲学】
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます