
「つまり、王国は王不在な上に王選出のドタバタで混乱中。他国との関係も縮小して鎖国状態。そこへ現れる謎の異国人俺--俺超怪しいな!」
うさんくさい大貴族やら態度のでかい双子のメイドに囲まれ、一歩間違えたら誰にいつ殺されてもおかしくない状況にあった……。
貴族の邸宅を舞台にした第二幕でも、何も考えてないような、考えたことをそのまま口から垂れ流すような言動で周囲に混乱をまき散らしています。でも、いろいろ関係を積み重ねてもすぐに忘れ去られて白紙に戻ってしまうにも関わらず、あくまで一途な思いを貫き、無力ながらも最善の道を試行錯誤で探り、自分の知っている人は1人たりとて不幸せにしちゃいけないと、何度も殺され裏切られながらも頑張る主人公は想像以上に正統派でした。
ドラマCD『絢爛舞踏祭』でコムラ・イイコも言ってましたが、忘れられるというのは辛いことです。でも、その辛さを無視してでも、やらなきゃいけないことをやろうとする主人公の芯の強さに惚れ込みました。
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