
その目的はアーサー・ゴードン・ピムに関する記録にあった……。
19世紀末に書かれた南極航海譚。
この作品について知ったのは、例によって1990年の某PBM(主に郵便媒介で複数のプレイヤーが交流したり協力したり競い合うRPG的なゲーム)にて。そのときは、手に入らなかったので人づての噂だけだったのだけれど、その数年後には何を血迷ったか集英社がジュール・ヴェルヌ・コレクションを刊行させてしまい、空飛ぶ船やら海底の船の話やらあれこれまとめて読む機会を得ました。
長い話ではありますが、教養小説の一面もある科学小説なので今の視点では冗長に思えなくもなく、映像化されたらスリル満点のクライマックスも身も蓋もないオチのような気がして、少し自分の中でハードルを上げすぎたかと反省。
【氷のスフィンクス】【ジュール・ヴェルヌ】【ジュール・ヴェルヌ・コレクション】【集英社文庫】【豪快な海洋冒険譚】【地底旅行】【地球空洞説】【ネモ船長】【南極大陸】【ナンタケット島出身のアーサー・ゴードン・ピムの物語】【ベルヌ】