
老騎士バルド・ローエンの言葉。
旅を続けるバルドたちの一行は、行き倒れていた1人の女騎士を助ける。試練の旅の途中、同行していた従者たちに裏切られたのだ。
この女騎士ドリアテッサに戦い方を教え直すよう、バルドが命じたのは、流浪の騎士ヴェン・ウリルだった……。
死に場所を求めるはずの旅が、いつしか新しく生きるための旅へと変わっていき、その中でさまざまな出会いと別れ、そして再会が繰り返されます。
1つ1つのエピソードは短くて、しかもその中で必ず美味いものを飲み食いしているので、どうしてこれで話が進むのか不思議なくらいです。
そして食べてばかりですが、これこさまさに騎士物語。ただ、その騎士が忠誠を捧げている相手が誰か……というところが、これまでの騎士物語と違うので、そこが面白く読める理由なんだと思います。普通の騎士物語にありがちな、自己陶酔から始まるドロドロの愛憎劇とか承認欲求なんかありませんから。
【辺境の老騎士2】【新生の森】【支援BIS】【笹井一個】【エンターブレイン】【グルメ・エピック・ファンタジー】【鍋奉行】【魔獣狩り】【盗賊退治】【米】【味噌】【リゾット】【武闘会】【フライドポテト】【菜種油】【ビーフステーキ】【領主の帰還】【ローストチキン】