マザーとの死闘には勝利したものの魔王の注意を引くことになる。マザーは魔王がある目的のために配置して育てていたのだ。それが侵蝕されたとなれば放置はできない。魔王は蜘蛛子を駆逐した……。
蜘蛛の魔物に転生してしまった主人公のサバイバルも５冊目。どれだけ強くなっても生きるためにいつでも必死なのだけれど、最近は並列思考の分体が勝手に動き出して大変です。今までは意識を分散させて複数の作業をさせることで生き残っていたのに、分散させた意識が勝手なことを始めても、みんな同格で主体がないので収拾がつきません。サイバーハッキング戦闘の余波みたいなものです。
一方、他の転生したクラスメイトたちはエルフの里をめぐる攻防戦に巻き込まれていて、吸血姫に転生してしまったソフィアを軸に、蜘蛛子の物語の流れと他の転生者たちとの流れが１つに合流しようとしています。
帝国も悪逆非道なんだけれど、エルフの方も胡散臭いので、そこにさらに魔王の第三勢力が介入しても、がんばれーとしか言えません。巻き込まれた方はたまったものじゃないけれど。
【蜘蛛ですが、なにか？５】【馬場翁】【輝竜司】【カドカワBOOKS】【モンスター転生】【ドラゴン最後の戦い】【エルフの里侵攻】
