「……踏み入れたら死と隣り合わせの未踏領域で、人間には危険な“神樹の森”なんだけどなぁ」千種はソウジロウのスローライフに微妙に納得いかない。彼女自身のＱＯＬも向上しているので文句はないけど……。
ブラック企業で過労死した桧室総次郎を異世界に導いてくれたのは、かつて彼が山歩きで手入れしたことのある石像の女神様だった。もうほとんど力を失った女神では彼をブラック労働から救うことはできなかったけれど、最後の力で「味のしないメシはもう嫌だ。平穏な田舎暮らしがしたい」という願いを叶えましょう。異世界転生で……と放り出されたのは、エルフも住めないと言われた魔境。
しかし、あらたに健康な身体で人生をスタートさせたソウジロウの手には、趣味のモノづくりに大活躍の神器〈クラフトギア〉があった……。
夭逝した善人が万能神器片手に森の奥に放り出され、魔獣もなんのそのでマイペースで開拓を始めます。変わり者のエルフさんがお隣になったり、精霊獣が住み着いたり、何年か前に異世界転移してきた実質ＪＫが流れてきたりする、おおむねスローライフなセカンドライフもの。
【異世界のすみっこで快適ものづくり生活～女神さまのくれた工房はちょっとやりすぎ性能だった～】【長田信織／稲穂乃シオリ】【東上文】【電撃の新文芸】【カクヨム】【竜田揚げ】【から揚げ串】【風呂】【交尾ができる部屋】
